「綺麗にしてあげる」処女喪失直後に義母とレズビアン… #4

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2022-12-23 19:55
投稿日:2022-12-16 06:00

すべては「新婦の儀式」のためだった

――お義母様であるE美さんとの思わぬキス……。その後をお聞かせください。

「はい……。処女を義父に奪われ、私は混乱状態でした。処女喪失の痛みもそうですが、一番つらかったのは、心の痛みです。まさか、レイプ同然で処女を捧げるなんて……。

 そのうえ、E美さんが十代のころからA太郎さんの性処理相手となり、今も近親相姦が続いているなんて……もう異常としか思えません。

 でも、私はされるがまま。

 抵抗することができなかった……。うまく言えませんが、『とにかく早く終わってほしい』という気持ちが大きかったのかもしれません。

 そんな気持ちと同時に、『A太郎さんは私を本当に愛してくれているの?』という疑問もわいてきて……。彼が私の体に一切触れてこなかったのは、この『新婦の儀式』のためだったんだと、ようやく気づいたんです。

 ただ、不思議なんです。義父に貫かれながら、E美さんの顔が迫り、キスをされたことで、いくぶんか怖さが和らいだんです」

変? 義母とのキスをご褒美に感じてしまい…

――怖さが和らいだのですか? 

「はい、威厳ある義父とは対照的に、E美さんは美しくてエレガントで……。だから、アメとムチではありませんが、彼女からの接吻は、私にとって試練を克服したあとのご褒美のキスのように思えてきて……変ですよね? 

 でも、彼女の行為を肯定的に受け止めることで、自分の精神状態を保とうとしていたのかもしれません」

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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