「慰謝料払って破談に」占いママの鑑定で婚約破棄を決めた男

並木まき ライター・エディター
更新日:2022-09-24 06:00
投稿日:2022-09-24 06:00

放任主義の母親が口を出すなんて

「そこまではっきりとウチの母親が俺のことに口出ししてくるのって、すごく珍しいんですよ。

 まぁ、結婚となれば俺らだけの話じゃなくて両家の実家も関係してくることだから、母親としても他人事じゃないしっていうのがあるんでしょうけど。

 まだ真優ちゃんに母親を会わせる前なのに、そんなふうに母親が言ってきたから、これはただごとじゃないなって悟りましたね」

 ケイイチさんの母親は、基本的にはケイイチさんに対しては放任主義とのこと。これまでの歴代彼女にはいろんな人がいたものの、その誰に対しても文句を言ってきたこともなかったそうです。

きっちり別れなくては…だけど切り出せない

「だからこそ、真優ちゃんとの結婚は、残念だけど諦めないといけないなって思いました。母親も、本当はそんなことを言いたくなかったと思うんですよ。でも、そういう鑑定結果が出てしまった以上は、やっぱりこの結婚は避けたほうがいいじゃないですか。

 今、悩んでいるのはどうやって真優ちゃんにこのことを伝えようかという点です。このまま付き合っている分には問題なさそうですが、それじゃあ真優ちゃんに申し訳ないし、きっちりと別れなくてはいけないですよね。

 慰謝料が欲しいと言われたら、これもきっちりと払う覚悟です。

 でも、僕の性格的になかなかこういう話をビシッと切り出せなくてですね……、“結婚は白紙に”とは伝えてあるものの、真優ちゃんはその言葉の真意をわかっていないみたいなので、どうやって納得してもらおうか……、頭が痛いです」

  ◇  ◇  ◇

 恋人同士であれ、夫婦であれ、100%同じ価値観を有する男女は稀です。ましてや交際前の男女となれば、なおのことです。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


やっぱり直接会わなきゃ!40代向けパーティーに潜入したら
 パソコンで婚活相手を探すのと違い、ジカ当たりできるパーティーは好感触だったので、今度は40代メーンのパーティーに参加し...
個性派気取り? パーティー会場にいた残念すぎる服の男性
 会員限定の大きなパーティーに行くと、ちょっと地味だけどマジメそうな男性がいっぱい。なぜか身長の低い人が目立ちます。 ...
会員制パーティー初参加も…アピールタイムはたったの3分
 せっかく結婚相談所に入会したのにまともな男性に会えないのでは意味がないと、今度は会員限定のパーティーにチャレンジです。...
街コンで一目惚れした福山似イケメンにドン引きした理由
 婚活中と公言すると、さまざまな経験談が耳に入るようになります。街コンに行った友人(美容業・34歳)からこんな話を聞きま...
趣味は「絵画鑑賞」 ハイソで知的なメンズだと思ったのに
 第1弾の紹介書にあった男性陣の容貌にゲンナリして、その後コンタクトを断念。新たなアクションは、会員サイトからの相手探し...
見た目が全てじゃないけど…ありのまますぎる男性陣に落胆
 16人分の紹介書が届きました。年齢は49歳6人、48歳4人、47歳2人、46歳1人、44歳2人、43歳1人。年齢50歳...
今度はどんな男性が…大手企業と契約している2社目に挑戦
 相手の写真を見るまでに時間をかけている余裕はないので、今回は、紹介資料が月に2回届くというB社に入会しました。ここは大...
“アラフォー女子”がネックなの? メール返信はまさかの1人
「会員数日本最大」の言葉に引かれて入会したA社。インターネットの会員専用画面から文字情報が気になった3人に早速アクセスし...
いざ、パートナー探し…初期投資は締めて「12万円」ナリ
 独身崖っぷち、アラフォー女性記者が果敢に(?)潜入取材した結婚相談所の生態をリポートしていきます。  1回目は...