「ひとり離婚式」のススメ! 悲しい記憶にサヨナラを言おう

七味さや 漫画家・イラストレーター
更新日:2020-05-15 06:00
投稿日:2020-05-15 06:00
 悲しみや憎しみ、罵倒や交渉……離婚は結婚以上に膨大なエネルギーを使うものです。無事に全て終わって離婚届を出した後も、そこから前に進むためのパワーが必要です。
 気持ちを切り替えて新たなスタートを切るために、今回は「ひとり離婚式」なるものをオススメしたいと思います!

新しい一歩のため「ひとり離婚式」をしよう

 昨今、「離婚式」というものが流行っているそうです。結婚式と同じように友人や親族を招待し、ゲストの前で結婚指輪を叩き割るとか。楽しそうだとは思うのですが、費用がかさみますし円満離婚じゃないとなかなか難しいですよね。

 そこで「ひとり離婚式」のご提案です! 思い出の品を全て燃やすもよし。喪服を着て指輪を海に投げるもよし。指輪投げは筆者もやりたかったのですが、環境のことを考えてできませんでした(笑)

 その代わりに、京都にある「安井金比羅宮」にお参りに行きました。悪縁を断ち良縁を結ぶことで有名な神社で、その効果がやばいとSNSで話題になっていたので、ずっと気になっていたのです!

 平日の午後イチだったにもかかわらず結構な人が来ており、ほとんどが日本人女性。ここにいる人はみんなしんどいことがあったのかな……と妙な仲間意識を感じました。

 リコちゃんのように参拝し、穴もくぐり、自分の中での離婚式を終えました。おかげさまで今は夜な夜な泣くようなこともなくなり、少しずつですが前を向くことができています。未練も断ち切れたかも……御利益、恐るべし。

 ちなみに付き添ってくれたのは元夫の叔母でした。見届けてくれた人がいたことも、けじめをつけるために良かったのかもしれません。

 悲しみや憎しみを断ち切るため、新しい一歩を踏み出すため――。けじめとしての費用をかけない離婚式、オススメします!

登場人物紹介

リコ
幸せな生活が一転、離婚してどん底なアラサー。離婚協議中に10件占いをしたが、全ての占い師に「離婚は避けられない」と言われた。御朱印集めが趣味。

ノラ
リコの高校時代からの友人。占いや非科学的なことは信じないが、寺社仏閣巡りは意外と好き。観光地では歴史に想いを馳せるタイプ。というか日本刀にめちゃめちゃ詳しいタイプ。

七味さや
記事一覧
漫画家・イラストレーター
離婚済アラサー漫画家。不注意型ADHD傾向ありの綱渡り人生。世界中からゆるされたくて、「ゆるし系」漫画やキャラクターを描いています。やさしい世界をつくりたい。Xでも随時漫画更新中。お仕事実績はこちら:https://shichimin.com/

関連キーワード

ラブ 新着一覧


本気で出会いを求めるなら…男性率が高い世界に行こう
「周囲に全然いい男がいない……」そう嘆いている女性はとても多いものです。けれど、そういう人に限って、職場と家の往復以外、...
内藤みか 2019-06-03 06:00 ラブ
あなたの友達はDVやモラハラの被害者かも…意外なSOSサイン
 夫からDVやモラハラの被害に遭っている女性ほど、周囲に出しがちなサインもあります。  しかし一見すると、そうとは気づ...
並木まき 2019-06-03 06:00 ラブ
ハリーウィンストンを結婚指輪にする人は離婚しやすい法則
 さて、最近知り合いの結婚式がありまして、ホテルはリッツカールトン、指輪はハリーウィンストン、招待客は600人と豪華絢爛...
しめサバ子 2019-06-02 06:00 ラブ
別れたくないけど別れた方がいいの?的な彼氏への対応策
 電子書籍も含めて、発売たちまち6万部突破のベストセラー『魔法の「メス力」』の著者で恋愛コラムニストの神崎メリさん...
神崎メリ 2019-06-02 06:00 ラブ
失恋して眠れない…そんな夜に試したい悲しみの乗り越え方
「失恋をした日の夜、心が痛すぎて眠れずに朝を迎えてしまった。」そんな経験を持つ女性は多いでしょう。失恋したショックは大き...
孔井嘉乃 2019-06-01 06:00 ラブ
#1 「したい側」がひとりで悩んで余計に傷つかないためにも
 セックスレスについての悩みを伺うたびに思うのは、原因も解決策もカップルの数だけあるということ。  日本性科学会の...
うかみ綾乃 2019-08-26 12:19 ラブ
結婚詐欺男に騙されないために…彼のSNSアカウント特定方法
 マッチングアプリなど、ネット経由で「知らない人」と出会うことが、ここ数年カジュアルになりました。しかし、そうした出会い...
ミクニシオリ 2019-05-30 06:00 ラブ
【原宿編】結婚できるか不安になり…占いコンにすがってみた
 もたもたしてる間に、幼なじみは結婚して子育てするなど教科書のような人生を歩み始めた――。アラサーに突入して焦燥感が高ま...
高輪らいあん 2019-06-14 18:13 ラブ
男性は耳からも恋をするんです…彼が喜ぶ効果的なセリフ3選
 結婚につながる恋コラム第6回は、意中の男性から「好きだ」と言ってもらうため、決してぶりっ子には見えず、でもしっかり女性...
山本早織 2019-05-28 06:00 ラブ
女性だって告白したい! 成功率を上げるタイミングと心構え
「好きな気持ちが苦しく、どうしても告白したい!」そんな思いに駆られている女性は多いでしょう。思い余って告白をするのも良い...
孔井嘉乃 2019-05-28 16:55 ラブ
DV夫と別れた女性が密かに傷ついている 周囲の心ない言葉3選
 DV夫との離婚が成立し、前向きな気持ちで新しい人生を歩みだしている女性に、悪気がなくとも、傷つく言葉をかけてしまう人も...
並木まき 2019-05-27 06:00 ラブ
愛人は不幸じゃない 非モテ女子は彼女たちにスキルを学んで
 昔から、なぜ「愛人=不幸そう」と思われるのでしょう?そもそも「愛人」という単語がなんとなく後ろめたい感じだったり、淫美...
リタ・トーコ 2019-05-27 06:06 ラブ
ホテル代は割り勘?おごられる? 意外だった“男女別の違い”
 ひと昔前は、デートの代金は男性がおごるもの、というのが当たり前だった時代がありました。  今は全てを男性におごっても...
深志美由紀 2019-05-26 06:00 ラブ
交際歴2年…彼氏にプロポーズさせるにはどうしたらいいの
 電子書籍も含めて、発売たちまち6万部突破のベストセラー『魔法の「メス力」』の著者で恋愛コラムニストの神崎メリさん...
神崎メリ 2019-05-27 14:25 ラブ
男性はやっぱり若い女性が好き?大人女性が持つべき魅力とは
 今や、15〜20歳離れた「年の差婚」は珍しくありません。もちろん女性が年上だというケースもありますが、どちらかといえば...
孔井嘉乃 2019-05-25 06:00 ラブ
「恋人」「同棲」に見せかけた支配の檻 美沙さんのケース#5
 二人分の生活費をまかなうため、仕方なく風俗店でバイトしていた美沙さん。健斗には隠していたのに、ある夜突然、源氏名で呼ば...
神田つばき 2020-01-11 07:06 ラブ