レンジで簡単に作れる「木綿豆腐の干しエビ刻み高菜和え」

コクハク編集部
更新日:2021-02-19 06:00
投稿日:2021-02-19 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・葛西の「大衆割烹 大菊」の大羽昌美さんに、チンして刻んで和えるだけ「木綿豆腐の干しエビ刻み高菜和え」のレシピを教えていただきました。

干しエビの代わりに明太子でも

 普段料理はしないけど、作り出したらやたらと時間がかかる凝ったものを作る……という方も少なくないのでは?

 特に男性にありがちな話ですが、お酒のおつまみに何時間もかけるのもおっくうです。かといって市販の品では物足りず……。

 そんな人におすすめしたいのが、今回の一品。一見、凝った料理に見えますが、電子レンジさえあれば誰でも作れます。

「本来、豆腐の水抜きは重しを乗せて時間をかけて搾ったり、ブツ切りにしてからゆでるのが基本です。でも、簡単に作れるというリクエストだったので、電子レンジをおすすめします」

 高菜の歯ざわりに、干しエビとゴマの香ばしさ。手順は簡単ながらも、何とも複雑な味です。

「干しエビの代わりに、同量のめんたいこでもいい。干しエビは買っても余りがちになりますからね。めんたいこ入り高菜ならば、それを刻めばいい。そっちもおいしいですよ」

 組み合わせ次第で千差万別の味です。

材料

・木綿豆腐 1丁
・市販の高菜漬け お好み
・干しエビ 50グラム
・すり白ゴマ 小さじ1
・煎り白ゴマ 小さじ半分
・醤油 小さじ1
・塩 小さじ半分
・コショウ 小さじ半分
・食べるラー油 お好みの分量
・糸とうがらし 適量

レシピ

(1)キッチンペーパーを敷いた深めの皿に木綿豆腐を入れ、軽くラップしてから電子レンジの強で5分。
(2)干しエビは色が変わらない程度に軽く煎る。
(3)高菜は細かく刻み、水を搾る。
(4)上記を含めたすべての材料を混ぜ合わせ、糸とうがらしをのせて完成。

本日のダンツマ達人…大羽昌美さん

▽大羽昌美(おおば・まさみ)
 東京都出身。高校中退後、1年間「大菊」でアルバイトをしてから、料理人になるため大阪で7年修業。その後、東京に戻って後を継ぐ。「大阪の割烹屋は寿司でも鍋でも、何でもやる店が多い。寿司も握れますよ」

▽大衆割烹 大菊
 大羽さんの父と叔父が1980年に共同で開店したのが始まり。和食を中心とした豊富なメニュー、豊洲市場から仕入れた新鮮な魚介類が売り。地元中心に常連が多く、「飽きさせないため、おすすめメニューを頻繁に変えています」とは大羽さん。東京都江戸川区東葛西6―4―2。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

フード 新着一覧


健康志向の人に作ってほしい「豆腐と牛ほほ肉のロースト」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前のイタリアン「La coccola」...
「ジャガイモのにんにく和え」これぞ自家製のポテサラです
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は兵庫・六甲の生パスタ専門店「BRABONO」の黒...
「糸ウリと焼きナスのひたし」2種類のダシで生まれる味わい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は新潟・新発田の寿司の名店「登喜和鮨」の中小林宏輔...
「じゃがいものガレット」ビストロの定番をおうちで作る
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・六本木の「オステリア ナカムラ」の中村直行...
ホクホクをほおばる「アボカドのタネに見立てたコロッケ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前のイタリアン「La coccola」...
2020-11-24 06:00 フード
「アンコウの酒盗干し」天日で半日干せば極上おつまみ完成!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の老舗和食店「はち巻岡田」の岡田幸造さ...
真っ白な「ポテトサラダ」じゃがいも=こってりの概念を覆す
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の和食店「酒と肴 類」の菊岡正輝さん...
おうちで簡単に作れる!かぼちゃとベーコンの絶品キッシュ
 急に冷え込む日が続くようになって、一気に季節が冬に移り変わろうとしていますね。冬は、クリスマスやお正月などイベントごと...
ぐっち夫婦 2020-12-21 01:21 フード
「南蛮エビなめろう」これぞ酒泥棒!目が覚めるコクとうま味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は新潟・新発田の寿司の名店「登喜和鮨」の中小林宏輔...
削ってレンチン!赤ワインには「パリパリ・パルミジャーノ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・六本木の「オステリア ナカムラ」の中村直行...
「葉蒜豆鼓炒海瓜子(葉ニンニクとアサリの豆鼓炒め)」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千歳烏山の台湾料理店「天天厨房」の謝天傑さ...
万能ソースが活躍「マッシュルームとフォアグラのリゾット」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・北新地のフレンチ「カラーズ」の加藤吾郎さん...
「ムール貝とカブのワイン蒸し」塩辛と生米で2度おいしい!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のフレンチ「銀座エスコフィエ」の東正俊...
裏技テクでじっくり2時間 磯の風味を凝縮した「蒸しアワビ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は新潟・新発田の寿司の名店「登喜和鮨」の中小林宏輔...
「ブロッコリーのアーリオ・オーリオ」は冷めてもおいしい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・六本木の「オステリア ナカムラ」の中村直行...
イタリアンな「魚介のサラダ」時短&失敗ナシなのに主役級!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前のイタリアン「La coccola」...