「ナスと豚ひき肉の甘味噌炒め」白ご飯にのせても美味しい!

コクハク編集部
更新日:2021-07-15 06:00
投稿日:2021-07-15 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、奈良・北葛城郡のアジア料理店「Asian Garden 空音」の渡邉俊介さんに、白ご飯にのせても美味しいおつまみ「ナスと豚ひき肉の甘味噌炒め」のレシピを教えていただきました。

具材をみじん切りにすることで複雑な味わいに

 中国料理の定番中の定番といえば、コレ。白ご飯の上にかけて、丼にしても絶品です。

「香港では大衆料理として、町の定食屋で手軽に味わえます。四川料理ですが、香港や中国大陸など、広い範囲で食べられています。ポイントは甜面醤と甘酒。本来は酒醸という中国独特の甘酒を入れます。甘酒を使うと香りと甘味が違います」

 店で出す場合は赤味噌に砂糖や酒を入れて、3~4時間ほど煮詰め、オリジナリティーのある甜面醤を作るそうですが、今回はスーパーで売っている市販のものを使用します。

 甘酒は美肌にも良いとされ「飲む美容液」と言われるぐらい。ストックしている家庭もあるかもしれませんね。

 具材をそれぞれみじん切りにすることで、香りが出やすく、味が絡まりやすく、複雑な味わいになります。

材料

・ナス 150グラム
・豚ひき肉 30グラム

甘味噌
・醤油 小さじ1
・甜面醤 小さじ2
・酒 大さじ1
・甘酒 大さじ1
・白ネギみじん切り 小さじ3
・生姜みじん切り 小さじ1
・ニンニクみじん切り 小さじ1
・鶏がらスープ 80㏄
・ごま油 少々
・豆板醤 小さじ1/3
・油 大さじ1

レシピ

(1)ナスの皮に縦に3筋包丁を入れ、1口大の大きさにカット
(2)ナスを水にさらしてアク抜きをする
(3)ナスを水から上げ、水分を軽くふき取る
(4)170~180度ぐらいの油でナスが軟らかくなるまで揚げる
(5)油大さじ1で生姜、ニンニク、豆板醤を炒め、豚ひき肉に火を通し、鶏がらスープ、酒、醤油、豆板醤を入れる

本日のダンツマ達人…渡邉俊介さん

▽渡邉俊介(わたなべ・しゅんすけ)
 1977年、奈良市出身。母親が大の料理好きで、30年ほど前、夕食にチーズフォンデュが出てきたことも。母親の姿を見て料理に興味を持ちだし、小学生の頃からキッチンに立ち、食事を作る。大学時代、リッツ・カールトン大阪で接客業のアルバイトをしている時に現在のオーナーと出会い、中退して料理の世界へ。料理学校には行かず、香港仔酒家などで修業を重ねる。

▽アジアン・ガーデン くおん
 閑静な住宅街の中にある、瀟洒な一軒家のアジア料理店。中国料理に縛られず、トムヤムクンなど、幅広いジャンルの料理をリーズナブルに楽しめる。客の好みに応じて、味付けのリクエストにも応えてくれる。1番人気は、店の看板料理の春巻き(2本400円)。店内はバリのリゾートをイメージした造りで、個室4部屋のほか、テラス席もある。

(日刊ゲンダイ2021年7月8日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

フード 新着一覧


【蒜泥黄瓜(キュウリのニンニク和え)】ビールと相性抜群
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千歳烏山の台湾料理店「天天厨房」の謝天傑さ...
【豆鼓菜圃辣醤】台湾の食べるラー油はお酒が進む逸品
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千歳烏山の台湾料理店「天天厨房」の謝天傑さ...
骨付き肉を食べるなら…サイゼリヤ一択! 2022.1.27(木)
 無性に骨付き肉が食べたくなる時があります。野生(?)の血が騒ぐのでしょうか。本能のままに肉にむしゃぶりつきたい。そんな...
【酸梅泡菜】台湾風漬物は酸味のある日本酒にピッタリ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千歳烏山の台湾料理店「天天厨房」の謝天傑さ...
【ちりめんじゃこ山椒冷奴】たまり醤油は4、5回分けて差す
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は福岡・中央区にある「博多料亭 稚加榮」の平山克浩...
「旬のお野菜とフルーツとチーズ」チーズがこだわりの一皿
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・有楽町のフランス料理店「Restauran...
百均グッズでオリジナルシリアルバー作り 2021.1.20(木)
 以前ご紹介した「電子レンジチップスメーカー」に続き、ダイソーでお菓子作りグッズを発見しました。その名も「レンジで簡単シ...
「TOYOタッキー」特別な日のディナーにも
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・有楽町のフランス料理店「Restauran...
「マグロとアボカドの磯辺和え」3つの工夫で極上のウマ味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂にある「多に川」の大森雄哉さんに「マグ...
「筋子とマッシュポテトのサンドイッチ」紅白で晴れやかに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・銀座の「ロックフィッシュ」の間口一就さん...
「白トリュフの塩パン」で“ジャにの”体験 2022.1.15(土)
 いまネット上で話題になっている、Truffle BAKERYの「白トリュフの塩パン」を知っていますか? 今回は、売り...
「骨付き鶏もも肉の源たれ煮」万能調味料に“おんぶにだっこ”
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・銀座の「ロックフィッシュ」の間口一就さん...
横浜のディープスポットで絶品カレーを食す 2022.1.13(木)
 カレーが好きです。冬に凍えた体を芯から温めるのもよし、暑い夏に汗だくで食べるもよし。ちょっと胃腸がお疲れ気味……なんて...
「しめ鯖のキウイマリネ」店主が追求するキウイ料理の進化系
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・銀座の「ロックフィッシュ」の間口一就さん...
お手軽「ホタテフライのカシスソースとらっきょうタルタル」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・銀座の「ロックフィッシュ」の間口一就さん...
青森のソウルフードで「切込みのピザ」 発酵食品の三重奏
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・銀座の「ロックフィッシュ」の間口一就さん...