東大卒プロウェイクサーファーが語る 初恋の人との交際0日婚

田中絵音 日本合コン協会会長
更新日:2021-03-16 06:28
投稿日:2021-03-16 06:00

東大を目指した理由

 中山さんには、7歳と4歳の息子さんがいらっしゃいます。「息子さんたちには東大に行かせたいですか?」という質問には、「全然、行きたければ行けばいい」とのこと。

 また、結婚相手の学歴についても「まったく気にしない、むしろ自分と違った人の方がコミュニティも広がる」とおっしゃっていて、東大にこだわっている様子はまったくありませんでした。

 そこで気になるのが、中山さんが東大に入った理由について。

 中山さんのお父様は、高校野球部の監督だったそうです。休みがなく忙しそうでしたが、毎年夢を追いかけている父の姿に学びがあったといいます。 

 中山さん自身、高校では野球部に入り全力投球していましたが、高校3年生の夏の試合が不完全燃焼で終わったことで「六大学野球をやりたい」と思うようになり、高校3年の夏から東大を目指して本格的に受験勉強をはじめ、見事現役合格したとのこと! 

 こんなにも短期集中で東大合格を勝ち取ったことに驚きが隠せませんでしたが、中山さんは「浪人したくない」という思いから、半年間、“起きている時間はすべて勉強に費やした”そうです。

 30歳でウェイクサーフィンに出会い、本気で打ち込んでからたったの2年でアジア王者に、3年でアジア初のプロ選手になられたこともそうですが……中山さんは「やると決めたらやる!」という、とてつもない集中力と完遂力の持ち主だなと思いました。

人生における結婚の意義

 最後に、中山さんに「結婚とは何か?」と伺ったところ、大切にしている4つのことを教えていただきました。

1. 結婚はゴールではなく、スタートである
2. 結婚してお互いが成長できないと意味がない
3. やりたいことをやれる関係である
4. 親が夢を追ってなかったら、子どもに「夢を持て」とは言えない

「人間関係が人を成長させる」という考えを大事にしている中山さんは、奥さんと出会う前までは「結婚したら縛られるんじゃないか」というイメージを少なからず持っていたそうです。しかし現在の結婚生活において束縛は一切ナシで、お互いがお互いのやりたいことを優先しているのだそう。その結果、なかなか会うタイミングがないくらいだそうですが(笑)。

 たとえ奥さんが仕事で1週間家を空けても、中山さんが家事と育児をすべてやりくりできるということなので、だからこそ奥さんも安心して仕事に集中できるんだなと思いました。

今回の学び

 お互いが成長していくために、夢を応援し合える夫婦関係を築いていくためには、まず束縛をしないこと。そして、お互いが仕事のことも家庭のことも全力で取り組むポテンシャルが大事。そして、あくまで「結婚はゴールではなく、スタートである」ということ。

 結婚後からはじめたウェイクサーフィンで、アジア初の男子プロ選手になった中山健太さんの、今後のご活躍を心から祈るとともに、これからもずっと応援していきたいと思います。

【東大生の結婚データ #2】中山健太さんの場合

Q1. 出会い:小学校の同級生
Q2. 交際年数:0日
Q3. 結婚した年齢:30歳
Q4. 職業:夫・プロウェイクサーファー 他 / 妻・プロスノーボーダー 他(共働き)
Q5. 家族構成:息子2人
Q6. 独身時代、どんな人と結婚したいと思っていたか?
 ⇒結婚願望はなかった。強いて言えば「束縛しない人」
Q7. 今の奥様との結婚の決め手は?
 ⇒「この人となら結婚したい」と思ったこと
Q8. 結婚相手選びは正しかったか:正しかった
Q9. 結婚相手の学歴は気にするか:気にしない

▽中山健太(なかやま・けんた)

 六大学野球を目指し東京大学へ進学、卒業後大手IT企業に就職するも24歳で脱サラし、好きなことを中心に生きていく。

 20代は旅ブーム、拠点を広島県福山市に移して30歳からウェイクサーフィンをスタートし、アジアランキングNo1まで登り詰め、アジア男子初の世界が認めるプロライダーに。現在38歳、二児の父親もやりながら、世界にチャレンジ中。

Instagram

田中絵音
記事一覧
日本合コン協会会長
一般社団法人日本合コン協会会長、恋愛アドバイザー。2000回以上の合コンイベントに携わり、男女の恋愛心理に精通する。また一児の母であり、ママ向けイベントを行う「東京ママパーティー」の主宰も務める。著書に「こじらせ男子の取扱説明書(トリセツ)」
(双葉社)など。
ブログXInstagram

ラブ 新着一覧


ヤリモク男より危険 「すぐ付き合って系男子」の見分け方
 男性とのさまざまな出会いの中で、女子にとって避けなければならないのが“カラダ目当て”のヤリモク男子ですよね!? ...
しめサバ子 2019-09-15 06:57 ラブ
オジサンからのLINEに潜む「絵文字」に隠された本心3選
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきです。読者のみなさま、こんにちは。  今回は、不倫願...
並木まき 2019-03-21 07:22 ラブ
不倫の落とし穴教えます…彼は本当に離婚してくれますか?
 真面目で、男性に免疫のない女性ほどハマってしまいやすい不倫。既婚者の彼はほどよく肉食で、マメで、サービス精神も旺盛で…...
深志美由紀 2019-04-05 02:20 ラブ
今までの投資って…合コンで出会った普通のアラフォー男子
 親よりもヨボヨボのおじいちゃんを紹介され、笑いのネタと化したお見合いパーティーですが、他の相談所も似たり寄ったり。中高...
高齢化社会を実感…60半ばのおじいちゃまからの“交際希望”
 知り合いがココで結婚したという、お見合いおばさんが主催するパーティーに参加しました。  案内された席には、息子...
これってホントにデート? 私が90分でギブアップしたワケ
 婚活で出会った男性とデートをすることになりました。ところが、待ち合わせから嫌な予感。  待ち合わせ場所は、渋谷...
好印象だった42歳男性 LINEのやりとりですっかり恋人気分
 婚活パーティーで連絡先を交換した中に、印象のいい男性がいました。「携帯の番号を登録したらLINEが出てきたので……」と...
負のスパイラルにはまる…男性にとって“サイズ”は死活問題
 前回、相談所を介して女性を食いまくる男性がいるという話をしましたが、「お付き合いを始めても、女性側からお断りすることが...
モテないから? カラダ目当てで相談所に来る男性にご用心
 相談所で、よそに所属していた女性からこんな質問があったそう。 「あの……、いつも会って2回目には男性のお部屋に...
態度も悪ければ言葉のセンスも…女性に“逢いたい”は絶対NG
 目も合わせずたばこをふかし、婚活パーティーなのにお酒で赤ら顔……JR保線部署に勤める45歳の男性。2次会に行くと外国人...
プチモテ期がきたと思ったのに…2次会で見えた男のウツワ
 前回のパーティーでの取材を生かして、オーバー40歳のパーティーに参加。グループトークのおかげであまり話さずにニコニコし...
やっぱり直接会わなきゃ!40代向けパーティーに潜入したら
 パソコンで婚活相手を探すのと違い、ジカ当たりできるパーティーは好感触だったので、今度は40代メーンのパーティーに参加し...
個性派気取り? パーティー会場にいた残念すぎる服の男性
 会員限定の大きなパーティーに行くと、ちょっと地味だけどマジメそうな男性がいっぱい。なぜか身長の低い人が目立ちます。 ...
会員制パーティー初参加も…アピールタイムはたったの3分
 せっかく結婚相談所に入会したのにまともな男性に会えないのでは意味がないと、今度は会員限定のパーティーにチャレンジです。...
街コンで一目惚れした福山似イケメンにドン引きした理由
 婚活中と公言すると、さまざまな経験談が耳に入るようになります。街コンに行った友人(美容業・34歳)からこんな話を聞きま...
趣味は「絵画鑑賞」 ハイソで知的なメンズだと思ったのに
 第1弾の紹介書にあった男性陣の容貌にゲンナリして、その後コンタクトを断念。新たなアクションは、会員サイトからの相手探し...