簡単“SNS映え”メニュー「イワシ缶のチーズ焼き~南仏風~」

コクハク編集部
更新日:2019-08-31 06:00
投稿日:2019-08-31 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・水天宮のワイン酒場「富士屋本店 日本橋浜町」の佐伯英佑さんに、お安いイワシ缶がおしゃれに変身「イワシ缶のチーズ焼き~南仏風~ 」のレシピを教えていただきました。

常備食材でお手軽アペリティーボ

 缶詰を使ったつまみが市民権を得た今、インスタ映えする“缶ごとレシピ”はレパートリーにぜひ加えたいですよね。南仏風にもかかわらず、アンチョビー缶ではなく、醤油漬けのイワシをチョイスした一品とは、郷愁をそそられるます。

 缶詰と侮るなかれ。トースターから取り出したアツアツのイワシ缶は、とろけるチーズの塩気と濃厚さも相まって、太平洋ではなく、地中海の香りが食卓に広がります。

 どうしてイワシ缶を使ったんですか?

「牡蠣のアヒージョはよく見かけますが、より手軽な方がいいかなと思って……。また違った味わいが楽しめますよ」と佐伯シェフ。赤、黄と彩りのいい夏野菜を使ったが、お好みのものでOKとのこと。インスタとは無縁で“映える”必要のないご仁も食べ終わったら軽くゆすぎ、そのままポイできるのは魅力的ですよね。

材料

・イワシ缶(醤油漬け)  1缶
・ナス  4分の1個分
・パプリカ(赤・黄)  各8分の1個分
・ミックスチーズ  適量

作り方

1. ザルでイワシ缶の汁を切る。汁はとっておく。
2. ナスは輪切り、パプリカはくし切りにし、耐熱皿に入れてラップをかけ、電子レンジ(700ワット)で3分ほど加熱する。
3. 空のイワシ缶にミックスチーズ、ナス、パプリカ、イワシを入れ、材料の上に再びミックスチーズ、1の汁を振りかける。
4. 180度のオーブン(トースターでも可)で6分ほど(チーズが溶けるぐらい)焼き、最後にブラックペッパー(分量外)をかけて出来上がり。

本日のダンツマ達人…佐伯英佑さん

▽さえき・えいすけ
 16年3月にオープンした日本橋浜町の総料理長。辻調理師専門学校を卒業後、イタリア料理店やホテルのレストランを経て、富士屋本店の厨房に立って9年目。「料理が出た瞬間、少し驚かせたい」というちゃめっ気をスパイスに、旬の食材を使った、目にも楽しい料理がずら~り。心躍ること間違いなしです!


▽ふじやほんてん にほんばしはまちょう
 渋谷の再開発の波にのまれ、2018年秋に、惜しまれつつ閉店した大衆酒場の名店「富士屋本店」のDNAを受け継ぐワイン酒場。経営母体である酒販店の2代目が渋谷に大衆酒場を始め、孫である4代目の“若”が15年ほど前からワイン業態を展開している。現在は渋谷に2軒、三軒茶屋に姉妹店があるが、料理は店ごとの個性が光るスタイル。
中央区日本橋浜町2―24―2
TEL 03・6231・1203

(日刊ゲンダイ2019年8月6日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


3分で作れて激安「貝柱のずんだ和え」 味付けで西洋風にも
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・向島の老舗料亭「櫻茶ヤ」の添野光二さんに、...
「レンコンの紅しょうが焼き」味付けいらずで冷めても美味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・門前仲町のミシュランにも掲載された割烹「ふ...
ワインに「ブルーチーズとドライフルーツのタルティーヌ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・押上のワインビストロ「CLOUD NINE...
「梅肉とワサビの香り和え」刻んで混ぜるだけでお酒のアテに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は宮崎市の板前料理店「福重」の福重浩さんに、簡単な...
恵比寿の超人気店「賛否両論」予約が取りやすい時間帯って?
 世界で最も多くの星を持つ美食都市「東京」。恋人と友達と家族と。美味しくて素敵な、記憶に残る時間を過ごしませんか?飲食ト...
山口えりこ 2019-05-28 05:32 フード
甘さと苦味が一体に「レタスの湯引きオイスターソースがけ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤羽の名店「Nomka 」の五十嵐祐二さん...
ジューシーで香ばしい「鶏のイタリア風チャーシュー 」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・西麻布のイタリアン「オッジ・ダルマット 」...
「鳥と塩昆布のそうめん」味付けは塩昆布だけでシンプルに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の和食店「かこい亭」の栫山賢一さんに、...
「豆腐ステーキのコンビーフのせ」黄身を崩す神聖な高揚感
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・大井町にあるテキーラバー「Gatito」の...
ザク切り簡単「ジャガイモ&ベーコン&キャベツのおやき」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神田のビストロ「関山米穀店」のオーナーシェ...
パンの端を使いルーをおろしてかける「カレーなるカナッペ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のバー「ロックフィッシュ」店主・間口一...
ホワイトデーで彼におねだりしたい SNS映え絶品スイーツ5選
 飲食トレンドリサーチャー、スイーツコンシェルジュの山口えりこです。3.14ホワイトデーが近づいてきましたね。あなたの彼...
山口えりこ 2019-03-15 20:02 フード