つぶ貝をエスカルゴに見立てた「つぶ貝のガーリックバター」

コクハク編集部
更新日:2019-07-30 06:00
投稿日:2019-07-30 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の和食店「酒と肴 類」の菊岡正輝さんに、貝の食感を楽しめる「つぶ貝のガーリックバター」のレシピを教えていただきました。

せんべいを合わせて“和風エスカルゴ”に

「エスカルゴを和風にしたらどうなるだろう」とイメージして作ったのがこのメニューです。つぶ貝をエスカルゴに見立て、貝のプリプリ感をお楽しみください。付け合わせに、ごはんをのした“せんべい”で和風に。

「パンチのあるメニューなので、日本酒の中でも程よく熟成した純米原酒がおすすめです。店では、広島の小笹屋竹鶴や、鳥取の梅津の生酛をオススメしています。強烈な酸とうま味と熟成による複雑味がいいんです。原酒はアルコール度数が高いので、ちょこっと加水してお燗で味わうのがいいですね」と菊岡さん。

 ガーリックバターはパンに、塩味の焼き鳥に、何にでも使える万能調味料。作り置きして損はないですよ。

材料

・つぶ貝 大1コ
・しめじ 4分の1株
・ズッキーニ 4分の1本
・ぎんなん 3個
・ご飯 大さじ2
・ガーリックバター 大さじ1

▶ガーリックバター(100グラム)の作り方

・にんにく 1個
・エシャレット 4片
・刻みパセリ 小さじ2分の1
・バター 100グラム
・塩(ピンク岩塩とシチリ ア島の塩) 各小さじ1

 にんにくとエシャレットをみじん切りにし、フライパンに材料を全部入れ、バターで炒める。火からおろし、混ぜながら冷ます。固まるときに具材が沈殿しないようマメに混ぜる。

作り方

1. つぶ貝、ズッキーニをさいの目切り、しめじは小分けにする。
2. 天板にごはんを薄く広げ、オーブンで5分ほど焼き、せんべいを作る。
3. ココットなど耐熱の器に1とぎんなん、ガーリックバターを大さじ2杯加えて180度のオーブンに10分間ほど入れる。
4. 3をオーブンから取り出し、2のせんべいを添えて皿に盛る

本日のダンツマ達人…菊岡正輝さん

▽きくおか・まさき
「酒と肴 類」の名物店長。1973年、札幌生まれ。20代から飲食の世界に。日本酒の魅力にハマり、時間を見つけては全国の蔵元を巡る。「蔵元さんとお客さまの懸け橋になれれば」と蔵元の思いを伝えることをモットーに日々店に立つ。

▼酒と肴 類(るい)
 和食と酒をゆったり楽しむ店をコンセプトに、1階にある「鉄板焼みつい」の分店としてオープン。常時80種ほどの日本酒がそろう。同じ銘柄の年数違いなど飲み比べができる。また喫煙率の高い北海道では珍しく、全席禁煙。
札幌市中央区南3条西7―7―2 鉄板焼みつい2階
℡011・839・0224

(日刊ゲンダイ2019年3月16日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


沖縄気分を満喫! 2021.8.15(日)
 夏本番の暑さ、本来であれば南の島でリゾートを満喫したいですが、沖縄は緊急事態宣言中です。早く事態が落ち着くことを祈りつ...
職人の知恵! 市販の塩昆布で作る「白身魚の塩昆布和え」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・大手町の「鮨 今よし」の今井彦人さんに、...
「マグロの漬け」程よく漬かって新鮮味も失わないコツは?
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・大手町の「鮨 今よし」の今井彦人さんに、...
ポリッと「キュウリのポン酢漬け」 夏だからこそおいしい!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・大手町の「鮨 今よし」の今井彦人さんに、...
ネギトロと納豆と…「ばくだん」はトッピング次第で十人十色
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・大手町の「鮨 今よし」の今井彦人さんに、...
「イクラと明太子の真砂和え」意外にも“魚卵×魚卵”が合う!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・大手町の「鮨 今よし」の今井彦人さんに、...
「鶏の半身揚げ」低温調理でウマ味をギュッ!と閉じ込める
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・高円寺の居酒屋「あんぽんたん」の村山正人...
「サバ缶の味噌マヨグラタン」トースターで驚きの完成度!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・高円寺の居酒屋「あんぽんたん」の村山正人...
テッパン「夏アイス」5選! 2021.8.5(木)
 毎日うだるような暑さが続いてますが、夏バテしていませんか? 筆者は、もしクーラーのない時代に生まれていたら、ソッコー夏...
「水ダコの和風カルパッチョ」薬味たっぷりサラダ感覚で!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・高円寺の居酒屋「あんぽんたん」の村山正人...
最旨っ!ペヤング「獄激辛にんにく」実食 2021.8.3(火)
 まるか食品の「ペヤング獄激辛シリーズ」に新しい仲間が加わりました。その名も「獄激辛にんにくやきそば」! 夏だからね、に...
「アボカドの卵黄づけ」だし醤油に15分漬けて卵を落とすだけ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・高円寺の居酒屋「あんぽんたん」の村山正人...
「水なすのみょうが味噌かけ」味噌と砂糖のバランスがカギ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・新橋の寿司割烹「和肴房 なつ」の佐藤文彦...
「鰹のミルフィーユ」10分漬け込むだけで濃厚な味わいに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・新橋の寿司割烹「和肴房 なつ」の佐藤文彦...
「しらすと数の子の梅びしお和え」ご飯にもパスタに和えても
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・新橋の寿司割烹「和肴房 なつ」の佐藤文彦...
「蒸し寿司の餡かけ」そばつゆの甘い餡としゃりの酸味が絶妙
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・新橋の寿司割烹「和肴房 なつ」の佐藤文彦...