「鰹とキムチのクリームチーズ和え」丼にして晩酌の締めにも

コクハク編集部
更新日:2021-11-04 06:00
投稿日:2021-11-04 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・中目黒の「和食屋 だれかれ」の福田雅宣さんに、火も包丁も使わずにつくれる手軽な一品「鰹とキムチのクリームチーズ和え」のレシピを教えていただきました。

クリームチーズを入れず丼にしても◎

 4年前にオーナーで俳優の内田滋さんがオープンさせた和食店。店内はカウンターのほかに、ゆったりしたテーブル席、接待向きの半個室も揃えます。

「店舗奥の棚は手作業で作っています。当時、舞台本番と重なっていて、夜中にオープン準備していましたね」(内田さん)

 ナチュラルな雰囲気で、居心地のよさもウリ。常連さんとも自然に溶け込んでしまう空間です。

 鰹の切り身を用意すれば、今回のツマミは火も包丁も使わない手軽な一品。キムチの辛さとクリームチーズのまろやかさが絶妙にマッチしています。日本酒やマッコリ風のにごり酒に合わせてもよさそうです。

「クリームチーズを入れずに丼にするのもおすすめです。鰹の端切れを使ってまかないで食べることもあります」(福田さん)

 鰹漬け丼とキムチの相性の良さに気づく。晩酌の締めの一杯にもいいですね。

材料

・鰹(刺し身用) 3~4切れ
・醤油 小さじ1
・みりん 小さじ1
・ごま油 小さじ1
・キムチ 適量
・クリームチーズ 少々
・ごま 少々
・大葉 少々
・韓国のり(焼きのりも可) 3~4枚

レシピ

(1)醤油、みりん、ごま油を混ぜてタレを作る
(2)皿に盛り付けた鰹とキムチに1のタレをかける
(3)クリームチーズ、ごま、大葉を添えて完成。好みでのりで巻いても美味

本日のダンツマ達人…福田雅宣さん

▽福田雅宣(ふくだ・まさのぶ)
 1969年、岡山県出身。高校時代にアルバイトで入った地元の割烹料理店で、和食の奥深さに目覚め料理人の道へ。大阪、東京の数々の割烹・料亭を経て、2017年8月オープンから料理人を務める。
「和食は凝ると面倒と思う方も多いけど、『家で作りたい』と興味を持ってもらえる料理を目指していますね」

▽和食屋 だれかれ(わしょくや だれかれ)
 オーナーで、俳優の内田滋さんが約20年前、バイト先で出会った福田さんの料理に感動し、4年半前に再会した縁で始めた創作和食店。敷居が高そうな外観とは裏腹に旬の食材を使った本格和食をリーズナブルに楽しめる。20年2月には同じ中目黒に、カレー専門店「創作スパイス かれはだれ」をオープン。こちらは内田さん自ら厳選した有機野菜や安全な肉を使い、独自配合のスパイスと融合したグルテンフリーの自然派カレーを提供している。東京都目黒区東山2―4―16。

(日刊ゲンダイ2021年10月22日付記事を再編集)

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