更新日:2025-08-16 11:45
投稿日:2025-08-16 11:45
男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。
魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷” と“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。
魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷” と“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。
夫の実家に帰省したくない
奈々美さん(仮名)は結婚10年目の44歳。3歳年上の夫・リュウタさん(仮名)とのあいだには、小学生の息子と娘がいます。
結婚当初から奈々美さんは夫の母親との折り合いが悪く、コロナ禍をきっかけに「もう夫の実家に帰省しなくていい」という夫婦ルールをつくりました。しかし、ここへきてそのルールが反故にされそうだと強い憤りを抱いています。
「コロナ禍前には年に2回、子どもたちと夫と4人で夫の実家に帰省をしていました。だから夏休みと年末年始は、いつも憂鬱で仕方なかったですね。
義母が嫌いなわけではないんですけど、私とは根本的に合わないタイプ。生活のペースも価値観も、料理の仕方も好きな味付けも服装の趣味も何もかも違いすぎるんです。
だからできるだけ接点を持たないことがストレスを溜めずに、なおかつ穏便でいる唯一の方法なんです」
義母との折り合いの悪さは知っているのに
コロナ禍はステイホームの風潮により、奈々美さんも夫の実家に帰省せずに済んでいました。
しかし今では、コロナ禍前のように最低でも年に2回は家族揃って帰省をするよう夫から求められ、困惑しています。
「話が違うんですよ。だって、コロナ禍に『もう家族で帰省はしなくていい。帰省するとしても、俺と子どもたちだけで行ってくるから奈々美は東京に残っていていいよ』って夫は言っていたのに、急に『コロナ禍も明けたし、そろそろ普通に帰省したほうがいいな』って…。
義母と私の折り合いが悪いのは、夫だってよく知っています。それなのに、なんでまたみんなで帰省をする話が出てくるのか、意味がわかりません」
関連記事
- アラカン夫が気持ち悪い。43歳妻が悩む“ある要求”とは「レスは大歓迎だけど…」
- 【リュウタさんの冷酷と激情】「女の役目でしょ」帰省を拒む妻がムカつく――47歳夫の譲れない家族観。絶対に同行させたい理由とは
- 「私と結婚してほしい」障害のある恋、成就した女が決めた5つのルール。捨てられる女との違いはどこに?
- イケオジが豹変!暴走する“勘違いおじさん”のリアル。「今日もキレイだね」大量に届くメッセージに戦慄…
- 「価値観が昭和なんですよ」義父のセクハラが不快すぎる。止めない夫にも憤る39歳女性の嫌悪感
- 男性に聞きたい。自分よりずっと「若い女」と本気で付き合いたいんですか? 中年女の“やっかみ”と言われても
ラブ 新着一覧
結婚相手を選ぶ時、相手が料理男子か否かというのは重要な要素ではないでしょうか。日々の家事の中でも「料理」を分担できると...
結婚につながる恋のコンサルタント、山本早織です。「結婚につながる恋コラム」第4回は、30歳を過ぎた女性にありがちな“婚...
女性からネイルを褒められることはあっても、男性から褒められた経験がある方は少ないのではないでしょうか。でも、もしも、「...
優しい人――。これ、パートナーに求める極めて大事な条件ですよね? 優しい人がいい、という点では誰も異論はないと思います...
職場の人間関係を断ち、自分だけに服従するように仕向けたモラハラ男・健斗。眠る時間を削られて、美沙さんは仕事に対するやる...
結婚するまでは猫をかぶっていて、入籍を済ませた途端に本性をあらわす鬼嫁もいるようです。そんなえげつない鬼嫁の実態を、魑...
平成のうちに結婚しちゃおう!なんてことで「平成ジャンプ」なんて言葉がにわかに流行していますが……。年号に合わせてさくっ...
華やかなイメージと、西麻布、六本木、恵比寿、銀座といった繁華街でシャンパンを嗜み、遂には有名女優との交際というニュース...
離婚を経験した男性たちから話を聞くと、それはそれは壮絶なエピソードも珍しくない実態に驚き。
魑魅魍魎(ちみもうりょ...
4年以上の長い春に別れを告げたいものの、「後悔するかもしれない」と、結局ずるずると関係を続けてしまっている方は多いでし...
4月某日、コクハクで「#ザン恋」を連載中の田中絵音さんから連絡があり、「うちの日本合コン協会主催でちょっと面白いイベン...
巷にはさまざまな恋愛テクニックがあふれています。「ギャップを演出しよう」「ボディタッチしてみよう」。はいはい、そんな小...
よく母親の話をする彼の様子を見て、「もしかしてマザコン!?」と、眉をひそめる女性は多いよう。でも実は、本当はマザコンで...
最近のAbemaTVは恋愛リアリティードラマの宝庫です。高校生がLINEのやりとりで恋をする「アオハル♡LINE」や年...
鬼嫁と晴れて離婚に至ったとしても、別れたあとに、想定外の「悪あがき」に遭うこともあるようです。
魑魅魍魎(ちみもう...
飲み会で帰宅が遅くなっただけで、口をきいてくれなくなった年下の彼氏。目さえ合わせてもらえない日が続いた、7日目の朝でし...