イケメンナルシスト俳優との恋でボロボロに…30代OLの告白#3

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2021-04-09 06:47
投稿日:2021-03-26 18:00
 イケメン俳優・Oさん(36)とSNSを通じて知り合い、付き合いが始まったR子さん(31歳独身・不動産勤務・実家暮らし)。リアル対面は「激安カラオケボックス店」と少々残念だったものの、テレビで見る以上に魅力あふれる彼を前に、R子さんは舞い上がり、彼に言われるままキスからの愛撫、そしてフェラチオへと発展していった。
 前回までの話はこちら→第1回第2回

「飲めるよね」と当然のように

――Oさんはフェラチオさせながら射精をほのめかした。その後をお聞かせください。

「はい、彼は『ダメだ、もう出るよ……』と切羽詰まった声を上げたんです。私は、口内にねじこまれたペニスを吐き出そうとしたものの、彼の手は私の後頭部を押さえたまま。逃げるのを許してくれません。まさか……このまま口内発射?と思う間もなく、のど奥深くでドクドク、ドクドクと精液が放たれました。

 私は『くううっ』と悲鳴を上げてもがきましたが、彼はずっと私の頭を押さえつけた状態です。やっと手が緩んだのは、ザーメンを最後の一滴まで絞り出してからです」

――いきなり口内射精とは、驚きです。

「私もです……すごく雑に扱われているな……と悲しくなりました。

 芸能人でイケメン俳優の彼だから、多少の強引さは許されてきたのかもしれません。ただ……さらに驚いたのは、口内に残っているザーメンを吐き出そうと、テーブルの紙ナプキンに手を伸ばした時です。

 彼、興奮に息を荒らげながら『俺のザーメン、飲んでよ。飲めるよね』と、当然のように言ってきたんです」

――信じられません。

「ええ、なんて傲慢な男だと思いました。

 でも、ここで反抗すると、もう会ってくれないかもしれないと思って……興奮したまなざしの彼の前で、そのままコクン、コクンと飲み干しました。私、今まで精液なんて飲んだことはありません。好きな人の体液とはいえ、やはり生理的にイヤで……でも、あの時は飲むしかなかった。ドロリとした精液がのどに落ちていく瞬間、あまりの生臭さに噎せそうになりました。

 粘つく液体がのどに張り付いて、テーブルにあったウーロン茶で一気に流しこみました。今にも吐きそうになる私に、彼は「ほら、飲めるじゃん」と嬉しそうに言ったんですよ。

 初対面、しかもカラオケボックスの個室で……私への配慮などいっさいなしで、欲望をぶつけた彼に、腹立たしくなりました。

 でも、ずるいんです。彼は私をじっと見つめて『ありがとう。嬉しいよ……好きだ』って……。優しく言われたら、もう怒ることなんてできません。もっと好きになっていく自分がいました」

垣間見えた傲慢さとナルシストぶり

――恋心は止められませんものね。

「はい、改めて『人を好きになるって理屈じゃない』『本能の前では、理性って、なんてちっぽけなんだろう』と思いましたね。

 その後、彼はティッシュでペニスを拭き、すっきりしたように『カラオケでもしようか』と、棚からマイクとデンモクを取りだしました。彼が『R子ちゃんは、歌手ではだれが好き?君の好きな歌を歌うよ』と訊いてきたので、『Oさんの得意な歌を聴きたいな』と、まだ口内に残っているザーメンに嫌悪しつつ、笑顔を作りました」

――大変でしたね。

「はい、とにかく精液の後味が気持ち悪くて……でも、ここでも彼の気分を害したくなくて、平静を装うのに必死でした。彼はご機嫌なまま、EXILEの歌を歌い始めたんです。俳優の稽古には歌のレッスンもあるようで、抜群の歌唱力でした。

 ただ、私がテレビ画面を見ながら聴いていると、『どこ見てるの?歌ってる俺を見てよ』って言うんです。それが命令口調なので、またしても驚きましたね。この人、傲慢なうえ、そうとうなナルシストだって……」

――聞くほどに驚きです。

「Oさんは、『なぜ俺が歌っているのに、画面の中で踊るEXILEを見てるんだ』と再度言ってきたんです。私は『あ、ごめんなさい』と、何も言い返せず、命じられるまま気持ちよさそうに歌う彼を見つめていました。

 しかし、やはり芸能人です。彼の歌う姿は、あまりにも素敵でした。歌唱力はもちろん、立ち姿や表情もカッコよくて、ああ、やっぱり別次元の人だなあって……そんな彼と私はただならぬ関係になったし、これからも、彼を応援したい。そう思わせる要素がいっぱいあるんです」

――続けてください。

「その後、私も歌うことになったのですが、彼は歌う私を見ずに、画面に目を向けていました。もう、笑うしかありませんよね。でも、こんな軽々しくぞんざいな扱いを受けても、彼のそばにいられるのが幸せだったんです。

 帰り際も、ギュッと抱きしめられて『また会おうね』って。完全にノックアウトですよ」

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

エロコク 新着一覧


ハンズフリーで楽しめる…ローターの振動から逃れられない!
 本日紹介するのは、ニューヨーク在住の女性2人が立ち上げた「デイム」というブランド。女性のオーガズムについて研究とリサー...
桃子 2019-11-12 04:39 エロコク
いわゆるSMではダメ…精神的に屈服させられることに興奮する
 あなたは、どういった性の願望を抱いていて、ひそかに何をしたい/されたいと願っていますか。自分の性癖の形を知れば、もっと...
大泉りか 2019-05-24 18:05 エロコク
同棲編<2>男に求めては絶対NGなのに女が求めすぎる“〇〇力”
 わたしとひろし(非仮名w)の48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものか。ホッ...
出版社OLが“人妻風俗”に転落した理由 美沙さんのケース#4
 職場の人たちからも、実家の家族からも距離を置いてしまった美沙さん。一人の給料で健斗と二人の生活費をまかない続けてきまし...
主婦レズビアンの告白#3…女同士の底なしのセックスとタブー
 夫とのセックスレスに悩むY子さん(35歳・薬剤師)は、観劇仲間で、宝塚男役のように麗しい友人・Dさん(37歳・独身・映...
蒼井凜花 2019-05-15 17:33 エロコク
温感&ターボ機能…優しさとワイルドさを併せ持った優秀電マ
 女性を気持ち良くするグッズとして、これまでバイブ、ローター、吸引系グッズを中心に紹介してきましたが、電マを忘れてはなり...
桃子 2019-10-08 15:56 エロコク
SEXはコミュニケーション…オナニーは自身の“快楽の追求”
 あなたは、どういった性の願望を抱いていて、ひそかに何をしたい/されたいと願っていますか。自分の性癖の形を知れば、もっと...
大泉りか 2019-05-11 06:00 エロコク
同棲編<1>男のアレを抜いてトリコにさせる第一歩
 わたしとひろし(非仮名w)の48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものか。ホッ...
寿司を素手で食べる女性はモテる? 男を無意識に欲情させる
 これから書くことはあくまで私の経験による持論でしかありません。しかし、寿司を素手で食べる女性はモテる傾向にあります。つ...
先端の二股で耳もくすぐって…新たな快感に出合えるかも
 “くすぐったい”って、笑っちゃうような、それでいて性感の一歩手前のような、なんとも、じれったい感覚ですよね。「ファンフ...
桃子 2019-11-12 04:39 エロコク
マッチングアプリでお金目当ての男性を見抜く3つのポイント
 今や利用率は20代、30代の男女で約20%とも言われ、次第に一般的になりつつあるマッチングアプリ(出会い系サイト)。ア...
内藤みか 2019-05-06 06:00 エロコク
容姿やお金が足りなくても…M女を従わせるのは心根だと実感
 私が出逢い系で遭ってきた様々な体験談を語るこの連載。第2回目はSM系のチャットで知り合った男性と会った時の話です。
吸引系ラブグッズの衝撃 ドイツメーカーに聞いた開発のウラ
 “吸引系”ラブグッズーークリトリスを覆い、振動で刺激しながら吸い上げるラブグッズのことを、こう呼びます。これが世界中で...
桃子 2019-11-12 04:38 エロコク
<袋とじ>浮気しない男を見つけるために必要なひとつのこと
 わたしとひろし(非仮名w)の48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものか。ホッ...
現代と違う? 15年前の“パパ活”マンガを読み直してみました
 先日、15年前のちょっと過激な少女漫画『娼婦ハルミン物語』を読み直してみました。援助交際をする10代の女の子が主人公な...
内藤みか 2019-05-05 23:11 エロコク
無意識のモテ術! 着飾る“キレイすぎる女”がモテにくい理由
 皆さんは「無意識のモテ術」って知ってますか? これ、私が恋愛に困っている女性たちにレクチャーしている恋愛術のひとつなん...