更新日:2022-06-17 18:25
投稿日:2022-06-10 06:00

ついに挿入…強烈な刺激と快楽に包まれて

――ついに彼のモノがE子さんの秘部にあてがわれた。その続きをお聞かせください。

「はい、K君は私の顔を見つめたまま、ゆっくりと腰を送り込んできたんです。ズブズブ……ッとペニスが体内を割り裂く強烈な刺激に、私は『ああ……ッ』と、あごを反らして甲高い喘ぎを漏らしてしまいました。

 夫とはずっとセックスレスで……男の人のモノってこれほど硬く、熱く、雄々しいのだと、忘れていた記憶が瞬時によみがえってきて……。

 K君はずっと私の表情を眺めていました。私も閉じかかるまぶたを見開き、彼の昂揚した顔を見つめ返して……。互いの目が潤み、視線を淫らに絡め合わせている――幸せでした。

 心から幸せで、『この瞬間こそすべて』だと思えるほどの快楽が、私の全身を包んできたんです。

スローな動きに甘い声が止まらない

 K君は熱い吐息とともに『E子の膣内(なか)、あったかい……気持ちいいよ』と、ゆっくり腰を前後させてきて……。私を労わるような、いえ、私とひとつになった結合感を味わうようなスローな腰の動きに、私も湿った息を漏らしながら『いい……すごく、気持ちいいの……』と、自分でも恥ずかしいほど甘やかな声を返していましたね。

 ペニスが行き来するたび、私の体は大きくのけ反りました。

 結合部から粘ついた蜜液が噴きだすのが分かって……アソコがキュッとペニスを締めつけるんです。

 それどころか、彼の勃起を膣奥深くまで引きずりこんでいきそうになる感覚に陥ってしまって……」

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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