【ニキビで悩む女性におすすめの漢方薬】
・黄連解毒湯(おうれんげどくとう):のぼせ気味で顔色が赤っぽく、イライラ気味な方の湿疹・皮膚炎などに用います。
・桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん):比較的体力があり、めまいやのぼせのある方の更年期障害やニキビ、肌のシミなどに用います。
漢方薬は自分の体質に合ったものを選ばないと、効果が十分に得られなかったり、副作用が出やすくなったりすることもあるので注意しましょう。
オンライン漢方サービスなどを利用して専門家に相談すると、自分にぴったりの漢方薬を見つけることができますよ。
4. ホルモンバランスを整えて、輝く美肌へ!
「ありがとうございました。大人ニキビのことも、プレ更年期のこともよくわかりました! さっそく今日から早寝して、食事は栄養たっぷりを目指します!」
そういって、サキさんは笑顔で席を立ちました。えりのボスは明るく笑って見送ります。
「いつでも自分らしく、それでいてキレイでいられたらいいわね。からだの声をしっかり聞いて、生活習慣を整える。そういう根本的なところから、女性のキレイは作られていくの」
(……えりのボスって、近くで見るとすごくキレイな肌してる! 初めて見たときは『年齢不詳のタヌキ妖怪だ!』なんて思っちゃったけど……ごめんなさい)
サキさんは、深々と頭を下げました。
「えりのさんに相談できてよかったです。また来ていいですか?」
「ええ、気になることがあったら、いつでもサロンへいらっしゃい」
悩める女性にそっと寄り添う、えりのボスでした。みなさんも大人ニキビをからだの内側から解消して、つやつや美肌を目指しましょう!
★サロン「コクハク」のオーナー えりの
顔と口調は若いものの、年齢不詳。タヌキか妖怪の噂も囁かれる謎めいた主人だが、ココロやカラダ、健康に関する知識はズバ抜けており、何気にハイスペック。ムスメ時代に苦労してるため、自分より“後輩”の女にはしあわせになって欲しいと願っている。愛称は、えりのボス。
(漫画/腹肉ツヤ子)
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<この記事の監修者>
あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 竹田由子
元漢方・生薬認定薬剤師。大学院で臨床薬学を専攻、日米で病院研修を受ける。病院薬剤師として10年間入院患者を担当しながら、化学療法・医薬品情報担当としても活動する。患者さんから「本音を話しやすい」と言われ関わるうちに、日常のセルフケアの大切さを痛感。転居後は薬局に勤務する傍ら、ライターとしても活動する。病院時代の上司が漢方好きで、漢方の凄さを体感し魅了され「日常の不調はまず漢方」と生活している。現在は、漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選びお手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」でも情報発信をしている。
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