最愛のパートナーを学内で見つけた 東大出身男性の結婚秘話

田中絵音 日本合コン協会会長
更新日:2021-02-16 06:12
投稿日:2021-02-16 06:00

結婚生活の中で感じる「賢さ」とは

 結婚するパートナーに「賢さ」を求めていた土橋さんが、現在の奥様と結婚生活を送る中で実際に感じる賢さについて、エピソードを伺いました。

「言葉にならないようなモヤモヤした思いをうまく言語化して、『なぜ私はそう思うのか?』『私の行動をどう正すべきなのか?』と、理路整然と説明してくれることです。日々そんな会話ばかりしています」と。その語り口からは、奥様への尊敬の念を感じます。

「たとえば、この年末年始は夫婦揃ってなんだか鬱々とした気分だったのですが、それをどう打破すべきか、スケジュールをこう変えてみるのはどうか、といったことを話していました」。

 慣れ親しんだ夫婦が生活する中で、ついつい感情的になって言い合いになってしまうことは多いですが、土橋さんご夫妻は「喧嘩といっても言い争いになるわけではなく、冷静な話し合いになるんですよね」と言います。

 夫婦関係がうまくいっている時は幸せだったとしても、その関係に亀裂が入りそうになった時、どう対処していけるかが最も肝心。そこで感情的になって心ない言葉を相手にぶつけてしまうようであれば、家庭は壊れてしまうでしょう。

 むしろ、土橋さんご夫妻のように、「この状況を客観視し、良い方向へ進めるためにはどうしたらいいのか?」ということを、冷静にディスカッションできるのは理想的な夫婦の形ですね。こういった建設的な会話ができることが、まさに“家庭を築く”ということなんだな、と、あらためて思いました。

 土橋さんに「ご自身の結婚相手選びは正しかったと思いますか?」と聞いたところ、「正しかったと思います」とお答えいただきました。

子どもには東大に行かせたいか

 最後に、「東大卒のご両親のもとに生まれた息子さんは、やっぱり東大に行かせたいと思いますか?」という、筆者の率直な質問をぶつけてみました。

「特に思いません。好きなことに集中して自立して生きていける、愛する人と支え合いながら生活を営める、人としてのやさしさを持ってもらうのが大事だと思います。ですが、そういうことは東大に行くかどうかとは往々にして関係がないものです」と、土橋さんがお話ししてくれた一方、「でも、親戚一同から過剰な期待がかかっているのも事実なので、あまり気にせず生きて欲しいですね」とも語っていました。

 東大生の子どもに東大受験へのプレッシャーがかかるのは、“東大あるある”なのかもしれませんね。

今回の学び

 自分の考えをしっかりと持ち、何かが起きた時にパートナーと建設的なディスカッションができる「賢さ」を持つ女性になることが、幸せな結婚を掴むための第一歩。

 東大生の結婚観から学ぶ婚活の極意を、ぜひ参考にしてくださいね。

【東大生の結婚データ #1】土橋正俊さん(仮名/41歳)の場合

1. 出会い:学内のサークル
2. 交際年数:7年
3. 結婚した年齢:25歳
4. 職業:夫・会社員 / 妻・公務員(共働き)
5. 家族構成:息子1人
6. 独身時代、どんな人と結婚したいと思っていたか?
 ⇒自立していて、自分の世界を持っている人。何かに一生懸命に取り組む人。賢い人。
7. 今の奥様との結婚の決め手は?
 ⇒賢さ
8. 結婚相手選びは正しかったか:正しかった
9. 結婚相手の学歴は気にするか:気にしない

田中絵音
記事一覧
日本合コン協会会長
一般社団法人日本合コン協会会長、恋愛アドバイザー。2000回以上の合コンイベントに携わり、男女の恋愛心理に精通する。また一児の母であり、ママ向けイベントを行う「東京ママパーティー」の主宰も務める。著書に「こじらせ男子の取扱説明書(トリセツ)」
(双葉社)など。
ブログXInstagram

ラブ 新着一覧


泣く子どもにチッ! 男を凍りつかせた婚活女子の無意識行動
「なぜあの人は、あんなに美人で才色兼備なのに結婚できないんだろう?」という婚活女性、誰しも周りに1人はいるのではないでし...
田中絵音 2019-07-02 06:01 ラブ
結婚相手は「家庭的な女性がいい」という男性の恐るべき本音
 男性が結婚相手に選ぶ女性のタイプとして人気な家庭的な女性。よく言われるところですと「結婚と恋愛は別」という言葉が示す通...
しめサバ子 2019-07-02 06:10 ラブ
幸せな再婚をするために…事前に考えておくべき3つのこと
 離婚する夫婦が増えていますね。現代の日本では、再婚は珍しいことでもありません。しかし、一度目の結婚で現実が分かっている...
東城ゆず 2019-07-01 06:13 ラブ
新婚なのにケンカが絶えない 悩める夫婦が試すべき3つのこと
 新婚といえば、甘いラブラブな雰囲気を想像する人も多いはず。しかし、これまで違った環境で過ごしてきた男女が、一つ屋根の下...
東城ゆず 2019-06-30 06:00 ラブ
アイツと経験した女子はNG…男子のお付き合いフィルターとは
 女子の皆さん! 要注意です! その男とは関係を持ってはいけません! 関係を持つとあなたの今後の恋愛活動に悪影響を与えて...
しめサバ子 2019-06-30 06:00 ラブ
モテ女子に学ぶ上手なボディタッチの方法!効果UPのひと工夫
 モテ仕草の定番でもある「ボディタッチ」。「気になる人と話すだけでもドキドキするのに、触るなんてとても無理!」なんて思っ...
夫の父親である「舅」をたぶらかし…意のままに操る鬼嫁たち
 あざとい性分のお嫁さんには、夫の父親である“舅”をたぶらかし、世の夫や姑をモヤモヤさせている女性もいるようです。  ...
並木まき 2019-06-29 06:00 ラブ
彼女と結婚しよう…彼氏が決意するちょっと意外な4つの瞬間
 周囲の友人たちが結婚していったり、出産ラッシュを迎えると、なんとなく焦る人も多いですよね。それほど、結婚への憧れは強い...
東城ゆず 2019-10-24 20:44 ラブ
いざ結婚もフタを開けたら…国際結婚は想像以上に大変だった
 私自身を含め、日本夫×台湾妻による夫婦間の文化のずれは、それぞれの家庭や性格によって様々なのですが、今回は私や友人ら約...
インリン 2019-06-28 06:01 ラブ
愛情なんて込めません!鬼嫁たちの知られざる食卓事情とは?
「鬼嫁」と呼ばれる妻たちには「夫に愛情を込めた料理なんて、食べさせるつもりはない」とばかりに、手抜きしまくりの食事になっ...
並木まき 2019-06-28 06:00 ラブ
“恋愛あるある”から学ぶ「恋愛で幸せになる」女性の考え方
 好きな人ができた、なんと彼と両思いらしい。誰もが有頂天になる瞬間です。これからの甘い恋を想像するだけで、自分が満たされ...
東城ゆず 2019-06-28 06:00 ラブ
ダメなら諦める? 返信を待ち続ける女が取るべき最終手段3つ
 LINEに既読がついているのに、待てど暮らせど彼からの返事が来ない。そんな時、いつまでも待ち続けてしまう女性がいます。...
内藤みか 2019-06-27 06:09 ラブ
重い女性と一途な女性の違いはたった1つ! あなたはどっち?
 あなたは「重い女性」と「一途な女性」の違いを挙げるとしたら、なんと答えますか? この2タイプの線引きはとても難しいです...
孔井嘉乃 2019-06-27 06:00 ラブ
夢みたいな新婚生活に落ちた黒い影…志穂さんのケース#1
「あれって結婚だったのかなと、今でもよくわかりません。ただ、当時の日常を思い出すとムカムカして、吐いてしまうこともあるん...
神田つばき 2020-01-11 07:03 ラブ
都会暮らしの普通の女がいい女よりもいい出会いを増やす方法
「都会の女は出会いが多いでしょ」。田舎の友達からそう言われることはあるけれど、「良質な出会いがあるわけじゃない」と、そう...
ミクニシオリ 2019-06-26 06:00 ラブ
男女の喧嘩で話し合いが失敗するなぜ? 最新脳科学にヒント
 男女の違い……それは、人類が理性を獲得してからの永遠のテーマです。そこに起因した“すれ違い”がとくに顕著となるのが、男...
しめサバ子 2019-06-26 10:10 ラブ