「牡蠣の柚子胡椒焼き」表面はカリッと中はふわっと柔らかく

コクハク編集部
更新日:2021-11-03 06:00
投稿日:2021-11-03 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・中目黒の「和食屋 だれかれ」の福田雅宣さんに、表面はカリッと中はふわっと柔らかい「牡蠣の柚子胡椒焼き」のレシピを教えていただきました。

タレを入れるときは火を止めて

 目黒の住宅街にたたずむ店舗は、ガラス張りでシックな外観に木の格子から温かみのある明かりがあふれています。

 おひとりさまでも、ふらっと立ち寄れますね。

 カウンターに腰かけると香ばしい焼き牡蠣の匂い。外はカリッと中はふわっとやわらか。

「タレを入れるときは火を止めるのがコツ。焦がさないためです。フライパンは十分温まっていますから、タレは余熱で牡蠣にしっかり絡みます」(福田さん)

 地酒も充実し、料理に合わせて楽しみたいですが、季節の果物を漬け込んだ果実酢も味わってほしいもの。見た目も華やかで水割りやソーダ割り、焼酎割りなどアレンジ可能です。

材料

・牡蠣 4個
・柚子胡椒(チューブ入り) 小さじ1
・醤油 大さじ1
・料理酒 大さじ1
・片栗粉 適量
・万能ねぎ 少々

レシピ

(1)フライパンに油を引いて、片栗粉をまぶした牡蠣を両面がカリッとなるまで焼く
(2)火を消して、柚子胡椒・醤油・料理酒を混ぜて作ったタレを絡ませる
(3)お好みで万能ねぎを添えて完成

本日のダンツマ達人…福田雅宣さん

▽福田雅宣(ふくだ・まさのぶ)
 1969年、岡山県出身。高校時代にアルバイトで入った地元の割烹料理店で、和食の奥深さに目覚め料理人の道へ。大阪、東京の数々の割烹・料亭を経て、2017年8月オープンから料理人を務める。
「和食は凝ると面倒と思う方も多いけど、『家で作りたい』と興味を持ってもらえる料理を目指していますね」

▽和食屋 だれかれ(わしょくや だれかれ)
 オーナーで、俳優の内田滋さんが約20年前、バイト先で出会った福田さんの料理に感動し、4年半前に再会した縁で始めた創作和食店。敷居が高そうな外観とは裏腹に旬の食材を使った本格和食をリーズナブルに楽しめる。20年2月には同じ中目黒に、カレー専門店「創作スパイス かれはだれ」をオープン。こちらは内田さん自ら厳選した有機野菜や安全な肉を使い、独自配合のスパイスと融合したグルテンフリーの自然派カレーを提供している。東京都目黒区東山2―4―16。

(日刊ゲンダイ2021年10月21日付記事を再編集)

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