「生ピーマンの肉みそのっけ」生のピーマンのおいしさを実感

コクハク編集部
更新日:2020-06-24 06:00
投稿日:2020-06-24 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷にある「小料理 百けん」の松﨑友江さんに、夏野菜を美味しくいただく「生ピーマンの肉みそのっけ」のレシピを教えていただきました。

中のワタと種を丁寧に取り除く

 夏から秋にかけての定番メニューがこちら。

「ピーマンは中のタネとわたに独特の香りとえぐみがあるので、丁寧に取り除いてしまえば、苦手な方でも食べられますよ」と松﨑さん。

 肉みそはお酒のアテなので濃いめに味付け。隠し味に果実酢の果肉を入れています。

「うちでは自家製果実酢のサワーを提供していて、その果肉をみじん切りにして入れています。果実酢は塩気をまろやかにし、ひき肉を軟らかくしてくれます。ご家庭では果肉の代わりに低糖度のジャムやリンゴをすりおろして入れるといいと思います。甘さのあるジャムなら砂糖の量を減らしたり、調整してみてくださいね」(松﨑さん)

 肉みそは他の野菜につけて食べても、そのままでも。まとめて作り置きをしておけば毎日楽しめる万能ツマミにもなりますよ。とにかく“ピーマンは生がおいしい!”と実感できる一品です。

【材料】

・ピーマン 2コ
・豚ひき肉 50グラム
・しょうが 1片
・果実酢の果肉(ジャムまたはすりおろしたリンゴ) 小さじ1
・白みそ 大さじ1
・醤油 大さじ1.5
・砂糖 大さじ1.5
・酒 大さじ1.5
・みりん 大さじ1.5
・ごま油 大さじ1

【レシピ】

1. ピーマンは半分に切り、中のタネとわたを取って、乱切りにし、2、3分水に浸す。
2. フライパンにごま油を引き、みじん切りにしたしょうが、豚ひき肉、白みそ、醤油、砂糖を入れて炒める。
3. 2に酒、みりん、みじん切りにした果実酢の果肉を入れ、さらに混ぜ、味がなじんだら火を止める。
4. 皿に1のピーマンと3の肉みそを盛りつける。

本日のダンツマ達人…松﨑友江さん

▽松﨑友江(まつざき・ともえ)
 1985年、千葉県生まれ。武蔵野美術大学卒業後、ジュエリーデザイナーを経て、料理の世界に。渋谷で大人が落ち着いて飲める小料理屋をコンセプトに2015年に渋谷・百軒店(ひゃっけんだな)に現店をオープン。季節の食材を使った日替わり料理や酒の肴(さかな)など、常連客を飽きさせないメニューに定評がある。

▽小料理 百けん
渋谷区道玄坂2―20―10 豊田ビル1階

(日刊ゲンダイ2019年9月5日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


 「肉のハナマサ」で激ウマポテチを発見!2021.10.7(木)
 関東地方を中心に展開しているスーパー「肉のハナマサ」は、とにかくお肉が安く買えるということで有名ですよね。筆者も月に1...
ほっぺた落ちる「鶏そぼろ」で温玉うどん♡ 2021.10.6(水)
 デジタル大辞泉によると、 【ほっぺたが落ちる】たいへんおいしいことを表す言葉。ほおが落ちる。  そうなんで...
「ちりめんじゃこ山椒煮」丁寧に極力時間をかけて煮詰める
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・鐘ヶ淵の鳥割烹「鳥田中」の田中惣一郎さん...
「半熟!味付きうずらの卵焼き」極意は“お湯で温めておく”
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・鐘ヶ淵の鳥割烹「鳥田中」の田中惣一郎さん...
「コンビネーションカレー炒め」予約の取れない店のまかない
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・鐘ヶ淵の鳥割烹「鳥田中」の田中惣一郎さん...
「鶏すき焼きの黄金比のたれ」コクとうま味の秘密はザラメ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・鐘ヶ淵の鳥割烹「鳥田中」の田中惣一郎さん...
甘くて香ばしい「海老芋の唐揚げ」思わず笑みがこぼれます
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・鐘ヶ淵の鳥割烹「鳥田中」の田中惣一郎さん...
今が旬! ぶどう4種を食べ比べ 2021.9.29(水)
 信州の知り合いから、ぶどうをいただいたので食べ比べてみました。一度に一房を平らげてしまうほどのぶどう好きの筆者。こんな...
「鶏そぼろ豆腐」プロの仕上がりに少しでも近づける技とは?
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・鐘ヶ淵の人気焼き鳥店「鳥田中」の田中惣一...
「豚肩ロースで作るふわトロ角煮」煮込み1時間の時短レシピ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・築地のイタリアンバル「TIME」の時任健...
色鮮やか!「季節野菜のピクルス」は下準備とスパイスが肝
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・築地のイタリアンバル「TIME」の時任健...
大人のティラミス 2021.9.24(金)
 今回は「大人のティラミス」レシピを紹介していきたいと思います! 前回のアマトリチャーナに引き続き、本格イタリアンのお料...
「ブロッコリーのアーリオ・オーリオ」茹で時間は1、2分でOK
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・築地のイタリアンバル「TIME」の時任健...
「たっぷりキノコのアヒージョ」キノコは“事前に冷凍”がコツ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・築地のイタリアンバル「TIME」の時任健...
ピーマンと豚肉好きにはたまらないレシピ 2021.9.21(火)
 この夏、ピーマンの料理をたくさん食べました。一時期、台風などの悪天候が重なり高騰したこともありましたが、それでも手頃で...
「ジャガイモのアンチョビーマヨネーズ」至福の無限ループ!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・築地のイタリアンバル「TIME」の時任健...