「ささみのきつね巻」油揚げと鶏肉をクルクル…お店な一品!

コクハク編集部
更新日:2022-10-29 06:00
投稿日:2022-10-29 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・八丁堀の「串粋」の吉田正則さんに、おしゃれな見た目の「ささみのきつね巻」のレシピを教えていただきました。

余りがちな油揚げの使い切りにも

 普段、店でも夜のコースの1本目の串として出している人気メニューがこちら。素早く簡単に調理ができ、誰からも好まれる一品です。

「油揚げを巻く時にあまりに力を入れ過ぎると切れてしまうので、やさしく巻いてください」

 わさびとささみ、梅肉とささみといえば、焼き鳥店の定番メニュー。そこに油揚げとねぎが加わることで、カリッとした食感になり、深い味わいになるんですよ。

「わさびがシンプルな味で1番人気ですね。わさびにちょっと醤油をたらしていただいてもおいしいですよ。ささみの上にチーズをのせたり、明太子マヨネーズなんかもよく合います。トッピングするものによって味のバリエーションが広がります」

 冷蔵庫の中をのぞいてみて、残っている食材があったら、それを使えばOK。

 油揚げは賞味期限が早い割に、味噌汁やいなり寿司、きつねうどんなど、使う料理が限られますが、これなら無駄なく食べ切ることができますね。

【材料】

・ささみ 2本
・油揚げ 1枚
・大葉 4枚
・万能ねぎ 適量

【レシピ】

(1)油揚げの3辺を包丁で切って大きく広げ、中央に切れ目を入れて開いた生のささみを、その上にのせる。

(2)大葉を油揚げ全体に敷き、中央部分に万能ねぎを置いて巻き寿司の要領でくるくるとロール状にする。

(3)切りたい厚みに合わせて爪ようじを突き刺し、その間をカットする。

(4)フライパンで表と裏を焼き目がつくぐらい焼く。

(5)お皿に盛り付け、梅肉、わさび、明太子をトッピングすれば出来上がり。

本日のダンツマ達人…吉田正則さん

▽吉田正則(よしだ・まさのり)
 鶏肉店と焼き鳥店を営む父親の後ろ姿を見て料理人を志す。高校卒業後、18歳で洋食店で料理を学び、その後、和食やとんかつ店など、さまざまなジャンルで修業を重ね、3年前から現在の店で店長兼料理人を務めている。

▽串粋(KUSHISUI)
 1980年に東京・田町で創業。サラリーマン、OL、主婦らに愛され、7年前、現在の場所に移転。ランチは5種類で貴重な白レバーを焼き上げた数量限定の「レバー入り鶏重」(1000円)が1番人気。その他、「鶏重」「そぼろ天玉丼」「せせり鶏込玉丼」「カレー鶏丼」があり、選ぶのに迷うほど。夜は1800円(焼き鳥)、2000円(創作串6本)、3000円(創作串10本)の3つのコースがあり、すべて前菜、食事付き。

東京都中央区新川2-7-7

(日刊ゲンダイ2020年7月21日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


玉味噌の風味とナスが溶け合う「米ナスの田楽牛肉添え」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は千葉県・流山市の老舗割烹「割烹柳家」の青柳宏幸さ...
「きのこのマリネ 半熟卵添え」一晩寝かせてマイルドな味に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・豊中市のフレンチ「ビストロ・リッペ」の中尾...
【パクチーえび餃子】パクラー集合! お好みで追いパクも♡
「仲良しメンバーで年末集まろ~!」「鍋パーティーしよ~!」などとワイワイごはん会の計画を立てている方に朗報です!(笑)今...
ぐっち夫婦 2020-01-15 14:57 フード
外はカリッと中はふわっふわ「ジャガイモとツナのフリコ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学のイタリアン「あつあつ リ・カーリ...
砂肝の皮を使った「砂肝ポン酢」 コリコリ食感がやみつきに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・吉祥寺の焼き鳥店「焼き鳥 しょうちゃん」の...
すし酢を使ってまろやかな味に「トマトとバジルのマリネ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は札幌・すすきのの居酒屋「おばんざい屋 まる」の平...
「シュークルート」寒い夜は煮込み料理で体の芯から温まろう
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草橋のビストロ「ジョンティ」の斎藤光さん...
「数の子の芋サラダ」定番のポテトサラダが“和”のおつまみに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の寿司の名店「銀座 すし延」の伊東純司...
おなじみのスナック菓子が大変身!お手軽「ポテサラ明太」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・人形町の和食料理店「いわ瀬」の望月洋介さん...
銀座の名店の味を自宅でも!ヘルシーな「季節野菜のマリネ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のフレンチ「ルヴァン・エ・ラ・ヴィアン...
肝を加えてコクを出す「サンマとクリームチーズのリエット」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は沖縄・那覇のビストロ「Refuge」の大城忍さん...
ボージョレに合う!はちみつが隠し味のコク旨♡カプレーゼ
 この時期が来ると、デパートやスーパーの食品売り場は(待ってました!? の)“ボージョレムード一色”になりますね♪ ぐっ...
ぐっち夫婦 2020-01-15 14:56 フード
「コンビーフのトマト煮」簡単&豪快調理なのに優しい味わい
伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷の居酒屋「純米酒 三品」の稲原春香さんに...
「ホタテと春菊のワサビ和え」茹でずに焼くのが味の決め手
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は埼玉県・浦和の懐石料理「日に日に新」の木下泰司さ...
お肉を使わないからサッパリヘルシー「白いマーボー豆腐」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・小樽のロードレストラン「シルフィード」の...
「タコ、ジャガイモ、オリーブのサラダ アンチョビー風味」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・福島のフランス料理店「ミチノ・ル・トゥール...