「赤ならまかせて」と言えるようになる!?
フリーアナウンサーの市野瀬瞳です。前回は「白ワインの基本4品種」をご紹介しましたが、今回は赤ワインバージョン!
ワインを楽しむ席では、泡や白ワインから始まり、その後は必ずと言っていいほど赤ワインの流れになりますよね♪
そんなとき「赤、何にする? お好みの品種は?」とか「赤ワイン、おまかせするから決めて!」な~んて振られてもあたふたしないように(コレ昔の私の姿・笑)、お店で買う、お店で飲む、おうちで飲む際に「絶対に役立つ王道の赤品種4種」をご紹介します!
絶対に役立つ!王道の赤品種4種
1. カベルネ・ソーヴィニヨン
世界で最も人気のある「カベルネ・ソーヴィニヨン」(以下CS)。フランスのボルドー地方が原産の黒ブドウで、栽培面積も広いだけに世界中いたるところで栽培されています。
ワインは色が濃く、ブラックベリーやカシス、ミントやスパイス香などの豊かなアロマで、タンニン強めの凝縮感ある味わい。木樽で熟成させたものはバニラやコーヒーのニュアンスも加わり、「品もありつつ力強い」風味です(こんな女性になりたい!笑)。
飲みごたえのあるワインですので、やっぱりステーキなどしっかりめのお肉料理に合わせたいですね♪
2. ピノ・ノワール
CSと並ぶ「二大高貴黒ブドウ」のひとつが、フランス・ブルゴーニュ地方原産の「ピノ・ノワール」。「しなやかで官能的なワイン」と言われたりもします♡(私も言われてみたい…笑)
色調は明るめのチェリーレッド。赤いベリー系果物やチェリーなどの果実香に加え、紅茶やバラの花といった華やかな香りを放ちます。
渋みは穏やかで酸味が強いのが特徴で、フランスやドイツで造られるものは繊細でエレガントな味わい。ニューワールドといわれる、欧州圏と比べるとワイン造りの歴史が浅いニュージーランドやアメリカ、オーストラリアは完熟した果実の甘さが前面に出たジューシーなスタイルに。“新旧”ともに鶏肉料理とのペアリングがオススメです。
ちなみに、フランスのシャンパーニュ地方で造られる最高級スパークリングワイン「シャンパン」の主要品種でもありますよ♪
3. メルロ
そしてCSと同じくボルドー原産で世界中で栽培されている品種が「メルロ」。ボルドー地方でおなじみの品種といえば、CSと思いがちですが、メルロの栽培面積はその2倍以上! 多産で病気に強く、滑らかで包み込むような果実味が人気の秘訣です。
色調は凝縮感ある黒みがかったダークチェリーレッド。甘美で肉厚な果実を思わせる香りで、酸味は低く、柔らかな心地よいタンニン。豊満・濃厚でまろやかな味わいが特徴です。デミグラスソースたっぷりのハンバーグのほか、赤味噌や甘辛いソースを使ったお料理にも最強に合います!
4. マスカット・ベーリーA
やっぱり日本固有種もご紹介したい! 新潟原産の「マスカット・ベーリーA」。国内の赤ワイン用ブドウ品種の中で生産量が最も多く、その約半分が山梨県です。
外観は明るく輝くチェリーレッドで、イチゴキャンディーや綿菓子を思わせる可愛らしい甘~い香りが広がります。味わいはフレッシュな赤い果実味でタンニンは穏やか、軽やかでフルーティーなやさしい口当たりです。
この品種特有のイチゴ香の成分(フラネオール)はトマトにも含まれているので、トマトを使ったお料理はもちろん、オムライスなどケチャップを使用した家庭料理にもペアリングとしてよく合います♪
CS100%の「コレぞカベソー!」な神旨ワイン
……と、基本品種をざっくり頭に入れて飲みたくなったところで(笑)、本日オススメの1本は、伝統国フランスのCSを100%使用した「コレぞカベソー!」的な味わいの『La Gauphioe Cabernet Sauvignon(ラ・ゴフィーヌ・カベルネ・ソーヴィニヨン)』(税込み1529円)。成城石井で購入しました。
濃縮感あるダークチェリーレッド色から放たれるカシスやバニラの香り。CSならではの濃厚な果実感とスパイシーなニュアンス。口の中全体にワインを行き渡らせて飲み込んだ後、その余韻に赤身肉を入れたくなります。ビターチョコなんかも良いですね♪
「とりあえず!」の上記品種と味わいを頭の隅に入れておけば、飲み会の席で恥をかくことはございません(笑)! そしてアナタもかわいいワインラバーの仲間入り♪ 赤ワイン片手に豊かなワイン生活を……♡
※本文内のワイン価格等は著者購入時のデータとなります。
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