カレー味のふんわり卵に包まれた「プーアッパッポンカリー」

コクハク編集部
更新日:2021-11-14 06:00
投稿日:2021-11-14 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・新橋の「タイ料理バル タイ象」のジットダムロン・ウイワット・ストンさんに、ご飯と合わせても美味しい「プーアッパッポンカリー」のレシピを教えていただきました。

最後にカニカマをオン!

 ふんわり優しい溶き卵に包まれた、それでいてスパイシーなカレー味。それをビールで追いかけるのもまた楽し――。

 新橋のタイ料理バル「タイ象」で人気のメニュー。しかし、店で出しているのは「プーパッポンカリー」。今回紹介するのは“プーアッ”パッポンカリー。何が違うのでしょうか? 店長の迫英介氏が言います。

「タイ語で『プー』はカニの意味。本来はソフトシェルクラブを使いますが、どこにでも売ってるものではありません。企画に合わせて、入手しやすいカニカマで作りました。『プーアッ』でカニカマの意味になるんです」

 料理方法は驚くほど簡単。お酒のアテだけではなく、普通のカレー同様にご飯と合わせても美味しいんです。

 しかし、まずはこれを肴にタイ産のビールをグイッとやってほしいですね。

材料

調味料
・カレー粉 小さじ2
・ターメリック 小さじ1
・ウスターソース 大さじ1
・醤油 小さじ半分
・砂糖 小さじ半分
・うま味調味料 小さじ半分
・白コショウ 少々

具材
・卵 1個
・牛乳 1カップ
・タマネギ 4分の1個
・ピーマン 2分の1個
・赤ピーマン 2分の1個
・セロリ 適量
・カニカマ 4本
・水溶き片栗粉 大さじ1

レシピ

(1)鍋で牛乳を沸かし、調味料を投入(順番は関係なし)
(2)食べやすい大きさに切った野菜を入れ、軽く火を通す
(3)野菜に軽く火が通ったら溶き卵を入れてかき混ぜ、火を止めてから水溶き片栗粉でとろみをつける
(4)器に盛り、最後にカニカマをのせて完成

本日のダンツマ達人…ジットダムロン・ウイワット・ストンさん

▽ジットダムロン・ウイワット・ストン
 66歳。タイ王国ナコーンラーチャシーマー県パークチョン郡出身。16歳から姉の経営するレストランで働き、タイで20年、日本で30年、タイ料理を作り続けているベテラン。奥さんも料理人。

▽タイ料理バル タイ象
 2017年オープン。ベテランシェフの作る本格タイ料理が名物で、女性にも人気。苦手な人のために辛さの調整やパクチー抜きにも応じている。迫英介店長が現地で購入したタイ雑貨など、内装も必見。東京都港区新橋3―17―5グランフォークス新橋ビル2F。

(日刊ゲンダイ2021年11月2日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

フード 新着一覧


ボージョレに合う!はちみつが隠し味のコク旨♡カプレーゼ
 この時期が来ると、デパートやスーパーの食品売り場は(待ってました!? の)“ボージョレムード一色”になりますね♪ ぐっ...
ぐっち夫婦 2020-01-15 14:56 フード
「コンビーフのトマト煮」簡単&豪快調理なのに優しい味わい
伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷の居酒屋「純米酒 三品」の稲原春香さんに...
「ホタテと春菊のワサビ和え」茹でずに焼くのが味の決め手
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は埼玉県・浦和の懐石料理「日に日に新」の木下泰司さ...
お肉を使わないからサッパリヘルシー「白いマーボー豆腐」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・小樽のロードレストラン「シルフィード」の...
「タコ、ジャガイモ、オリーブのサラダ アンチョビー風味」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・福島のフランス料理店「ミチノ・ル・トゥール...
「トマトとナスのラタトゥイユ」作り置きすれば何かと便利
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・西荻窪の創作居酒屋「じんから」の堅谷博さん...
シンプルだからこそ素材にはこだって作りたい「ウフマヨ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前のワインビストロ「アミニマ」の阿部真...
醤油が効いたキレのよさ…かえしを使った「そば屋の焼き鳥」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の「そば処 築地長生庵」の松本憲明さん...
玉ねぎとチーズの食感が食欲を誘う「セルベル・ド・カニュ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草のフレンチ「ガンゲット・ラ・シェーブル...
ぐっち家のド定番!ブロッコリーとクリチのごまおかか和え
 今回はぐっち夫婦が普段からよく作る「クリームチーズ」を使ったおつまみをご紹介します! クリームチーズというと、なんとな...
ぐっち夫婦 2019-11-17 20:32 フード
ひよこ豆の粉を使った「パジア」 おいしさの決め手は水加減
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂のアフリカ料理店「SAFARI」のワン...
「蒜泥白肉」豚バラ肉にニンニクをたっぷり絡めてがっつりと
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・三軒茶屋の「香辣里 (シャンラーリー)」の...
酸味と辛味でお酒がすすむ「イカとレタスのチョレギサラダ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は横浜の焼肉店「そうる肉食堂 承」の三原承達さんに...
干し貝柱のうま味がたっぷり「簡単おいしいシューマイ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の居酒屋「澤」の西澤一暢さんに、干し...
カリカリ&トローリ…自分好みに作れちゃう「自家製厚揚げ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新宿の海鮮居酒屋「よしだ海岸」村瀬文吾さん...
定番のお鍋だけじゃもったいない「春菊のナムルとおひたし」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千駄ヶ谷の和食店「台楽おおた」の今井恵子さ...