更新日:2025-03-17 06:00
投稿日:2025-03-17 06:00
この連載では美容医療“若葉マーク”の方々に向けて、テッパンの不安や疑問を分かりやすく“一発回答”。今回はお悩みの多い「ほくろ」について。美容医療11年目の美容外科医・増田えりかが気になる保険適用の条件なども含め、基本のキからアドバイスしていきます。
ほくろとシミ、何が違うの?
まずは、ほくろとシミの違いについてお話ししましょう。前回のテーマでもあった「シミ」はメラニン色素が沈着し蓄積されていったものですが、「ほくろ」の場合は、ほくろの元となる細胞のメラノサイトが増殖したものとなります。
シミとほくろでは色や形も異なり、細胞の増殖であるほくろの方が、色が濃く、境界がはっきりとした形をしています。
細胞増殖が進んだほくろは、画像【A】のように、ドーム状に盛り上がってきたりもします。紫外線が原因とされるシミの場合は、進行するとボコボコっとした脂漏性角化症と呼ばれるイボの種類となりやすく、50代を超えて、しみを放置すると盛り上がってくるものがそれに該当します。
ほくろができる要因は主に3つ
ほくろができる主な要因は3つ。遺伝や紫外線、ホルモンの影響が考えられます。みなさんもお気付きのように、ほくろができやすい体質は遺伝するといわれています。
紫外線を浴びるた肌はメラノサイトを刺激され、メラニンの生成が活発化するとほくろができることがあります。露光部と呼ばれる日焼けしやすい部位(顔、手、首など)にできやすいのはそのためで、外出時には日頃から日焼け止めを塗りましょう。
紫外線からお肌を守る対策は、しみ、しわだけでなく、ほくろの予防にも大切なので、マストで継続して行っていきたいところですね。
ほかにも、妊娠や思春期などホルモンバランスが変動しやすい時期、加齢により細胞のエラーが起こりやすくなる50代以降でも新たなほくろができやすくなります。ほくろは摩擦などの刺激によってもできるので、服やアクセサリーで擦れる部位は特に注意しましょう。
ビューティー 新着一覧
唇を乾燥から守ってくれるリップクリーム。「一年中手放せない」という人も多い、必須アイテムのひとつですよね。定番のメンソ...
コロナ禍が始まってから、私たちの生活に欠かせなくなった「マスク」。そんなマスクは、気になる肌悩みをカバーしてくれるとい...
口腔ケアを怠ってしまうと、認知症をはじめ、さまざまな病気が起こると問題視されるようになった昨今。しかし、その受け止め方...
お風呂上がりに行うケアって、やることが多いですよね。顔につける化粧水や美容液のほかにも、髪につけるトリートメントオイル...
髪の毛が乾燥して“ドライヘア”になってしまうと、見た目もパサパサになりますし、ヘアセットもなかなかうまく決まらないもの...
ニキビや肌荒れとは違い、シミはずっと付き合っていかないといけない悩みですよね……。でも、隠そうとしても余計目立ってしま...
最近はコロナウィルスの影響でリモートワークが増え、自宅で仕事をする人がとても多くなりましたね。でも、そういった生活が続...
部屋の中が乾燥していると、肌だけでなく唇も乾燥しやすくなります。唇の荒れが気になっている人は、唇を舐めたり、皮を無理や...
オルチャン(韓国)メイクのトレンドが続く中、2020年はNiziUやBTSなど韓国アイドルがブームになりました。日本の...
海外セレブが繰り返しSNSに投稿して話題となった、「スーパーフード」。美容や健康に効果的だと注目されましたが、聞き慣れ...
マスク生活が当たり前となった今、さまざまな問題が起きています。それはほかならぬ「老け見え」。今回は、日本化粧品検定1級...
“メイク崩れ”と言えば、夏のイメージですが、実は冬のメイク崩れもなかなか手強いです。でも、「あまり汗をかかないのにどう...
運動する機会が少なくなってしまうと、少しずつ気になり始めるのが「お腹周りのぜい肉」。ダイエットをしよう!と奮起しても、...
寒くなってくると、手荒れに悩む人が増えてきます。中には、手荒れの悪化により、痛みやかゆみを伴う状態に陥っている人もいる...
写真を撮った時や鏡を見た時、顔のエラが気になることってありますよね。エラが張っていることで顔が大きく見えることもあるた...
かつて極限まで細くなっていった眉毛ですが、今やふんわりナチュラルな太い平行眉がトレンドになっています。でも、毛が少ない...