うまく作るのにはコツがある
韓国料理で定番メニューのナムル。ちょっとしたおつまみには、もってこいです。
「ナムルの基本はゴマ油、うま味調味料、塩。どんなナムルを作るにせよ、これはかかせません」
とは、三原さん。下ごしらえをした具材に、前記の調味料を混ぜるだけ。もちろん、うまく作るのにはコツがあります。
「モヤシは茹でる時間がポイント。生だと青臭いですからね。多少、茹ですぎるくらいの方がいい」
キュウリは斜めにスライスすると食べやすく、味もよく絡みます。
「モヤシとキュウリにはニンニクを使っています。ワカメにはコショウを少し。モヤシのナムルはカプサイシンソース(韓国の激辛唐辛子ソース)があれば、ほんの1滴だけかけてもおいしい。カプサイシンソースは本当に辛いので、1滴で十分。おそらく一般家庭にはないと思いますので、その場合は一味唐辛子をふりかけてもいい」
それぞれ食感が異なるナムルの3種盛り。ビールもいいですが、ここはチャミスル(韓国焼酎)を合わせてみるのも一興です。
【材料】
・モヤシ 200グラム
・乾燥ワカメ 2つまみ
・キュウリ 1本
・ニンニク 2かけ
《調味料》
・ゴマ油 小さじ2
・うま味調味料 小さじ1
・塩 小さじ1
【レシピ】
1. 沸騰した湯でモヤシを5分茹で、冷水で締めた後に水分を絞る。
2. 乾燥ワカメを水で戻して、水分を絞る。
3. キュウリは小さじ半分の塩でもみ、10分寝かせる。しんなりしたら水分を切る。
4. 1~3を調味料で和える。キュウリは塩もみしているので、塩は不要。ワカメにはコショウを一振り、キュウリとモヤシにはニンニクをすりおろして和える。
本日のダンツマ達人…三原承達さん
▽みはら・しょうたつ
1970年1月生まれ。21歳で横浜の繁華街、福富町に焼き肉店をオープン。「自分のやりたい店の形が見つかった」と、2年前に「そうる肉食堂 承」を開いた。
▽そうるにくしょくどう しょう
客が焼くのではなく、「料理人が焼いた肉を出す」スタイルの焼き肉店。「生ビールorサワーorホッピー」に、ナムル盛り合わせプラス2品で1000円のセットが人気。牛骨を8時間煮込んだスープを使用する「そうるうどん」も評判。神奈川県横浜市中区若葉町2―15 若葉町共同ビル。
(日刊ゲンダイ2018年6月12日付記事を再編集)
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