「牛たたきと赤ピーマンの甘酒和え」意外なコラボは相性抜群

コクハク編集部
更新日:2021-05-20 05:26
投稿日:2021-05-17 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・四谷の和食店「杉大門通り 神棚」の丹生谷聡さんに、予想外の組み合わせに驚く「牛たたきと赤ピーマンの甘酒和え」のレシピを教えていただきました。

甘酒の効果で牛肉も軟らかく

 牛肉と甘酒。予想外の組み合わせに思わず記者も目を丸くしたものの、鍵と鍵穴のようにカチッとはまりました。口に入れれば「正解」と納得です。

 牛肉と甘酒の風味は驚くほど相性が良く、シャキッとした赤ピーマンは色だけでなく食感としても彩りを添えます。これでお酒が進まなければウソでしょう。

 料理人の丹生谷聡さんは四谷で20年、最大6店舗の飲食店を経営していたこともある名うての料理人。甘酒を調味料として使う発想に脱帽です。

「新酒の時期になると余った酒かすで甘酒を作るため、ウチにもよく届くんです。甘酒はいわゆる発酵食品じゃないですか。そこで何か料理に使えないものかと考えました。甘酒の効果で、牛肉も軟らかく食べやすくなっています」

 思わず「大将、大吟醸冷やで!」と言いたくなる気持ちをぐっとこらえて2品目の紹介といきましょう。

材料

・牛もも肉 100グラム
・赤ピーマン 1個
・甘酒 100㏄
・塩コショウ 適量

レシピ

(1)薄めに切った牛肉に塩コショウをしてから、コンロの上に網をのせて焼き目を付ける
(2)薄くスライスした赤ピーマンと①を甘酒で和え、軽く塩コショウをふる

本日のダンツマ達人…丹生谷聡さん

▽丹生谷聡(にゅうのや・さとし)
 1968年、所沢市出身。料理店などの修業を経て、30歳で四谷に初めての店をオープンすると、最盛期は居酒屋など6店舗を経営。現在はすべて畳んで、「神棚」に専念。「もともと懐石料理をやっていたので、その経験を生かしています」

▽かみだな
 今年1月にオープンしたばかりの純和食店。季節に応じた料理が名物で、基本コースは3000円から。プラス3000円で30種類の日本酒を含めた店内の酒飲み放題(2時間)。追加注文も可能。東京都新宿区舟町3―4 金谷店舗ビル201。

(日刊ゲンダイ2021年5月11日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

フード 新着一覧


手抜きでもおいしい! 食欲そそる「ニンニクの芽の素揚げ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の海鮮居酒屋「よしだ海岸」村瀬文吾さん...
老若男女に愛される定番の品「マカロニ(マカロニサラダ)」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・祐天寺のもつ焼き店「ばん」の小杉潔さんに、...
「レンコンのマリナーラ風」瓶詰ピザソースならすぐに完成
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷のイタリアン「Petalo」の酒匂駿佑...
生ハムの“食べるドレッシング”!?女子会向けごちそうサラダ
 おうちで女子会をするとき、「生ハム」をとりあえず買うことってありませんか? そのまま食べることも多いかと思いますが、今...
ぐっち夫婦 2020-03-15 15:31 フード
「温野菜と漬物タルタルソース」ご飯のお供がイタリアンに!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・代官山のイタリアン「ARMONICO」の佐...
フライパンで作る「鶏炭火焼きとひよこ豆のシェリー蒸し」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座のシェリー専門のスタンディングバー「バ...
「あさりのシードル蒸し」りんごの甘みと酸味の相性が抜群!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草のガレット&国産クラフトシードルの専門...
プロ直伝!「レバームースパテ」で朝食も晩酌も幸せな時間に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は横浜・野毛のビストロ「ジィーロ」の市川路朗さんに...
「肉せんべい」豚ロースを延し棒で薄くしたら低温でパリッと
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・末広町の和食店「神田明神下みやび本店 」の...
「鶏とあさりのブイヨン」フレンチの基本をおウチで作る
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は福岡市・大濠公園近くのフレンチ「TTOAHISU...
山形のだしをアレンジ「マグロだし」ヘルシーなサラダ感覚で
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・長堀橋「和旬 撫子」の卜部吉恵さんに、山形...
和風ケイジャンスパイスをイメージした「鳥肉の塩麹漬け」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の創作和食店「やまだや」の高山和慶さん...
「鶏皮カラシ和え」安い食材が爽やかなおツマミに大変身!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の居酒屋「がっしょ出雲」の野津宏太さん...
サクッと仕上げる「ブロッコリーの素揚げ サムライソース」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の居酒屋「赤坂 まるしげ」の与那覇朝雄...
「糸島塩豚の明太柚子胡椒」とろーり軟らかなのに煮崩れなし
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は福岡・中央区にある「博多料亭 稚加榮」の平山克浩...
タイ料理の定番「ガパオごはん」みんな大好き“つゆだく路線”
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・恵比寿の「ガパオ食堂」のピーボーさんに、ご...