マチアプで成功する人・失敗する人 初心者のアラサー女性が騙された実例

内藤みか 作家
更新日:2024-01-18 06:00
投稿日:2024-01-18 06:00

「僕の部屋に行こう」と言われて…

 初対面の男性の部屋にいきなり行くなんて、とここでも迷ったT子さんですが、「せっかく会えたのに、ここでさよならしたくない」などと言いくるめられ、結局は車で彼の部屋へ。

 そしてコーヒーもそこそこに彼が迫ってきて、男女の仲になってしまったのです。

「君みたいな素敵な彼女ができてうれしい」などと彼に囁かれ、T子さんも、なんとなく納得して帰宅しました。

 ずいぶん展開が急だったけれど、燃え上がる恋愛ってそういうものかもしれないと自分に言い聞かせたのです。

帰宅後に即ブロック

 しかし、帰宅して彼に連絡しようとアプリを開いたのですが、彼の名前がありません。

 ブロックされていたのです。

 彼は、おそらく初心者の女性をうまく口説いて肉体関係を結ぶのを目的にしていたのでしょう。

 慣れていないのをいいことに、グイグイ押してくる男性がいますが、それには十分気をつけたほうがいいでしょう。

 男性にリードを取らせてはいけないのです。

 T子さんも最初に考えていた通り、もっとメッセージを重ねてから会いたいと自分の気持ちを強く主張するべきだったのです。

急ぐといいことはない

 マッチングアプリで結婚相手を見つけた女性たちの多くは、じっくりメッセージをやり取りし、気が合う相手だと納得してから会っています。

 実際結婚した女性は「彼から何度も会いたいと言われたけれど、もうちょっと待って。と断り続けた」と言います。

 彼からの誘いを断ったら関係が終わってしまうかもしれない。

 そんな不安を抱きやすい女性は、男性の言いなりになりがちです。

 けれど、そこで終わったらそれまでの関係なのです。

 相手はワンナイト目当てだったのだなと考え、自分のタイミングを大事にする女性が、アプリでベストパートナーを見つけやすいのです。

内藤みか
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作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
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