「麻婆キーマカレー」お酒と一緒にちびりちびりつまみたい!

コクハク編集部
更新日:2021-11-12 06:00
投稿日:2021-11-12 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・下北沢の「タコムマサラダイナー」の藤田一也さんに、「麻婆キーマカレー」のレシピを教えていただきました。
合うお酒=ビール(C)コクハク
合うお酒=ビール (C)コクハク

 タコムマサラダイナーのスパイスたこ焼きはありそうでなかった“酒が進む味”で、初めて食べた時はちょっと感動してしまいました。

 そしてもうひとつ、「お酒が進むなぁ」と店で思ったのが、カレーをこよなく愛する藤田さんの手によるスパイスカレーです。

「ダンツマ」用に考案してくれた麻婆キーマカレーは、試食ではご飯と一緒にいただきましたが、これ単体でちびりちびりとお酒を飲むのも楽しそう。個人的には、日本酒に合わせてみたいですね。

材料

・木綿豆腐 2丁
・ネギの白い部分 1・5本
・ニンニクの芽 1束
・豚ひき肉 400グラム
・玉ネギ 1個
・おろし生姜 大さじ1
・おろしにんにく 大さじ1
・水 200㏄
・鶏ガラ顆粒 小さじ1
・醤油、紹興酒 各20グラム
・油 100㏄

ホールスパイス
【A】
・スターアニス 1個
・カルダモン 5粒
・チリ 3本
【B】
・クミンシード 2グラム
パウダースパイス
・ターメリック 小さじ2
・チリ 小さじ1
・カレー粉 大さじ1

中華調味料
・豆板醤、甜麺醤 各25グラム
・麻辣醤 50グラム

レシピ

(1)鍋に油、ホールスパイスAを入れ火にかける。カルダモンはつぶすようにして入れる。火加減は焦げ付かない程度にする。カルダモンが油を吸い始めたら、ホールスパイスBを入れる
(2)クミンシードがシュワシュワと泡立ってきたら、白ネギのみじん切りを入れ炒め、玉ネギのみじん切り、ニンニクの芽の小口切りを入れる。玉ネギにある程度火が通ったら、おろし生姜、おろしニンニクを入れる
(3)ホールスパイスの香りが出てきたら、中華調味料を入れ、なじんだらパウダースパイスを加える。さらに豚ひき肉を加え、軽く色が変わるまで炒める
(4)水と鶏ガラ顆粒、醤油、紹興酒を入れ、煮込む。ひき肉に火が入ったら、水切りした豆腐を手で崩して入れる。手で崩した方が豆腐のうま味が出る。しっかり火が通ったら完成。仕上げにラー油や花椒(いずれも分量外)をかけてもいい
(5)ご飯(分量外)にカレーをかけ、好みでパクチー(分量外)を添える

本日のダンツマ達人…藤田一也さん

▽藤田一也(ふじた・かずや)
 1980年、愛媛県生まれ。進学先の大阪でカレーとスパイスに興味を持ち、ゲーム制作会社就職後は仕事の合間にカレーを自作。2005年「ヤムカレー」(現・旧ヤム邸)代表の植竹大介氏と出会い、13年に「旧ヤム邸」へ転職。17年「旧ヤム邸シモキタ荘」開店のため東京進出。20年に退社し、植竹大介氏、「薬膳和鍋 Lotus Pot」(大阪・西天満)代表の小松佳苗氏の3人で「㈱ビーキュウ」を創業。翌21年、諸店舗「タコムマサラダイナー下北沢」を開業。

▽タコムマサラダイナー下北沢
 スパイスとダシが香る「スパイスたこ焼き」が主商品。「インドにないアチャール」「スパイス冷菜」「ポテサラ風スパイスサブジ」など、酒に合うつまみや、藤田さんならではのスパイスカレーも必食。今年8月30日には旧ヤム邸とのコラボ店「タコムマサラ日比谷」を日比谷フォートタワー1階に開店した。東京都世田谷区北沢2―32―8 SSビル2階A店舗。

(日刊ゲンダイ2021年10月29日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

フード 新着一覧


ゾンビのように疲れた日に「レンジであったかチゲうどん」
 2022年も残すところ2週間弱。世間はクリスマスモード一色だけどさ……。今年中に納めなくちゃいけない仕事はまだまだある...
およね 2023-05-31 14:56 フード
山口下関「大衆酒場 三枡」で旬のふくを!2022.12.17(土)
 山口県の下関といえば、やっぱり「ふぐ」(※)。今が旬の高級魚を求めて、東京駅始発の「のぞみ」に飛び乗りました。 ...
「マッシュルームのひと皿」生と焼きで味も食感も全然ちがう
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・中目黒の「Bar à Vin ムッシュヨー...
寒い夜には「おでん」と“ベストマリアージュ”の白ワイン!
 フリーアナウンサーの市野瀬瞳です。ワイン好きが高じて猛勉強の末、ワインエキスパートと世界共通のワインの国際資格である「...
市野瀬瞳 2022-12-14 06:00 フード
「鶏手羽のエーグルドゥース」つやつやの手羽中がホロリ!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・中目黒の「Bar à Vin ムッシュヨー...
脱・惰性ランチ!卵かけご飯をチンして「即席チャーハン」に
「爆速レシピクリエイター」およねさんが考案する《ひとり分の分量で》《最小限の工程で》《最低限の洗い物で》作れちゃうレシピ...
およね 2022-12-05 06:00 フード
泡に合う! きゅうりとみょうがのピクルス 柚子こしょう風味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・中目黒の「Bar à Vin ムッシュヨー...
会員制パフェバー「Remake easy」がすごい!2022.12.1(木)
 みなさん、今どきの若者はどこでデートしているか知っていますか? コロナの影響で、飲食店や居酒屋などは閉店時間がめっぽう...
価格2倍のボージョレは無理!感動級“山梨ヌーボー”はいかが
 フリーアナウンサーの市野瀬瞳です。ワイン好きが高じて猛勉強の末、ワインエキスパートと世界共通のワインの国際資格である「...
市野瀬瞳 2022-11-30 06:00 フード
新食感! ファミマ新作スイーツ実食ルポ 2022.11.29(火)
 11月も残すところあと1日。冬の気配が近づいています。寒くなると甘いものが欲しくなりません? つめたーい風にこわばった...
「へしこあぶり梅干しの大根サラダ」白ワインと一緒にどうぞ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神楽坂の「そば・郷土料理 九頭龍蕎麦本店」...
「車麩と谷口屋の油揚げ 福地鶏のピリ辛煮」ダシがしみしみ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神楽坂の「そば・郷土料理 九頭龍蕎麦本店」...
「爆速ドリア」で料理上手な女になった? 2022.11.26(土)
 絶対に作りたい。  記事を読んだ瞬間、そう心に誓った料理がある。爆速クリエイターおよねさんが教えてくれた「革命的...
「イカの雲丹醤油つぶつぶ和え」ここぞという日の贅沢おつまみ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神楽坂の「そば・郷土料理 九頭龍蕎麦本店」...
「ハタハタの唐揚げ 山椒あんかけ」あんかけで和食上級者に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神楽坂の「そば・郷土料理 九頭龍蕎麦本店」...
「革命的シーフードドリア」片栗粉でホワイトソースを作る!
「爆速レシピクリエイター」およねさんが考案する《ひとり分の分量で》《最小限の工程で》《最低限の洗い物で》作れちゃうレシピ...
およね 2022-11-21 06:00 フード