浅草の老舗天ぷら「三定」実食レポ 2022.2.19(土)

コクハク編集部
更新日:2022-02-19 06:00
投稿日:2022-02-19 06:00
 東京・浅草グルメといえば天ぷらですよね。浅草には、天ぷら屋がたくさんあるので、いつも迷ってしまいます。どのお店も大盛況で、人気の高さが分かります。今回は、創業天保8年(1837年)の老舗天ぷら「雷門 三定」(さんさだ)に行ってきました。

ボリューム満点の江戸前天丼

 上天丼は、三定の一番人気。天ぷらや定食など、ほかのメニューも豊富ですが、やっぱり天丼をチョイス。「江戸前天ぷら」といわれ、茶色いのが特徴なんだとか。新鮮な胡麻油で揚げられ、三定伝統の天つゆをたっぷりとまとっています。衣はサクサクというよりかは、しっとり&もっちり系。かき揚げが食べたければ、上天丼を選べば間違いなし。どんぶりの下は、つゆだくです♪

江戸庶民の味を堪能

 筆者は無類の海老好きなので、並天丼を注文。ぷりっぷりの大きな海老に天つゆがひたひたにしみ込んでいます。上天丼と比較してみても、ボリュームは負けません。イカやキスなどの白身魚ものっていて、はみ出す海老にうっとり♡「江戸庶民に生まれてよかったー!」と思わず叫びたい気持ちになりました。

テイクアウトもできる!

 三定本店は、銀座線浅草駅(1番出口より徒歩1分)のすぐ近くで、アクセス良好です。浅草で観光しなくても、ふらっと立ち寄れます。店頭では、好きな天ぷらを好きなだけテイクアウトできます。ボリューム満点すぎて、食べきれないかも……という方にもいいかもしれません! もちろん、店内メニューの天丼もお持ち帰りできます。

 とにかく、丁寧に衣がつけられた天ぷらをお家でも楽しめるなんて、幸せでしかない! 天つゆをたっぷりかけて召し上がれ。

まとめ

 こんなにおいしい天ぷらが185年前からあったとは、「日本の食文化ってスゴイ!」と歴史をしみじみと感じました。恥ずかしながら、筆者は老舗の天ぷら屋で食べたことがありませんでした。そして今まで食べてこなかったことを、本当に後悔しました……。まだ食べていないという方は、立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

(編集S)

adress:東京都台東区浅草1-2-2

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


子供にも人気「牛肉の甘辛煮」弱火で30分煮込んでトロトロに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、横浜・天王町「ステーキクラブ『18』」の店長・...
辛さ再び! ペヤング「獄激辛麻婆」を実食 2021.9.17(金)
 まるか食品さんがまたやってくれました。今回の「極激辛シリーズ」は「麻婆やきそば」です。9月に入ってなんだか急に肌寒くな...
「ガーリックライス」最後に特性ソースでジュジュジューッと
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、横浜・天王町「ステーキクラブ『18』」の店長・...
「チキングリル」面倒でも料理酒か白ワインで蒸すのが大事!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、横浜・天王町「ステーキクラブ『18』」の店長・...
サシがとろり「リブステーキ」 焼く前に常温で20〜30分置く
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、横浜・天王町「ステーキクラブ『18』」の店長・...
ひき肉だけで作る「つなぎなしハンバーグ」 ソースが絶妙!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、横浜・天王町「ステーキクラブ『18』」の店長・...
「柴漬けアーリオ・オーリオ」ワインに合う人気賄いメニュー
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・芝公園の「イタリア料理 樋渡」の原耕平さ...
自家製「鶏ハム」超簡単なのにしっとり&うま味じんわり!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・芝公園の「イタリア料理 樋渡」の原耕平さ...
「タコとオクラのマリネ」イタリア魚醤で味の輪郭くっきり
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・芝公園の「イタリア料理 樋渡」の原耕平さ...
「きゅうりのバルサミコ酢マリネ」うま味と歯ごたえが絶品!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・芝公園の「イタリア料理 樋渡」の原耕平さ...
「ピーマンとツナのサラダ」ピーマンのしんなり加減はお好みで
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・芝公園の「イタリア料理 樋渡」の原耕平さ...
「イチジクのコンポート」コツはイチジクの赤さを残すこと
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・浅草の「鮨 久いち」の出口威知朗さんに、...
「あん肝の奈良漬け添え」まるでムース…奈良漬と相性抜群!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・浅草の「鮨 久いち」の出口威知朗さんに、...
うま味が濃厚!「煮帆立」帆立てとはまぐりのマリアージュ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・浅草の「鮨 久いち」の出口威知朗さんに、...
秋を先取り! 生落花生のおいしい食べ方♡ 2021.9.2(木)
 まだまだ暑い日が続きますが、無人販売所には少しずつ秋の気配が。  8月下旬から旬を迎える「生落花生」が並ぶように...
江戸前寿司の象徴「煮はまぐり」 余熱でふんわり軟らかく
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・浅草の「鮨 久いち」の出口威知朗さんに、...