高級ホテルの中華を舌鼓、私大生2人とそのまま上階へ…。不倫相手のネトラレ性癖ミッション #2

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2025-03-03 19:14
投稿日:2024-11-01 06:00

これまでのあらすじ

 真理子さん(仮名・32歳ホステス/独身)は、現在不倫中。お相手はクラブのお客様である亮平さん(仮名・45歳建築会社社長/妻子アリ)だ。

 細マッチョの体に洒落たスーツを着こなすセレブなイケオジタイプの彼に心酔し、亮平さんもまた真理子さんを「かけがえのない存在」と溺愛した。

 しかし、彼にはネトラレの性癖があった。愛する真理子さんを他の男に抱かせたいというのだ。戸惑う真理子さんだが、彼の希望にうなずいた。渋谷でイケメン大学生2人に声をかけ、食事に誘って――。

 気になる続きの前に、第1話はコチラからお読みいただけます。

高級中華料理を堪能した後は…

 真理子さんは語る。

「汐留のホテルに着いたのち、私たち4人は中華レストランに向かいました。席に着き、亮平さんは学生2人に『好きなものをオーダーしていいよ』とメニューを渡したんです。値段を見て彼らはびっくりしていましたね。『えっ、酢豚が5000円?』『エビチリも6000円…これ、僕たちの何食分の金額になるんだろう』って(笑)」

 結局、オーダーは亮平さんに任せて、テーブルには青島ビールや紹興酒の他、前菜、海鮮料理、肉料理、スープなどが並びました。2人とも『おいしそう』『いただきます!』と乾杯をして料理をいただいたんです」

 話の中から、彼らは都内の有名私大に通う3年生でともに21歳。地方出身だそうで、家庭教師などのアルバイトをしながら生活費を賄っているそうだ。

 真理子さんは食事をしつつ、彼らに視線を流した。

【こちらもどうぞ】千代田区民は“勝ち”だよね。通勤ラッシュを知らない自分は上流階級層の女

ついに恋人が口火を切って

「2人とも本当にカッコイイんです。切れ長の目が韓流俳優を思わせる彼はタクミくん、クリッとした瞳が可愛いアイドル顔の彼はジュンくん。今どきの男性らしく肌がキレイでひげもない。料理に交じって彼らの爽やかな香水の匂いが鼻腔に忍びこんできました。

 ただ、このあと亮平さんはどんなふうに話を切り出すんだろうと思うと、徐々にドキドキが止まらなくなってしまって…」

 正直、不安と期待が混在していたという。

「紹興酒から白酒(パイチュウ)に切り替えた時、亮平さんが口火を切ったんです。『2人ともカッコいいけど、彼女はいるの?』って。2人は互いに顔を見合わせ、首を振りました。タクミくんなどは『実は最近、彼女と別れたばかりで…』と苦笑しています。

 そこに亮平さんが『隣にいる真理子さん、年下の君たちから見てどう思う?』とストレートに聞いたんです。タクミくんが『綺麗だと思います。若い女の子と違って、知性ある色気を感じます』と言えば、ジュンくんは『美しいのはもちろんですが、言葉遣いや所作に品があると思いました』と嬉しいことを言ってくれました。

 その後の展開は察しがつきますよね。亮平さんが彼らに『真理子さんを抱いてあげてくれないか?』と頼んだのです。

 彼らの表情が一瞬にして真顔になりました。でも、酔いのせいもあったのか、亮平さんがネトラレ嗜好だと丁寧に説明すると、次第に彼らの目がぎらついたのがわかったんです」

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

ラブ 新着一覧


男性の脳を刺激 “香りマーケティング”は恋愛でも使えます
 結婚につながる恋のコンサルタント山本早織です。第1回目の「結婚につながる恋コラム」では、五感で男性を刺激する、最も効果...
山本早織 2019-03-25 07:40 ラブ
不倫からの略奪愛に長けた女性に見られる“危ない傾向3つ”
 不倫をしている女性の中には、「いつかは正妻から彼を略奪したい」と目論む女性も珍しくないようです。人の家庭をぶち壊してま...
並木まき 2019-04-14 03:08 ラブ
恋愛相談を女友達にするなら…絶対に知っておきたいルール
 恋愛中は「少しでも誰かに話したい!相談したい!」と思うのが女性です。そんな時にじっくり話を聞いてくれるのが、気のおけな...
孔井嘉乃 2019-04-13 02:02 ラブ
ナンパからの恋愛ってあり? ナンパでも誠実な男の見分け方
 ナンパ=チャラい、というイメージから「ナンパで始まる恋なんて絶対無理!」と思っている方も多いのではないでしょうか。実際...
しめサバ子 2019-04-10 03:27 ラブ
嫉妬心を消すには「逃げる」or「立ち向かう」の2択しかない
 仕事で活躍する同僚、好きな人の彼女、スタイルが良く笑顔が素敵な女友達、芸能人――。例えを挙げればキリがないほど、誰もが...
孔井嘉乃 2019-03-08 18:39 ラブ
上げ底に比例? シークレットシューズを履いた男のプライド
 ノンフィクションでお届けしている「ザンネンな恋の話」。今回は、身長168cmのモデル体型のんちゃん(仮名)が出会ったハ...
田中絵音 2019-03-28 20:58 ラブ
男性の「ちょっと距離を置こう」は何日? 結論を急ぐ女性へ
 お付き合いをしている男性からの「ちょっと距離を置こう」の言葉。「いつまでって何日!?」と、つい問いたくなりますよね。そ...
孔井嘉乃 2019-04-11 06:28 ラブ
【渋谷編・上】“いきなり恋人”からカジュアルに宗旨替え!
 もたもたしてる間に、幼なじみは結婚して子育てするなど教科書のような人生を歩み始めた――。アラサーに突入して焦燥感が高ま...
高輪らいあん 2019-04-22 23:05 ラブ
男の褒め言葉「かわいい」は「ブスじゃない」と同義だった
 合コンなどの前情報では、女性が「かわいい子を連れていくね!」と言っても、信じない男性が多いと聞きます。「女の言う“かわ...
並木まき 2019-04-08 01:48 ラブ
なかなか恋愛モードに入れない干物女子は“匂い”から入ろう
「最後に付き合ったのいつだったっけ?」  ある調査では彼氏が現在いない女性のうち、なんと40%以上が5年以上彼氏が...
しめサバ子 2019-04-15 03:04 ラブ
40代が危険…“そこそこオバサン”に愛想尽かし離婚を望む男
 最近、立て続けに晴れ晴れとした顔で「離婚したんです」と打ち明けてきた40代男性たちと話す機会に恵まれました。  ...
並木まき 2019-04-09 06:28 ラブ
永久保存版 「意識高い系男子」とうまく付き合う5つの方法
 さて、なにかと話題の意識高い系男子。サイバー〇ージェントや、リク〇ートなどの“超一流企業”によく生息し、目線の高さ、将...
しめサバ子 2019-04-20 00:17 ラブ
30代からの恋愛…理想の男性に出会うためにすべきことは?
 働く女性が多くなった今、結婚年齢もどんどん上がり、アラサー、アラフォーでも婚活はこれから!という方は増えていると思いま...
しめサバ子 2019-04-06 03:25 ラブ
堕ちやすい罠…夫の浮気でメンタルを壊す妻がやっていること
「夫の浮気」が発覚したとき、うまく対処して被害を最小限に食い止められる妻と、立ち回り方を誤り、さらなる悲劇へと進む妻がい...
並木まき 2019-04-07 07:17 ラブ
婚活とは食べログ3.1くらいの隠れた名店を探すことである
 今回は、グルメのお店探しと婚活の共通点についてお話しさせていただきます。  新しいお店を探す時、すっかり定着した...
しめサバ子 2019-04-12 05:48 ラブ
恋愛中のLINE「既読スルー」が気にならなくなる3つの方法
 恋愛中の「既読スルー」って厄介なものですよね。自分が「?」を投げかけているのに返信が来ないと1日中もやもやしてしまった...
孔井嘉乃 2019-09-11 06:39 ラブ