あー、「髪のうねり」で見た目も不満も爆発寸前! 薬剤師が紹介する毎日の簡単ヘアケア&セットテク

コクハク編集部
更新日:2024-11-08 06:00
投稿日:2024-11-08 06:00
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、ちょっとした有名人です。タヌキか妖怪の噂も囁かれるなか、健康に関する知識はズバ抜けていて…。
 そんなえりのボスのもとには今日も悩みを抱えた女性が立ち寄ったようですよ。お悩みの内容は「髪のうねり」。若い頃はうねらなかったのに、一体、なぜだっ?

1. 髪がうねってヘアスタイルが決まらない

 今回は、小雪さん(32歳/仮名)からのご相談です。

「最近髪のうねりがひどいんです。毎朝セットに時間をかけても、満足のいく仕上がりにならなくて」

「なるほどね。私も髪が決まらないとなんだか1日ブルーになるわ」

 えりのボスは深く頷きます。

「昔は髪のうねりなんて全然気にならなかったのに、どうして急にひどくなったのでしょう?」

 落ち込んだ様子でため息をつく小雪さん。

 これは放っておけません!

2. 髪がうねる原因とは?

「髪のうねりは、ダメージの蓄積、栄養不足、女性ホルモンの減少、頭皮汚れなどさまざまな要因によって引き起こされるの」

原因はひとつじゃないんですね!」

「空気の乾燥や紫外線、パーマやカラーリング、ドライヤーやアイロンの熱など、髪は毎日ダメージを受けているわ。そうやってダメージを受けた場所から水分が髪の中に入ることで髪の毛が膨張し、形が変わることでうねってしまうのよ」

「そうなんですね。紫外線や乾燥対策はあまりしていませんでした…」

「睡眠不足や不規則な食生活、ストレスも髪によくないわ。髪に栄養が届かなくなって髪の毛の中身がスカスカになるの。栄養が足りていない髪の毛はうねりやすいわ」

「最近仕事が忙しくて健康的な生活はできていません…」

「あとは、女性ホルモンの影響もあるわね。女性ホルモンのエストロゲンは、髪のハリやツヤを保つけれど、女性ホルモンは分泌量が20代後半からだんだん減っていくし、妊娠、出産、更年期などでバランスが崩れることだってあるわ。女性ホルモンの分泌量が減ると、髪のうるおいが失われてうねりやすくなってしまうのよ」

「女性ホルモンも関係しているんですね」

頭皮汚れも原因のひとつね。頭皮の毛穴にシャンプーの洗い残しや皮脂が残っていると、毛穴の形が歪んでしまうの。歪んだ毛穴から出てきた髪の毛はまっすぐには伸びないの」

「勉強になります。今まで通りのケアを続けているだけでは不十分だったんですね。では今の私はどんなケアをしたらいいんでしょうか?」

「じゃあ、髪のうねりを防ぐ対処法について詳しく伝えるわね」

【読まれています】更年期のセックス「痛いから演技しちゃう…」【薬剤師監修】性交痛対処のイロハ&おすすめの漢方薬

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


ボディソープより赤箱!日焼け止めが落ちない悩みが解決した
「日焼け止めを塗らずして紫外線を浴びるなかれ」  筆者が10代の頃から自分に課してきた、唯一の美容法です。10代の...
ミニスカートは何歳まで?大人女性が可愛く着こなすコツ♡
 本来、ファッションというのは自由なものです。それなのに、「ミニスカートは何歳まで履いていいの?」という疑問や、脚を出す...
“おこもり・おうち美容”の落とし穴…在宅でやりがちなNG3つ
 在宅時間が増え「おうち美容」「おこもり美容」に取り組んでいる女性も増えています。しかし気合いを入れた在宅美容で、残念な...
今すぐ実践! 食欲を抑える6つの方法で美ボディを目指して♡
 食欲はダイエットの大敵! そう分かっていても、お腹が空いているわけでもないのに、ついつい食べてしまうことってありますよ...
初心者でも簡単!小ワザを駆使してふんわり眉に仕上げるコツ
 平行眉や、カーブがかった太い眉など、眉の形はいろいろです。眉毛の量が少なかったり、形に自信がなかったりすると、眉毛メイ...
ズボラな方がむしろ良い! おさぼり系美容法を試してみよう
 お家にいる時間が長い今だからこそおさぼり系の美容法を試すチャンス。普段は人に会うからと頭の先からつま先まで隅々お手入れ...
ウイルス対策で美容家が実践している「7つの美容習慣」
 新型コロナウイルスへの警戒から、日常生活における習慣を変えた人も増えていますよね。小さな対策を積み重ねることで、大きな...
唇にもエイジングケア!若々しいリップを作るルーティン
「年々唇のボリュームが減っている気がする。痩せたわけでもないし、どうして⁉︎」  唇が薄くなったのは気のせいではありま...
七海 2021-12-21 16:22 ビューティー
オトナ女子に!「ホワイトアイライナー」の今っぽメイク3選
 昨年からジワジワ人気が高まっているのが、ホワイトを使ったメイク。ホワイトのアイライナーで、目尻にラインを描くアイメイク...
スタイルをよく見せるために効果的な7つのコーデポイント♡
「身長が低いから何を着てもスタイルがよく見えない」「ぽっちゃり体型をカバーしたい」、そんなスタイルの悩みを持っている女性...
美容偏差値UP!おすすめ美容系YouTuberからテクを学ぼう
 ユーチューブをエンドレスループで見ているときに、ふと見つけて超お気に入りになったユーチューバー。特に美容系のユーチュー...
指先まで美しく!栄養士が教える「美爪を育む」食事のコツ
 春は、オシャレが楽しい季節。気分に合わせて気軽に楽しむことができるネイルは、手軽なオシャレのひとつです。どんなカラーや...
なんとなく肌不調…即効性が期待できるビタミンCコスメ3選
 なんとなく落ち着かない日々を過ごしていると、お肌にも不調が現れがち。そんなときは、普段よりもバランスのいい食生活や規則...
楽しみ方たくさん “飲む点滴”甘酒で美容と健康手に入れよう
 甘酒が美容と健康に良いと知って、時々飲んでいます。美肌効果や腸内環境も整えたりとたくさん身体にいいことがあるため「飲む...
「とても外せない…」マスクによるメイク崩れを防ぐ方法3選
 暖かい季節にマスクをしていると、高確率で起こるトラブル……それがメイク崩れ。マスクをとった同僚のファンデーションがボロ...
七海 2020-04-06 06:00 ビューティー
見た目が“イタい”オトナ女子が気をつけるべき3つのパーツ
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。前回に引き続き、イタいオトナ女子について――。そういう女性は、街を歩いている...