俺の人生を何だと思ってる?離婚届を焦らし抵抗を画策する夫

並木まき ライター・エディター
更新日:2022-10-29 06:00
投稿日:2022-10-29 06:00

人生の大事な決断を勝手に決める妻にうんざり

 ヤスタカさんは、もともと恋愛には奥手なタイプとのこと。有香里さんと結婚する前にも複数の女性と交際をしてきましたが、自分からリードするのが苦手なヤスタカさんに対して、多くの女性たちは愛想を尽かして別れてしまったと話します。

「有香里さんは強引な性格。でも強引な妻のほうが僕には合っているのかなって思ったんですよ。実際に結婚してみたら、いろいろ指図されるし面倒なところは多いですけどね。

 でも……、その究極が今回の離婚騒動ですよ。あ、“騒動”じゃないんですかね、あっちは本気みたいだから。

 いずれにしても、結婚だ離婚だと人生の大事な決断を、全部勝手に決めようとする有香里さんに呆れています。僕の人生を、なんだと思っているんだって。

 少し放っておいたら、その意味に気づくかなと期待していましたが、全然ダメ。“離婚に合意したくせに、届を出さないのはおかしい!”って責められてばかりです。

最後くらいは自分でリードしたい

 こんなふうに他人の人生を振り回す女性は、僕が言うのもなんですけど、絶対に幸せになれないと思いますよ。自分がしていることがどれだけ非常識で、どれだけ他人に迷惑をかけていることなのか、どこかで気づいてほしいです」

 いわゆる“無言の圧”をかけていると力説するヤスタカさん。夫婦の将来については「結果的には離婚をすることになるかもしれないけれど、最後くらいは有香里さんがリードする形ではなく僕がリードする形で終わらせたい」と話していました。

 ◇  ◇  ◇

 恋人同士であれ、夫婦であれ、100%同じ価値観を有する男女は稀です。ましてや交際前の男女となれば、なおのことです。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。

 まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


街コンで一目惚れした福山似イケメンにドン引きした理由
 婚活中と公言すると、さまざまな経験談が耳に入るようになります。街コンに行った友人(美容業・34歳)からこんな話を聞きま...
趣味は「絵画鑑賞」 ハイソで知的なメンズだと思ったのに
 第1弾の紹介書にあった男性陣の容貌にゲンナリして、その後コンタクトを断念。新たなアクションは、会員サイトからの相手探し...
見た目が全てじゃないけど…ありのまますぎる男性陣に落胆
 16人分の紹介書が届きました。年齢は49歳6人、48歳4人、47歳2人、46歳1人、44歳2人、43歳1人。年齢50歳...
今度はどんな男性が…大手企業と契約している2社目に挑戦
 相手の写真を見るまでに時間をかけている余裕はないので、今回は、紹介資料が月に2回届くというB社に入会しました。ここは大...
“アラフォー女子”がネックなの? メール返信はまさかの1人
「会員数日本最大」の言葉に引かれて入会したA社。インターネットの会員専用画面から文字情報が気になった3人に早速アクセスし...
いざ、パートナー探し…初期投資は締めて「12万円」ナリ
 独身崖っぷち、アラフォー女性記者が果敢に(?)潜入取材した結婚相談所の生態をリポートしていきます。  1回目は...