出張ホストに溺れて淫らに迫った私…待っていた意外な結末

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2021-12-03 06:00
投稿日:2021-12-03 06:00
 夫の浮気を知り、出張ホストを呼んだT子さん(44歳・WEB関連・子供アリ)。本業は俳優をしているというタクミ君(29)の甘いマスクと紳士的なエスコートにすっかり舞い上がり、ベッドではクンニリングスとフィンガーテクニックで絶頂を迎えた。
 料金はすでに7万円を超えているにもかかわらず、T子さんはこみ上げる欲望を抑えきれず、みずから彼に「次はアナタを気持ちよくさせたい。フェラチオしたいの」と懇願してしまう。待望の最終話――!
 前回までの話はこちら→第1回目第2回目第3回目第4回目

フェラチオを拒まれた衝撃

――手と口でイカされたにもかかわらず、出張ホストの彼にフェラチオを求めてしまった。その後をお聞かせください。

「はい、タクミ君は丁寧なクンニリングスやアヌス舐め、そして、Gスポットのフィンガーテクニックで私を絶頂に導いてくれました。

 とくにアヌス舐めは初体験で驚きましたが、あんなに気持ちいいとは……。すっかり体に火がついた私は『あと30分間ある』と、思わずフェラチオをしたいのと口走ってしまったんです。

 で、彼の対応ですが、トランクスの股間を激しく勃起させているにもかかわらず『それはできません。出張ホストは、お客さまに気持ちよくなって頂くためのサービスなので』と断られたんです。

 ショックでした。過去に付き合った男性は8人くらいでしたが、フェラチオを断る男性なんていませんでしたから……」

――わかります。続けて下さい。

「断られても、トランクスを突きあげるペニスは逞しく勃起しているんです。だから、なおさらショックで……。タクミ君がプロに徹しているのは素晴らしいと思う反面、私だけは特別な客でいたいと思いました。

 なので、『お願い。断らないで……こんな悲しい気持ちで帰れない』と手を伸ばし、強引に下着の上から勃起をつかんだんです。

 もう完全に女の恥じらいを捨てていましたね。

 すると、タクミ君は『T子さんッ、ダメです!』と叫びました。

 でも、その声は決して私を拒んではいない。店の規則だから、仕方なく断っているんだと勝手に思いこんでしまって……。

 で、『お願い。誰にも言わないから、少しだけ咥えたいの。このままじゃイヤ……』と伝えました。

 もう淫乱な女そのものですね。

 一瞬、考えこんだタクミ君でしたが、『T子さんが、それで満足してくれるなら』と許してくれたんです。

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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