「中華風冷ややっこ」メインにもなる具材たっぷり逸品やっこ

コクハク編集部
更新日:2021-06-09 06:00
投稿日:2021-06-09 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・歌舞伎町の居酒屋「樽一」の佐藤慎太郎さんに、具だくさんでメインも張れる逸品「中華風冷ややっこ」のレシピを教えていただきました。

ワカメやモヤシを入れても◎

 暑くなってくると冷ややっこの季節です。しかし豆腐に醤油をかけるだけでは、ちょっと寂しいですよね。この冷ややっこは、お肉あり、野菜ありと具だくさん。メインも張れる逸品です。お酢と長ネギはさっぱりもします。

「ワカメやモヤシを入れてもいいですし、千切りにしたザーサイを入れても。応用が利きます」

 合わせた冷酒は宮城県の浦霞ですが?

「樽一開業50年の浦霞協会12号酵母仕込みです。樽1個分買いました。一升瓶3000本分です。今では2年半くらい経っているので熟成されていて、温めてもいけますよ」

 お酒は熟成されて黄みがかっています。こだわりの日本酒があると料理がグンと美味しくなりますね。

材料

2人前

・豆腐(木綿でも絹でも可) 1丁
・豚バラ肉(スライス) 50グラム
・長ネギ   4分の1本
・キュウリ  4分の1本
・醤油   大さじ2
・酢    大さじ1
・ゴマ油  少々
・豆板醤  少々
・砂糖   大さじ1

レシピ

(1)醤油、酢、ゴマ油、豆板醤を混ぜ、砂糖を入れてよく溶かし調味液を作る
(2)豆腐を水切りする
(3)鍋にお湯を沸かし、豚バラ肉を茹でる。火が通ったら冷水に入れて水気を切り、1の調味液に漬ける
(4)長ネギを小口切り、キュウリを千切りにする
(5)器に豆腐を入れて、その上に3をのせ、4を盛り付ける
(6)調味液をかけたら出来上がり

本日のダンツマ達人…佐藤慎太郎さん

▽佐藤慎太郎(さとう・しんたろう)
 1971年、東京都生まれ。大学卒業後、父が経営する樽一へ入社。樽一の2代目として30年以上ホール業務を担当。創業者である父の佐藤孝氏は宮城県東松島市出身。幼少期には捕鯨船の船長に憧れる。大学卒業後、鯨類研究所に勤務。その後、転職を重ね、68年、高田馬場に7坪の樽一を開店。現在創業53年を迎え、先代の掲げた「鯨の食文化を次の世代へ」との志を伝えるべく現在に至る。

▽樽一(たるいち)
 鯨料理と三陸料理、宮城の「浦霞」が名物。「浦霞」に惚れ込んだ先代が蔵元に直談判して創業。先代の口癖は「浦霞あっての樽一」。その言葉の通り、樽一限定の浦霞が多数並んでいる。自家製ベーコン、竜田揚げ、ハリハリ鍋が人気。昨年、大塚三浦屋と経営合併し専門店の本格的なウナギやスッポンも提供している。コロナ禍でなかなか足を運べない方のために通販サイトで自慢の鯨メニューはもちろん、自宅で楽しめる豊富なおつまみセットも取り揃えている。東京都新宿区歌舞伎町1―2―9 地下1階

(日刊ゲンダイ2021年6月2日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

フード 新着一覧


「レンコンの醤油焼き」味と香りとサクサク食感を楽しめる!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、大阪・福島の割烹「お酒とさかな かけはし」の梯...
「ペヤング獄激辛カレー」を食べてみた 2021.4.10(土)
 今年の1月にまるか食品から“獄激辛シリーズ第2弾”として発売されて以来、SNSやYouTubeを賑わせている激辛のペヤ...
「フレッシュマッシュルームのサラダ」薄く切るほど美味しい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・四谷三丁目の「Beer, etc.」の鵜...
「ほうれん草と卵のナムル」計量スプーンで手軽にタレ作り!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・四谷三丁目の「Beer, etc.」の鵜...
市販のサラチキで簡単おつまみ「鶏むね肉のカチョエペペ風」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・四谷三丁目の「Beer, etc.」の鵜...
「酒呑みのポテトサラダ」燻製たくあんとカレー粉を“後のせ”
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・四谷三丁目の「Beer, etc.」の鵜...
「やみつき白菜」塩昆布&ゴマ油&にんにくの“最強トリオ”で
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・四谷三丁目の「Beer, etc.」の鵜...
スープストックタイリョー 2021.4.4(日)
 一人暮らしです、わびしいです。朝からせっせと食事を作る元気はありません。張り合いもありません。それでも、毎日朝はやって...
甘さと辛さの“無限ループ”に陥る…「ピリ辛ナスの煮びたし」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・築地の「すぽーつ居酒屋おかだ」の岡田晋平...
「ササミとザーサイの和え物」食感と薬味の辛味が小気味いい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・築地の「すぽーつ居酒屋おかだ」の岡田晋平...
「薬味たっぷりのカツオたたき」大葉とミョウガでさっぱりと
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・築地の「すぽーつ居酒屋おかだ」の岡田晋平...
豚肉がおいしい「新ジャガの肉ジャガ」思わず顔がほころんだ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・築地の「すぽーつ居酒屋おかだ」の岡田晋平...
「おでん5種盛り」煮込みは下茹でした大根の次に練り物を
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・築地の「すぽーつ居酒屋おかだ」の岡田晋平...
パン粉なしでも衣サックサク「タラとジャガイモのコロッケ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・押上のイタリアン「窯焼きバルLamp+k...
「イカの詰め物」プリッとした歯ごたえで食感が気持ちいい!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・押上のイタリアン「窯焼きバルLamp+k...
「カマンベールとしめじのアヒージョ」もうパンが止まらない
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・押上のイタリアン「窯焼きバルLamp+k...