プッチン♡モスの新作フォカッチャサンド!2021.10.16(土)

コクハク編集部
更新日:2021-10-16 11:17
投稿日:2021-10-16 06:00

7年ぶりに進化を遂げて発売!

 モスバーガーで限定発売されたばかりの「フォカッチャサンド 馬蹄型(ばていけい)ソーセージ&グランピングソース」(単品420円)。皆さんはもう試されましたか。

「あれ、モスって、前からフォカッチャサンド、売ってなかったっけ?」と思ったアナタ、半分(?)正解です。フォカッチャサンドは2000年から14年まで秋冬の期間限定商品として、累計10回販売。直近7年間は提供していませんでしたが、この秋冬、進化を遂げた“新生”フォカッチャサンドとして発売にこぎつけたというのです。

 なんでも新しく売り出すにあたって、企画立案から2年以上の歳月がかかったそう。えーっと、つまり、19年には復活させるプロジェクトが水面下で進行していたというわけです。

実は従来のフォカッチャサンドは不評だった

 いまでこそ大手製パン会社でも商品化しているイタリア生まれのフォカッチャですが、20年前にモスで見かけたとき、とても新鮮で驚いたのを覚えています。

 丸型バンズではない、もちもちした食感のフォカッチャ。斬新だなー、とがってるなー、味に定評のあるモスだから文句なしでおいしいだろうなー、と期待値MAXで食べたのですが、唯一、残念だなと思ったのが、食べづらさ。個人的には、ソーセージフォカッチャと海老カツフォカッチャがLOVEだったのですが、たっぷりとソースがかかっているぶん、食べ進めていくごとに、脇からボロボロと具材が落ちてしまったりして残念な気持ちになったんですよね(苦笑)。

 発売に先駆けて行われた新商品発表会見(筆者はオンラインで参加)では「いわく付きのフォカッチャ」と説明がなされ、実は店頭スタッフも他のバーガーなどに比べて作りづらく、不評だったことが明かされました。それでも累計4000万食を売り上げ、フォカッチャサンドの復活を望む消費者からの根強い声に応えるべく、“短所”をクリアにした“完全なるフォカッチャサンド”の復活のため、試行錯誤を繰り返したそう。

 以下は、筆者が気になった主な改善ポイントです。

・フォカッチャは楕円形からひょうたん型に変更し、食べやすさと作りやすさを実現
・ソースには、工場でその都度(!)揚げる「揚げこしょう」と、燻製させたクルミ科のヒッコリーを使用し、リッチな味わいに
・フォカッチャの生地にはヨーグルトと塩麹を練り込み、しっとりと

 自社の強みである「対応力」を持ってして生み出した新作の目標は、「1カ月で目標250万食」とのこと。のべ10回の発売で4000万食。1回(1シーズン)あたり400万食を売ったとすれば、なかなか攻めた数字ですよね。モスさん、期待していいんですね!?

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


まるでステーキ! 分厚さが魅力の「ポークのしょうが焼き」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前の「ごはんやパロル」の桜井莞子さんに...
白ワインに「モルタデッラとタレッジョのクロスティーニ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・吉祥寺のイタリアン「パノラマ キッチン」の...
生クリームのコクが決め手「カニとブロッコリーのサラダ 」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は福岡市・大濠公園近くのフレンチ「TTOAHISU...
簡単だけど見た目は華やか「千枚漬け寿司」おもてなしにも
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・長堀橋「和旬 撫子」の卜部吉恵さんに、手軽...
つぶ貝をエスカルゴに見立てた「つぶ貝のガーリックバター」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の和食店「酒と肴 類」の菊岡正輝さん...
お酒にも合う「さば缶ごはん」 土鍋で炊くとさらに美味しい
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の創作和食店「やまだや」の高山和慶さん...
「クリームチーズ醤油漬け」味噌漬けよりもシャープな風味に
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の居酒屋「がっしょ出雲」の野津宏太さん...
クミンシードが香る「干し芋の熱々スパイシークミンバター」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の居酒屋「赤坂 まるしげ」の与那覇朝雄...
暑い日に食べたい「蒜泥黄瓜(キュウリのニンニク和え)」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千歳烏山の台湾料理店「天天厨房」の謝天傑さ...
「モヤシのスパゲティ」お安いモヤシで作る簡単イタリアン
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・西大橋駅近くのイタリアン「トラットリアパッ...
「ちょっとタイム、車エビとこしょう」熱々をカリッとどうぞ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・有楽町のフランス料理店「Restauran...
あの里芋が大変身!シャキシャキ食感が新しい「里芋そば」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂「多に川」の阿部学さんに里芋の新しい魅...
「めんたいパスタ風うどん」めんたいこの程よい塩気がクセに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・小岩の立ち飲み屋「カミナリ3ダー」の北岡圭...
「ヒラメの昆布締め」引き締まった身に昆布のうまみが染みる
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は千葉県・流山市の老舗割烹「割烹柳家」の青柳宏幸さ...
簡単万能ソースで南仏の味を楽しむ「タコのマリネ香草風味」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・豊中市のフレンチ「ビストロ・リッペ」の中尾...
「サバの味噌煮缶とトマトの煮込み」2つの酸味が味に深みを
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・学芸大学のイタリアン「あつあつ リ・カーリ...