「大人のオムライス」鶏肉の中に焼き飯をたっぷり詰めて

コクハク編集部
更新日:2019-12-31 06:00
投稿日:2019-12-31 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は広島市・鷹野橋駅の鉄板料理店「こぱん亭」の鬼頭典久さんに、逆転の発想が面白い「大人のオムライス」のレシピを教えていただきました。

鶏肉の中に焼き飯が

 その名もズバリ「大人のオムライス」――。

 普通のオムライスは鶏肉をケチャップライスと一緒に炒めますが、これは鶏肉の中に焼き飯が入っているんです。

 修業時代、中にきのこや焼きナスを入れ、ランチでよく食べていたという鬼頭さん。

 パッと見、作るのが難しそうですが、実際に料理してみると、案外簡単。

 骨なしの鶏モモ肉のちょうど真ん中あたり、関節部分に穴が開いているので、皮を破かないようにして皮と身の間に焼き飯を入れ、フライパンで焼きます。

「温泉卵は鍋で沸騰させた湯の中に、殻のまま生卵を入れ、ラップをかけ、15~20分間放置しておけば簡単にできます。ポットのお湯でもできます」

 ただ焼き飯を鶏モモ肉に詰めて焼くだけで、メイン料理に。中身をケチャップライスにすれば、子どもたちも大喜び間違いなし。

【材料】

・鶏モモ正肉1枚 150~200グラム
・バターライス 100グラム 
 (焼き飯の残り)
・きのこ、長ネギ 適量
・温泉卵 2個
・塩、こしょう 適量

【レシピ】

1. 鶏モモ肉の関節の穴からバターライスを詰める。つまようじで留めてもOK。
2. フライパンに油をひき、1を皮面から焼きはじめ、ある程度焼いたところできのこ、長ネギを入れて裏返し、蓋をして肉に火を通す。
3. 皿にケチャップをひき、肉、温泉卵、野菜を盛り付ける。

本日のダンツマ達人…鬼頭典久さん

▽鬼頭典久(きとう・のりひさ)
 中学生のころから料理人を目指していたが、テレビ番組「料理天国」を見て料理の世界で働きたいと強く思い、高卒後、大阪の辻調理師専門学校に入学。東京・青山のフランス人シェフの店で4年間、さらに代官山、麻布台の店で2年間修業。広島に戻り、3年間、広島ターミナルホテルで働く。再度、上京して修業を重ね、広島の会員制イタリアンを経て1996年に独立、西洋食堂「コパン」をオープン。その後、店名を「こぱん亭」に変え、現在の場所に移転した。

▽こぱん亭
「こぱん」とはフランス語で「仲間」とか「友達」という意味。カウンターの前には大きな鉄板があり、ジャンルを問わず、夜は50種類ほどのメニューから和食、洋食とバラエティーに富んだ料理を味わうことができる。
広島市中区大手町5―8―13
℡082・246・7724。火曜定休

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

フード 新着一覧


【酸梅泡菜】台湾風漬物は酸味のある日本酒にピッタリ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千歳烏山の台湾料理店「天天厨房」の謝天傑さ...
【ちりめんじゃこ山椒冷奴】たまり醤油は4、5回分けて差す
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は福岡・中央区にある「博多料亭 稚加榮」の平山克浩...
「旬のお野菜とフルーツとチーズ」チーズがこだわりの一皿
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・有楽町のフランス料理店「Restauran...
百均グッズでオリジナルシリアルバー作り 2021.1.20(木)
 以前ご紹介した「電子レンジチップスメーカー」に続き、ダイソーでお菓子作りグッズを発見しました。その名も「レンジで簡単シ...
「TOYOタッキー」特別な日のディナーにも
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・有楽町のフランス料理店「Restauran...
「マグロとアボカドの磯辺和え」3つの工夫で極上のウマ味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂にある「多に川」の大森雄哉さんに「マグ...
「筋子とマッシュポテトのサンドイッチ」紅白で晴れやかに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・銀座の「ロックフィッシュ」の間口一就さん...
「白トリュフの塩パン」で“ジャにの”体験 2022.1.15(土)
 いまネット上で話題になっている、Truffle BAKERYの「白トリュフの塩パン」を知っていますか? 今回は、売り...
「骨付き鶏もも肉の源たれ煮」万能調味料に“おんぶにだっこ”
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・銀座の「ロックフィッシュ」の間口一就さん...
横浜のディープスポットで絶品カレーを食す 2022.1.13(木)
 カレーが好きです。冬に凍えた体を芯から温めるのもよし、暑い夏に汗だくで食べるもよし。ちょっと胃腸がお疲れ気味……なんて...
「しめ鯖のキウイマリネ」店主が追求するキウイ料理の進化系
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・銀座の「ロックフィッシュ」の間口一就さん...
お手軽「ホタテフライのカシスソースとらっきょうタルタル」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・銀座の「ロックフィッシュ」の間口一就さん...
青森のソウルフードで「切込みのピザ」 発酵食品の三重奏
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・銀座の「ロックフィッシュ」の間口一就さん...
「キノコサーディン」缶のままコンロで加熱するだけで美味!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・神田のトラットリア「ZeCT by Lm...
便利アイテムを活用!“手抜き”美味レシピ 2022.1.6(木)
 料理が苦手です。子どもの頃からそうでした。母のお手伝いをした記憶は皆無だし、調理実習やキャンプなどではいつも小さくなっ...
失敗しない「カマンベールフォンデュ」 温め直しOKの手軽さ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・神田のトラットリア「ZeCT by Lm...