レス夫婦ドラマ「あなたがしてくれなくても」は自分事過ぎて身が入らない

豆木メイ フリーライター
更新日:2023-04-24 16:41
投稿日:2023-04-24 06:00

夫婦とはいえ他人だからすれ違うこともある

 ドラマの1話で、セックスを拒否している側の夫・陽一が妻・みちの壊れたキーケースを見て新しいものをプレゼントするシーンがあります。

 しかし、今のみちの趣味には合わない同じキーケースを買ってくるのです。

 女性からすれば、普段から妻のファッションや好きなものを見ていたら、そのキーケースが好みじゃないことぐらいわかるやろ! と思ってしまうのですが、こういうところが男性と女性がすれ違ってしまう要因なのでしょう。
 
 男性に対しては、はっきりと言葉に出して「好き、嫌い」を伝えないと、全くといっていいほど伝わっていないと思った方がいいのかもしれません。察してよ! は通用しないようです。

 でもこのような男女のすれ違いって結婚生活が長くなればなるほど、遭遇する機会は多いものです。

 夫婦だけどそもそも他人だし、性別も違うし、性格も違うんだからしょうがないとは思っています。

 すれ違いが重なって気持ちが離れていく。そうするとセックスしたくなくなってしまい、レスになるという構図なのでしょうか。

 こんな時こそ、夫婦なんだからセックスしたら簡単に仲直りできるんじゃない?って思ってしまう筆者は単純過ぎるのかもしれません。

ドラマに対する意見が楽しみ

 実際にセックスレスが現在進行形の人からすれば、普段見て見ぬふりしがちなこの問題をあからさまに訴えてくるこのドラマは見るのが苦しい時があるかもしれません。

「あなたがしてくれなくても」は、セックスを拒否されている側も拒否している側もどちらにとっても結構キツイ内容ではあります。

 原作のコミックでも、「それは言わないで……」と耳が痛くなる表現がたびたび出てきます。

 今後回を重ねるごとに、ネットニュースやSNSで色んな人の意見が出てくるでしょう。
 
 このようにドラマのテーマとして取り上げられて、セックスレスについての意見が言いやすい状況になるのはいい傾向だと思います。

 ドラマの展開も気になりますが、筆者は色んな人の感想が聞けるのも楽しみです。   

豆木メイ
記事一覧
フリーライター
アラフォー2児の母。2人目の子供を出産後からセックスレスになる。各SNSでセックスレスのつらさについて発信したところ多くの方から反響をいただく。5年後離婚するために経済的自立を目指して奮闘中。趣味は飲酒。
XInstagramnoteYoutube

関連キーワード

ラブ 新着一覧


男性は耳からも恋をするんです…彼が喜ぶ効果的なセリフ3選
 結婚につながる恋コラム第6回は、意中の男性から「好きだ」と言ってもらうため、決してぶりっ子には見えず、でもしっかり女性...
山本早織 2019-05-28 06:00 ラブ
女性だって告白したい! 成功率を上げるタイミングと心構え
「好きな気持ちが苦しく、どうしても告白したい!」そんな思いに駆られている女性は多いでしょう。思い余って告白をするのも良い...
孔井嘉乃 2019-05-28 16:55 ラブ
DV夫と別れた女性が密かに傷ついている 周囲の心ない言葉3選
 DV夫との離婚が成立し、前向きな気持ちで新しい人生を歩みだしている女性に、悪気がなくとも、傷つく言葉をかけてしまう人も...
並木まき 2019-05-27 06:00 ラブ
愛人は不幸じゃない 非モテ女子は彼女たちにスキルを学んで
 昔から、なぜ「愛人=不幸そう」と思われるのでしょう?そもそも「愛人」という単語がなんとなく後ろめたい感じだったり、淫美...
リタ・トーコ 2019-05-27 06:06 ラブ
ホテル代は割り勘?おごられる? 意外だった“男女別の違い”
 ひと昔前は、デートの代金は男性がおごるもの、というのが当たり前だった時代がありました。  今は全てを男性におごっても...
深志美由紀 2019-05-26 06:00 ラブ
交際歴2年…彼氏にプロポーズさせるにはどうしたらいいの
 電子書籍も含めて、発売たちまち6万部突破のベストセラー『魔法の「メス力」』の著者で恋愛コラムニストの神崎メリさん...
神崎メリ 2019-05-27 14:25 ラブ
男性はやっぱり若い女性が好き?大人女性が持つべき魅力とは
 今や、15〜20歳離れた「年の差婚」は珍しくありません。もちろん女性が年上だというケースもありますが、どちらかといえば...
孔井嘉乃 2019-05-25 06:00 ラブ
「恋人」「同棲」に見せかけた支配の檻 美沙さんのケース#5
 二人分の生活費をまかなうため、仕方なく風俗店でバイトしていた美沙さん。健斗には隠していたのに、ある夜突然、源氏名で呼ば...
神田つばき 2020-01-11 07:06 ラブ
義母が嫌で外泊、若い男と浮気…悪妻と離婚した夫の言い分
 離婚した男女の双方から話を聞くと、同じ出来事への認識が大きく異なることも珍しくありません。夫と妻、双方の言い分をご紹介...
並木まき 2019-11-13 18:16 ラブ
「先に浮気したのは…」離婚した夫に“異議あり!”な妻の声
 離婚した男女の双方から話を聞くと、同じ出来事への認識が大きく異なるケースも珍しくありません。夫と妻、双方の言い分をご紹...
並木まき 2019-05-24 06:00 ラブ
ヒモ以下の“ロープ”と呼ばれた男…法廷で暴かれた惨めなウソ
 甘酸っぱい恋から始まる男女の仲も、時間の経過や環境の変化とともに色あせてしまうもの。痴話ゲンカから果ては刃傷ざたまで、...
高橋ユキ 2019-05-24 06:00 ラブ
イケメン101人…韓国男性アイドルの選考番組がスゴい!
 IZ*ONE(アイズワン)という2018年秋にデビューした12人組女性アイドルグループは、韓国で放映されたオーディショ...
内藤みか 2019-05-23 06:07 ラブ
彼氏と長続きしない…“飽きられ女子”が犯している間違い3選
 学生時代は長く男性と付き合えていたのに、大人になってからの方が彼氏とうまく行かなくなった……そんな「アラサー病」が流行...
ミクニシオリ 2019-05-23 06:49 ラブ
大人の恋愛で駆け引きはしない方が良い理由! NG事例を解説
「恋愛上手な女性」と聞くと、「男性を手玉に取る駆け引き上手な女性」というイメージありませんか?でも、実は、大人になればな...
孔井嘉乃 2019-05-23 01:30 ラブ
彼氏のスマホチェックをやめるには? 無限ループに陥る前に
 いけないことだと分かっていながらも、ついやってしまう彼氏のスマホチェック。1度限りで終わらず、気づけば無限ループに陥っ...
孔井嘉乃 2019-05-21 06:00 ラブ
“平成ジャンプ”ですが何か? 令和元年の合コンで受けた屈辱
 2019年5月1日に新元号が施行され「平成」から「令和」の時代となりました。世間は令和フィーバーで何かと盛り上がりまし...
田中絵音 2019-10-21 11:45 ラブ