香ばしくてトロトロ!「チーズ餅」イクラや明太子と合わせて

コクハク編集部
更新日:2021-12-26 06:00
投稿日:2021-12-26 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・銀座の「bar NIKOKO」の乾喜代子さんに、クセになる食感の「チーズ餅」のレシピを教えていただきました。

イクラや明太子と合わせるとお酒のおつまみに

 焼いたチーズを海苔でくるっと巻いて手で食べます。カラオケに興じながらでも食べやすいように考案したとか。表面は香ばしく、中はトロトロのチーズはクセになる食感で、何個でも食べられそうです。

「店では一口サイズのカチョカバロを使っていますが、なければモッツァレラチーズを適度な大きさに切ったものでもOK。イクラの代わりにタラコや明太子を合わせてもおいしいですよ。チーズと同じくらいの大きさに切ったお餅もフライパンで焼いて、一緒に海苔でくるめば食べ応えが出ます。もんじゃ焼きでも“明太チーズ餅”とかあるでしょう? その要領ね」

 コロンと丸い形がかわいい「カチョカバロ」は、イタリア南部が発祥のチーズ。塩味が控えめでクセがないので、イクラや明太子と合わせると酒のおつまみにちょうどよい味加減になります。

材料 (2人前)

・焼き海苔 全形1枚
・カチョカバロ(なければモッツァレラチーズ) 4切れ
・イクラ 適量
・しょうゆ 適量

レシピ

(1)海苔を4分の1に切る
(2)チーズが少し溶けるまでフライパンで焼く
(3)海苔にチーズをのせ、イクラをトッピング。お好みでしょうゆを少したらし、海苔で巻いて食べる

本日のダンツマ達人…乾喜代子さん

▽乾喜代子(いぬい・きよこ)
 東京生まれ。高校卒業後、マグロの輸入会社に就職したことがきっかけで食への関心が一気に高まり、食べ歩きに邁進(まいしん)。趣味が高じて「食堂のようなバー」を開業するに至った。料理は自己流で、おいしいものに出合ったら自分なりの工夫でアレンジ。バー経営歴は39年に及ぶ。帽子がトレードマークで、楽しいおしゃべり目当てに訪れる客も多い。

▽bar KINOKO
 店名は喜代子ママの愛称から。席料5000円で、客の空腹具合に合わせてツマミを次々と出してくれる“銀座の深夜食堂”。壁一面に漫画「ゴルゴ13」全202巻が並んでいるのは、作者の故さいとう・たかを氏が常連だったため。以前はステーキの名店「かわむら」の上階に店を構えていたが、今年10月から現在地に移転して新装オープン。カラオケ設備もある。東京都中央区銀座8-2-10 銀座誠和シルバービル9F。

(日刊ゲンダイ2021年12月11日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

フード 新着一覧


特別な日に…ちょっぴり贅沢な白ワイン煮「鰻のマトロート」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草橋のビストロ「ジョンティ」の斎藤光さん...
コンビニ食材でイタリアン「アニョロッティ・ダル・プリン」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学のイタリアン「あつあつ リ・カーリ...
軽い苦みがくせになる! 焼酎のおともに「春菊のナムル」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・吉祥寺の焼き鳥店「焼き鳥 しょうちゃん」の...
どこか懐かしい味…「ピリピリこんにゃく」は焼酎と一緒に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は札幌・すすきのの居酒屋「おばんざい屋 まる」の平...
肉汁を逃がさない! ソースが決め手の「豚肉のロースト」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は青森県・青森市のイタリアン「リンチェ」の滝沢英哲...
「ささっ」と作れて「とっても」おいしいアボカドのおつまみ
 秋になるとお酒をゆっくり飲みたくなる。そんな日も増えてきませんか? そこで簡単に作れる1品をご紹介します!
ぐっち夫婦 2020-11-10 19:05 フード
自分好みの味に…黄金比率で仕込む「自家製サーモンマリネ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草橋のビストロ「ジョンティ」の斎藤光さん...
噛めばジュワッ!名店仕込み「カニと根三つ葉のだし巻き卵」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の寿司の名店「銀座 すし延」の伊東純司...
普段使いの材料だけで作る「ふわふわ卵の海苔あんかけ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・人形町の和食料理店「いわ瀬」の望月洋介さん...
ひと手間かけた「鮭の竜田揚げ」 濃い味付けにお酒が進む
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草の和食店「おにくのおすし 浅草店」の南...
アサリたっぷり! 具だくさん「魚介のパスタ」はメインにも
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は青森県・青森市のイタリアン「リンチェ」の滝沢英哲...
ビールが進む「鶏ネギの塩焼き」パリッパリの鶏皮が香ばしい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草の和食店「おにくのおすし 浅草店」の南...
「ワタリガニと壬生菜のとんぶり和え」薄味仕上げの上品小鉢
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の寿司の名店「銀座 すし延」の伊東純司...
デザートみたいなおつまみ「ナガノパープル白和え」の意外性
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・人形町の和食料理店「いわ瀬」の望月洋介さん...
「マグロと納豆のユッケ」何にでも!万能ユッケだれの作り方
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草の和食店「おにくのおすし 浅草店」の南...
スープも絶品!手羽元と手羽先で作る「鶏肉のトマト煮込み」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は青森県・青森市のイタリアン「リンチェ」の滝沢英哲...