「ひらひらマッシュルームサラダ」スライサーでアッという間

コクハク編集部
更新日:2022-05-08 06:00
投稿日:2022-05-08 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神宮前のマッシュルーム専門店「マッシュルームトーキョー」の鈴木淑之さんに、マッシュルームの風味を存分に楽しめる「ひらひらマッシュルームサラダ」のレシピを教えていただきました。

面倒な手間は一切なし

 包丁もフライパンも使わず、面倒な手間は一切なし。スライサーを使ってマッシュルームをひらひらにスライスするだけです。

 これが驚くほどおいしいんですよ。塩とオリーブオイルにちょんちょんとつけて口に含むと、芳醇な香りが鼻を抜けていきます。マッシュルームは舌で溶けてしまいました。

「ポイントはできるだけ薄くすること。少しでも厚みがあるとボソボソになるので、本来の食感を楽しめません」

 使っているのは千葉の生産者が手掛けた「シャンピニオン・ド・パリ」。フランス産の種菌の品種とのこと。

「ぷっくりとして高さがあり、うま味がギュッと詰まっています」と鈴木さん。もともとマッシュルームは、うま味成分として知られるグルタミン酸がシイタケの3倍と豊富。トマトや白菜といった野菜よりも多いんです。シンプルな味付けで十分おいしいはずですよね。

 店で提供されているのはスーパーではちょっと手に入りにくいサイズだが、一般的な大きさのものでもおいしさは同じ。ただし、オリーブオイルは必ず別添えに。ドバッとかけてしまうと、どんどん吸ってべちゃべちゃになってしまうので台無しなるので要注意です。

【材料】

・マッシュルーム 適量
・塩 適量
・オリーブオイル 適量

【レシピ】

 生のマッシュルームをスライサーで薄くスライスして、塩とオリーブオイルを添える。

本日のダンツマ達人…鈴木淑之さん

▽鈴木淑之(すずき・としゆき)
 子供のころ、11歳上の兄に連れられて訪れた東京・田端のレストランで食べたポークカツに感動、料理人を志す。芝パークホテルで30年、フレンチレストランで料理長などを経験。「MUSHROOM TOKYO」のオープンから料理長を務めている。

▽マッシュルームトーキョー
 マッシュルーム料理の専門店として2014年4月2日にオープン。生産者の味を壊さないシンプルな味付けで、マッシュルーム愛好家を増やしている。昨年6月、兵庫県姫路市に2号店の「MUSHROOM TOKYO HIMEJI」もオープンした。

東京都渋谷区神宮前6-2-4

(日刊ゲンダイ2020年3月24日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


手軽で簡単! お味噌汁のついでに作れる「アサリ醤油漬け」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・門前仲町の居酒屋「酒亭 二ぶん半」の武井...
「〆サバ天婦羅 甘酢あんかけ」つゆも塩も不要でおいしい!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・門前仲町の居酒屋「酒亭 二ぶん半」の武井...
甘いおつまみ「紹興酒漬けレーズンとバニラアイス山椒かけ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、神奈川・鎌倉の創作中華料理店「かかん」の小出幸...
「茹で鳥のネギソース」ゴマ油が香る“万能ダレ”で夏バテ予防
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、神奈川・鎌倉の創作中華料理店「かかん」の小出幸...
梅シロップでスペシャルドリンクを作ってみた 2021.7.2(金)
 地元の食材シリーズ第4弾は「青梅」。「梅仕事」に憧れつつも、毎年スルーしてしまっていたけれど、今年は一念発起! 梅シロ...
「よだれナス」ナスを蒸すことで食感と風味が格段にアップ!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、神奈川・鎌倉の創作中華料理店「かかん」の小出幸...
「ピータンウニ豆腐」2ステップで定番メニューが豪華に変身
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、神奈川・鎌倉の創作中華料理店「かかん」の小出幸...
「白酒のウオッシュチーズ」白酒をはけで塗って3週間熟成!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、神奈川・鎌倉の創作中華料理店「かかん」の小出幸...
「そうめんの熱々サラダ油かけ」ニンニクの香りが引き立つ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・池袋の中国西北家庭料理店「沙漠之月」の英...
「豚肉とキャベツ、春雨炒め」モチモチ食感の春雨が主役!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・池袋の中国西北家庭料理店「沙漠之月」の英...
「ナス、トマト、ピーマンの黒酢炒め」底のスープも有効活用
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・池袋の中国西北家庭料理店「沙漠之月」の英...
今年の枝豆は“昆布塩水漬け”も仲間入り♡ 2021.6.23(水)
 わーい、わーい。夏のおつまみに欠かせないやつ、今年も枝豆の季節がやってまいりました! 昨夏は取材先のjiubar(東京...
新たな無限おつまみ「エノキと千切りキュウリのラー油あえ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・池袋の中国西北家庭料理店「沙漠之月」の英...
「小ネギと豆腐のゴマ塩あえ」切った材料をあえるだけで完成
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・池袋の中国西北家庭料理店「沙漠之月」の英...
「アーリオ・ラー油・ペペロンチーノ」自家製ラー油に挑戦!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・銀座の居酒屋「炭火屋るぷりん」の海老沢淳...
神戸出身記者オススメ!鉄板スイーツ3選 2021.6.19(土)
 長引くコロナ禍で、地元・神戸に帰省出来ない日々が続いています。18歳で上京して以来、こんなに帰らなかったことはありませ...