美意識高い系40女、婚約者とのシラけた夜の生活に努力してるのになぜ?

並木まき ライター・エディター
更新日:2023-10-21 06:00
投稿日:2023-10-21 06:00
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷” と“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。

結婚を意識しているけど

 40歳の美香さん(仮名)は、結婚を考えている3歳年上の恋人・ヒデさん(仮名)と交際1年目です。

 ヒデさんから正式なプロポーズは受けていませんが、日常的な会話で「ぼちぼち入籍しよう」「新居は○○エリアに借りよう」などの話が出ているとのこと。

 しかし美香さんは、ヒデさんが自分との結婚にあまり乗り気ではないのではないかと疑っているそうです。

本当に結婚する気ある?

「結婚の話は出ているけれど、なかなか前に進まないっていうか……。彼は本当に、私と結婚をする気があるのかな? って感じです。

 ふたりの間に、特に大きな問題があったわけではありません。

 でも、どこか心が通じていないというか、結婚まで考えているのになんとなく他人行儀というか……。

 夜の生活も最近では、一応はすることはするけれど、シラけた雰囲気です」

 美香さんは、自分はヒデさんのセフレなんじゃないか、それとももしかしたら恋人には別の女性もいるのではないか……などを疑ったこともあるそうですが、少し調べただけとはいえ、ヒデさんにそのような兆候は見られなかったとのこと。

何か言いたそうだけど…

「彼は何かを私に言いたいけれど、言えていないことがあるんじゃないかなって気がしてならないんですよね。

 だけど本人に聞いてみても、納得のいくような答えは返ってきません。

 これから夫婦になろうっていうのに、こんな思いを抱えていて大丈夫なのかなって心配になります。

 友達に話を聞くと、結婚前ってみんなラブラブだし、ふたりの世界にどっぷり浸かっている感じです。それなのに私たちは、すでに仮面夫婦予備軍みたいな関係になっていて、なんだか虚しいですよね」

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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