「ブロッコリーのアーリオ・オーリオ」茹で時間は1、2分でOK

コクハク編集部
更新日:2021-09-23 06:00
投稿日:2021-09-23 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・築地のイタリアンバル「TIME」の時任健一さんに、冷めてもおいしく作り置きにもオススメな「ブロッコリーのアーリオ・オーリオ」のレシピを教えていただきました。

硬めの茹で加減が重要

 茹でたブロッコリーをニンニクとアンチョビーのオイルでソテーする。それだけの手間で、驚きのおいしさです。

 ソテーで火を通すことを考慮して、ブロッコリーを茹でるのは1、2分で十分。芯が残るくらいがベストです。この料理をおいしく仕上げるコツはそこにあります。硬めの茹で加減が重要なんです。

「茹で過ぎると水っぽくなるし、食感が悪くなります。軟らかい食感だとおいしくないので、気をつけてください」(時任さん)

 香ばしいオイルをつややかにまとったブロッコリーは、見た目も鮮やかで食卓が華やぎます。

 そのままでも十分おつまみになりますが、パスタと和えれば、お腹もバッチリ満たされ、シメの一品としてもgood! 冷めてもおいしく、弁当のおかずや作り置きにもおススメです。

材料

・ブロッコリー  2分の1個
・アンチョビー 2枚(ペースト状なら小さじ2)
・ニンニク  1片
・オリーブオイル  大さじ2
・塩  ひとつまみ
・コショウ  適量

レシピ

(1)ブロッコリーを小さな房に分ける。水を張った鍋に塩を入れて沸騰したら、ブロッコリーを加えて1、2分茹でる。ブロッコリーの緑が鮮やかになれば、取り出すタイミングだ
(2)ブロッコリーをザルなどに取り、水気をしっかり切る
(3)フライパンにオリーブオイルを引き、みじん切りにしたニンニクとアンチョビーを加える。アンチョビーを潰しながら、ニンニクの香りを出すように弱火で加熱する
(4)ニンニクが少し色づいてきて、オイルがぷつぷつと音を立ててきたら、ブロッコリーを加え、オイルを絡めるイメージで一気にソテーする
(5)皿に盛り、お好みでコショウを振り完成

本日のダンツマ達人…時任健一さん

▽時任健一(ときとう・けんいち)
 1977年、東京都生まれ。「くつろいでもらえる時間と空間を提供したい」という思いから、2012年に「TIME」をオープン。

▽TIME
 赤い木目調のシックな店内で、食事とワインが楽しめる。ワインは常時50本以上用意。都内ではほとんど流通しない幻の伊豆牛のサーロインステーキは一食の価値アリ。中央区築地2―11―3 ウィンド築地ビル1F。

(日刊ゲンダイ2021年9月16日付記事を再編集)

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