シメサバの残りで作ってもおいしい
店名は、共同経営者でサービスとドルチェ作りを担当する赤松恭子さんとの2人の名前から。イタリア語で“松”が「ピノ」、“柳”が「サリーチェ」。2人のキューピッド役になったのは、柳さんのダンナさん(当時は恋人)。同じイタリアンレストランで働く女性に「カノジョと気が合うかも」と感じていたそうです。
「彼の紹介で赤松と会ったら、興味を持つところ、ツボがまったく一緒。『これ食べたい』と思うものがピッタリ同じ。2人でご飯をよく食べに行くようになり、そのうち店を始めようか、と」
プーリア州で修業した「料理上手なお母さんが、“おいしいから作って”とみんなに言われたことから始めた店」の雰囲気を目指したんだとか。つまりは、おいしい南イタリア料理を、肩肘張らず楽しめるお店なんです。
実際、ピノサリーチェで食事をすると、「おいしい」と「楽しい」の感情が同じくらいの割合で湧き上がってきます。たった一人の男性スタッフ、ソムリエの“福ちゃん”がまたいい味を出しています。「ワイン選びが緊張する」なんて人にも、強くおすすめしたいお店です。
「リングアータ」は、料理の形が「舌」に似ていることから。青魚をサッパリいただける一品です。
【材料】
・イワシ
・ワインビネガー
・セモリナ粉
※すべて適量
【レシピ】
1. イワシは頭と内臓を取り除いて水洗いし、手開きで骨を外し、背びれも取る。
2. イワシをワインビネガーに漬ける。米酢で代用してもいい。数分するとイワシの表面が白っぽくなるので、酢から出す。
3. 酢は拭き取らずに、イワシの表面にセモリナ粉をまぶす。オリーブオイルでカリッと焼く。仕上げに軽く塩を振る。
※アジやサバで作ってもおいしい。シメサバの残りで作ってもいい。セモリナ粉はパスタに使われる小麦粉で、業務スーパーなどで手に入れやすい。ない場合は、食感が変わるが、小麦粉で。
フード 新着一覧