時短&コク増し♡「手羽先のコーラ煮」は忙しい日の救世主

コクハク編集部
更新日:2024-02-21 06:00
投稿日:2024-02-21 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・富士見ヶ丘の「HONGKONG DINING 彩」の林擁鋒さんに、おいしさと時短のいいとこどり! 「手羽先のコーラ煮」のレシピを教えていただきました。

コーラの甘味を味方につけて

 お店には「鶏肉の香港風煮込み」という人気メニューがあります。

 本場中国から取り寄せる香辛料を使って、鶏肉をじっくりと軟らかく煮込んだこちらのメニュー。「ダンツマ」用に簡易バージョンを考えたとき、林さんが手にしたのは、なんとコーラ!

「炭酸にはお肉を軟らかく、ジューシーにする効果がありますし、コーラの甘味、酸味などがそのまま味付けになり、複雑な風味を出してくれる。なによりお手軽でしょ」

 見事な照りをまとった手羽先は、15分煮ただけとは思えないジューシーさ♡ コーラの甘味を吸ったコクのある味は紹興酒との相性抜群です。

 鶏肉はもちろん、豚肉でも試してみても◎

【材料】

・手羽先 10本
・ねぎ 5センチ×3本
・しょうがスライス 3枚
・八角 1個
・コーラ 300ミリリットル

調味料
・醤油 大さじ2
・料理酒 大さじ1
・塩 小さじ1
・砂糖 小さじ2

【レシピ】

(1)手羽先をきれいに洗い、沸騰した鍋に入れて1分ほど茹でる。茹でた手羽先を水で洗い流し、キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取っておく。

(2)油(分量外)を引いたフライパンで1の両面をこんがりときつね色に焼く。

(3)2にねぎ、しょうが、八角を加えて軽く炒める。

(4)コーラと調味料を加え中火で15分煮る。

(5)火を強火にし、調味料を手羽先に絡めながら煮詰めたら完成。

本日のダンツマ達人…林擁鋒さん

▽林擁鋒(リン・ヨウホウ)

 1977年、中国・福建省生まれ。広東省の料理専門学校を卒業後、福建省の人気高級ホテル成龍大酒店で研さんを積む。02年に来日。千葉市の中国料理店を経て13年に独立。オーナー兼料理長として本格中華を手頃な値段で提供する。

▽ほんこんだいにんぐ あや

 2013年のオープン以来、瞬く間に予約必須の人気店になった。メニューの数は常時130種類以上。多くが1000円以下と安価だが、人気メニューの「よだれ鶏」「牛肉の激辛煮」など味はどれも本格的だ。料理長のリンさんを含め、25年以上のキャリアを持つ中国人シェフ4人がきょうも一心不乱に鍋を振る。

東京都杉並区高井戸西2-10-9 ノースメインビル109

(日刊ゲンダイ2020年11月20日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


「干し柿バター」切って“酒マリネ”をして混ぜて待つだけ!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の居酒屋「赤坂 まるしげ」の与那覇朝雄...
「千枚蕪と柿の酢物」シャクシャクとトロッのハーモニー
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は福岡・中央区にある「博多料亭 稚加榮」の平山克浩...
生のカリフラワーを使うのがポイント!「いもフラワー」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・有楽町のフレンチレストラン「Restaur...
彩り野菜と塩がうまさを引き立てる「鯛のカルパッチョ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・西区のイタリア料理店「トラットリアパッパ」...
ふわっとした食感に仕上がる「白子のバターしょうゆ焼き」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の和食店「多に川」の阿部学さんに、軽い...
玉味噌の風味とナスが溶け合う「米ナスの田楽牛肉添え」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は千葉県・流山市の老舗割烹「割烹柳家」の青柳宏幸さ...
「きのこのマリネ 半熟卵添え」一晩寝かせてマイルドな味に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・豊中市のフレンチ「ビストロ・リッペ」の中尾...
【パクチーえび餃子】パクラー集合! お好みで追いパクも♡
「仲良しメンバーで年末集まろ~!」「鍋パーティーしよ~!」などとワイワイごはん会の計画を立てている方に朗報です!(笑)今...
ぐっち夫婦 2020-01-15 14:57 フード
外はカリッと中はふわっふわ「ジャガイモとツナのフリコ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学のイタリアン「あつあつ リ・カーリ...
砂肝の皮を使った「砂肝ポン酢」 コリコリ食感がやみつきに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・吉祥寺の焼き鳥店「焼き鳥 しょうちゃん」の...
すし酢を使ってまろやかな味に「トマトとバジルのマリネ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は札幌・すすきのの居酒屋「おばんざい屋 まる」の平...
「シュークルート」寒い夜は煮込み料理で体の芯から温まろう
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草橋のビストロ「ジョンティ」の斎藤光さん...
「数の子の芋サラダ」定番のポテトサラダが“和”のおつまみに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の寿司の名店「銀座 すし延」の伊東純司...
おなじみのスナック菓子が大変身!お手軽「ポテサラ明太」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・人形町の和食料理店「いわ瀬」の望月洋介さん...
銀座の名店の味を自宅でも!ヘルシーな「季節野菜のマリネ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のフレンチ「ルヴァン・エ・ラ・ヴィアン...
肝を加えてコクを出す「サンマとクリームチーズのリエット」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は沖縄・那覇のビストロ「Refuge」の大城忍さん...