夫を嫌いになる前に!出産前からやるべき産後クライシス対策

孔井嘉乃 作詞作曲家・ライター
更新日:2019-08-27 06:00
投稿日:2019-08-27 06:00

私たち夫婦は産後クライシス? こんな傾向ありませんか?

「産後クライシス」は近年取りざたされているものの、実はあまり浸透していない言葉だったりします。そのため、もしも自分が産後クライシスに陥っていたとしても気づきにくく、知らず知らずのうちに状況が悪化し、離婚にまで発展してしまうケースも多いのです。

 そこで、産後クライシスにありがちな傾向をチェックしてみましょう。

産後クライシスチェック!

・出産後に夫婦の会話が明らかに減っている
・夫婦喧嘩が増えている
・イライラして夫に当たりたくなる
・イクメンパパを見ると羨ましく見える
・産後すぐに仕事復帰をしている
・夫が家事をしない
・夫の仕事が忙しく、ワンオペ育児である
・子どもに関わる事柄に夫が興味がないように思える
・夫婦生活がない
・子育てに関して不安を抱えている

 いかがでしょうか。夫婦の環境はそれぞれなので一概には言えませんが、該当する項目が多ければ多いほど産後クライシスである可能性は高いと思われます。

出産前にしておきたい3つの産後クライシス対策

 産後クライシスを避けるには、実は出産前から対策を行うことが大切。赤ちゃんを迎える準備をするとともに、夫婦でしておきたい産後クライシス対策を1つずつ見ていきましょう。

1. 産後クライシスについての知識を共有する

「産後クライシス」とはどんなものなのか、誰にでも起こり得る可能性があるということをお互いが知っているかそうでないかは、大きな違いでしょう。

 心構えができていると、夫も妻も出産後ならではのお互いの変化に対応しやすくなりますし、相手に対して寛容になれる部分もあるでしょう。

 そのため、まずは産後クライシスについての知識を共有して、もしも自分たちが産後クライシスに陥ってしまったら、どのように対応するのかを話し合っておくと良いでしょう。産後クライシスについては、ネットでの情報の他、書籍などもたくさん販売されているため、一度チェックしてみてみることをおすすめします。

2. 育児関連の買い物・用意は一緒に行う

 出産前になると自分が入院する準備に加えて、赤ちゃんを迎えるための準備が必要となります。産後クライシスを避けるためには、この作業を夫婦で一緒にしておくことも大切だと思います。

 特に第一子の出産時には、女性はプレママ雑誌などやベビー関連のサイトを見ながら、どんなものを揃えておけば良いのかを細かくリサーチして準備をしますよね。こうすることで女性は、具体的に赤ちゃんといる生活を思い描き、心身ともにだんだんと「ママ」になる準備をしていくのです。

 でも、多くの場合、細かい備品に関して夫は無関心だったり、そこまで気を配れなかったりします。だから、出産後に「お世話のやり方が分からない、何が必要なのか分からない」となってしまい、妻の不満が徐々に溜まる原因を作ってしまうのです。

 出産前に育児関連の買い物や用意を一緒に行うと、たとえばミルクやおむつなどのストックが足りなくなった時などに夫に気軽に買い物を頼みやすくなります。また、夫の意識も「妻任せ」ではなくなるでしょう。これが、結果的に夫の育児不参加を防ぐことにも繋がり、「夫→イクメンパパ」へと自然に変化させるポイントになると思います。

3. 生活が変わることを想像して対策をしておく

 夫よりも自宅で子どもと長く過ごす妻は、日々子どものお世話に追われます。なお且つ今までと同じように家事をこなし、さらには仕事復帰する場合には、「夫の生活は変わらないのに、なぜ自分だけが忙しいの?」という不満が出てきやすくなります。

 子どもが産まれると、とにかく生活が変わります。だからこそ、できるだけ想像して対策を練っておくことが肝心。夫にお願いできそうな家事があれば、出産前から習慣的にしてもらえるような環境を作りましょう。

 産後クライシスは、真面目な夫婦ほど陥りやすいとも言われています。だからこそ、完璧である必要はない!という気持ちを持つことも大切。レトルト食品やお惣菜で夕飯を済ませる、掃除機は毎日かけなくても困ることはない、というくらいの余裕を夫婦で持ちたいものですね。

産後クライシスは誰にでも起こり得る! 夫婦で心の準備を

「産後クライシス」という言葉を、つい最近意識した私。現在、4歳児を抱える一児のママですが、自分にも思い当たる節はあったもので、産後クライシスについては産婦人科の母親・父親学級で取り上げて欲しいくらいの題材だと思ってしまいました。正直、もっと早く知りたかった!(笑)

 女性は赤ちゃんを守り続ける妊娠期間を越えることで、自然とママになる準備をすることができます。でも、男性はその負担や不安を想像することができません。でも、これは太古の昔から続いてきたことで仕方がないこと。

 でも、昔とは違って核家族、そして、共働き夫婦は増えています。「外で働く夫、家を守る妻」と、根深く残る考え方は実に古い。

 産後クライシスを回避するには、事前に理解し、「自分だけ大変」ではなく「二人とも大変」と、お互いを尊重しながら思いやること、これが一番大切ではないかと思います。「夫婦→パパ&ママ」へと変化することを許容し、寛容でいることが、感謝の気持ちや愛情を保つ秘訣になるのではないでしょうか。

孔井嘉乃
記事一覧
作詞作曲家・ライター
3歳からピアノを始め、現在は作詞作曲家&シンガーソングライターとして活動中。2014年からウェブライターとしての活動を開始。得意ジャンルは美容、恋愛、ライフスタイル。コスメコンシェルジュ、日本化粧品検定1級、ベビーマッサージ資格、乳児心理+児童心理資格取得。
2016年、ママユニット「mamakanon」を結成。活動5年目にして、YouTube再生回数1,200万回達成。2020年、フレンチシンガーバイオリニストソングライターとのDuo「ellipsis」を結成。両者の絶対音感を活かしてカバー演奏などを行う。
1児のママ。特技は早起き。ウィスキーが好き。

◇孔井嘉乃公式サイトmamakanon公式 YouTubeチャンネルellipsis公式 YouTubeチャンネル

関連キーワード

ラブ 新着一覧


結婚の決め手は? 男性がプロポーズを決める女性の特徴5つ
 大多数のカップルは、相手に自分の恋心を告白をして両思いになり、交際に至りますよね。では、結婚の決め手はなんでしょうか。...
東城ゆず 2019-10-21 17:39 ラブ
夫の人生は転落まっしぐら…“さげまん鬼嫁”の恐怖エピソード
 世の中には、単なる“鬼嫁”なだけでなく、そこに“さげまん”要素が加わっている残念な女性もいるようです。  魑魅魍魎(...
並木まき 2019-10-20 06:00 ラブ
こんなはずじゃなかった”超年の差婚”別れとお金のエグい話
 齢が10歳以上はなれている相手との結婚を“年の差婚”と呼びますが、20歳以上離れている完全に一世代上の相手との結婚は“...
神田つばき 2019-11-17 12:04 ラブ
内助の功はダメ男を育成? 尽くし過ぎる女は実は愛されない
「枕に髪の毛がいっぱいついていて、『あれ?』というときがあった。ストレスからくるものかなと思いました」  ノーベル化学...
山崎世美子 2019-11-14 19:24 ラブ
妻はガク然…非常事態だからわかった“夫の隠れたる本性”3選
 日本全国に甚大な被害をもたらした台風19号。各地で前代未聞の事態となり、今なお被害の全容も明らかになっていません。そん...
並木まき 2019-10-19 06:47 ラブ
復縁チャンスはある?やり直せるかどうかは振られ方でわかる
「彼に振られてしまった。2年も付き合ったし、すごく気が合う人だったから、この人と結婚したかったのに。もうやり直す方法って...
七海 2019-10-18 06:00 ラブ
妻を蝕む サイコパス系モラ夫の“エキセントリックな口癖”3選
 サイコパスちっくな本性をもつモラハラ夫ほど、口にしがちなフレーズもあります。妻をじわじわと追い詰める、冷酷なそのセリフ...
並木まき 2019-10-18 06:00 ラブ
なぜシングルマザーは無職男とカップリングしてしまうの?
 シングルマザーが再婚相手や内縁の夫に選ぶ男性は、なぜか無職が多いんです。でも最初から無職だったわけではなく、報道などを...
内藤みか 2019-10-18 18:56 ラブ
男性が女性に運命を感じる瞬間…3つのタイミングが恋を生む
 男性も女性も運命を感じると、「この人かもしれない」と恋愛感情が生まれますよね。  では、男女はどんなタイミングで...
山本早織 2019-10-17 06:00 ラブ
ピュアで優しい? 女性経験ゼロ彼氏と付き合う5つのメリット
「遊んでる男の人と女性経験ゼロの男の人、彼氏にするならどっちがいい?」――。女子の間でちょくちょく話題に上がるこの議題。...
七海 2019-10-17 06:00 ラブ
子育て中のイライラは夫のせい!産後に妻がイラっときた理由
 子育てって本当に大変ですよね。筆者は、夜泣きがひどい長男を一年間2時間睡眠で育てたのですが、それでも子どもはすごく可愛...
東城ゆず 2020-01-11 06:58 ラブ
癒されたい男性の心理って?“真の癒し系女子”になるポイント
 ちょっと疲れてしまった時、「癒されたいなぁ」と思った経験がある女性は多いでしょう。でも、これは男性も同じ。一見、ひとり...
孔井嘉乃 2019-10-16 06:00 ラブ
漫画キングダムで誰がタイプ? No.1モテ男を勝手に認定!
 今、日本で最も熱い漫画の一つ、それがキングダム! 中華の統一にかける男たちの情熱と、ほとばしる戦い!「恋愛の大事なこと...
しめサバ子 2019-10-16 19:40 ラブ
“面食い”はやめなくてOK!顔で婚活相手を選ぶ4つのメリット
 あなたは面食いですか? それとも顔なんてどうでもいいですか? 「恥ずかしながらイケメンじゃないと興味がわかない。でも...
七海 2019-10-15 09:50 ラブ
小悪魔系女子とは一味違う「魔性の女」のモテ力♡7つの特徴
 何かと比べられる「魔性の女」と「小悪魔系女子」。でも、この2タイプは、似て非なるタイプだということを知っていますか?ど...
リタ・トーコ 2019-10-14 08:01 ラブ
トロフィー妻が欲しい男ほど言いがちな毒々しいフレーズ3選
 トロフィー妻を欲しているモラ男ほど、口にしがちなフレーズもあります。魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とす...
並木まき 2019-10-14 06:28 ラブ