「私はペット代わりじゃない!」“犬ファースト”男が求める伴侶の条件。28歳女性が別れを決意した瞬間

おがわん ライター
更新日:2025-09-10 11:45
投稿日:2025-09-10 11:45
 ペットは家族同然、大切にする気持ちは素晴らしい。けれど、その愛情が恋人関係をも上回るとすれば…? 

ホームパーティで会った犬好き男性

 私の友人・マイ(28歳、保育士)が出会ったのは、“犬至上主義”の男性だった。

 出会いのきっかけは、共通の知人に誘われたホームパーティー。マイは動物は嫌いではないし、むしろ犬や猫の動画を見て癒されるタイプ。ただ「絶対に飼いたい!」とまでは思っていなかった。

 だから、パーティーで犬好き同士という共通点から会話が盛り上がった時も「趣味が合うかも」と前向きに感じたのだ。

 相手はリョウタ(32歳、IT企業勤務)。清潔感があり、物腰も柔らかい。犬の写真をスマホで見せながら楽しそうに話す姿に、最初は「ペットを大事にしていて優しい人なのかも」と好印象を抱いた。

増えていく違和感。話題はほぼ犬のこと

 LINE交換後も彼からの連絡はマメで、「今度犬と一緒に散歩どう?」と自然な誘い。マイも軽い気持ちで応じ、初デートは公園での散歩となった。

 しかしその日から、少しずつ“違和感”が膨らんでいった。

 散歩中の会話は、ほぼ犬の話題だけ。犬用のおやつの原材料から、しつけ方法、最近通い始めたドッグランの情報まで延々と語り続ける。

 マイが「保育園の子どもが最近こんなことを言っていてね」と話題を振っても、すぐに「うちの犬も似たようなことがあってさ!」と犬の話にすり替わってしまう。

【読まれています】49歳女「28歳の彼は可愛いペットです」閉経後に酔いしれる甘美な恋愛。“結婚”以上に求めあえるもの

結婚相手の条件は「犬を最優先にすること」

 二度目のデートもカフェではなく犬同伴OKのレストラン。

 料理の感想を話すより先に「犬のために無添加のササミをテイクアウトできるか聞いてみよう」と店員を呼び止める。マイが苦笑しつつ「犬中心なんだね」と軽く冗談めかして言ったところ、リョウタは真顔で返してきた。

「将来、僕と付き合う人は犬を最優先にしてほしいんだ。結婚相手の条件もそこは絶対譲れない」

 マイは思わず返事に詰まった。

 ペットを大切にするのは素晴らしいことだけれど、「人間関係より犬が上」という宣言をされると、恋人候補として考えるのは難しい。

おがわん
記事一覧
ライター
かつてちょっとだけ芸能の世界に所属。現在は縁あって、雑誌やWebメディアなどでライターとして活動中。エンタメ系から日常ネタまで、気になるあれこれを取材。楽しく読んでもらえる文章を目指して、日々ゆるっと執筆中です。

ラブ 新着一覧


街コンで一目惚れした福山似イケメンにドン引きした理由
 婚活中と公言すると、さまざまな経験談が耳に入るようになります。街コンに行った友人(美容業・34歳)からこんな話を聞きま...
趣味は「絵画鑑賞」 ハイソで知的なメンズだと思ったのに
 第1弾の紹介書にあった男性陣の容貌にゲンナリして、その後コンタクトを断念。新たなアクションは、会員サイトからの相手探し...
見た目が全てじゃないけど…ありのまますぎる男性陣に落胆
 16人分の紹介書が届きました。年齢は49歳6人、48歳4人、47歳2人、46歳1人、44歳2人、43歳1人。年齢50歳...
今度はどんな男性が…大手企業と契約している2社目に挑戦
 相手の写真を見るまでに時間をかけている余裕はないので、今回は、紹介資料が月に2回届くというB社に入会しました。ここは大...
“アラフォー女子”がネックなの? メール返信はまさかの1人
「会員数日本最大」の言葉に引かれて入会したA社。インターネットの会員専用画面から文字情報が気になった3人に早速アクセスし...
いざ、パートナー探し…初期投資は締めて「12万円」ナリ
 独身崖っぷち、アラフォー女性記者が果敢に(?)潜入取材した結婚相談所の生態をリポートしていきます。  1回目は...