“うにのようなビヨンドとうふ”で貴族になる 2022.8.18(木)

コクハク編集部
更新日:2022-08-18 06:00
投稿日:2022-08-18 06:00
 私事で恐縮ですが、このあいだ誕生日を迎えました。おめでとう私。ありがとう私。せっかくだから大好物のウニでもお取り寄せしようかしらと思ったのですが、その強気なお値段にそっとブラウザを閉じました。
 食べられないと知ると、より食べたくなるのが食いしん坊の悲しい性……。どうにかして、お手頃価格でウニを食べられないもんかと思っていたら、こんなものを見つけました。

豆腐なのにウニ? どういうこと?

 その名も「うにのようなビヨンドとうふ」です! 近所のスーパーでお値段税込213円で売っておりました。

 ウニちゃうんかーい! と思った、そこのアナタ。これがね、思ったよりウニだったんですよ。

 こちらの「うにのようなビヨンドとうふ」は、群馬県に本社のある株式会社相模屋から発売されております。

 相模屋といえば、お豆腐好き&ガンダム好きにはピンとくる「ザク豆腐」で有名ですよね。

豆腐だよね?

 さて、では早速開けてみましょうか。

 どうですか、この黄金色よ。豆腐の面影ゼロ! 同窓会であったら、会場全体が騒然とするレベルですよ。え、整形した? って聞いてしまうわ。だいぶウニに寄せてるけど、どないしたん?

 さらに香りもウニ! さわやかな潮の香に、美しい海が見えるようです。

 そういえば、海に何年も行ってないなあ。浜辺でのんびりビールでも飲みたいねえ。

プリンかもしれない

 お皿に開けてみました。

 なんて美しい立ち姿なんでしょう。プリンにも見えますね。

ウニであり、豆腐である

 スプーンですくってみるともうぷるんぷるん。すごい弾力です。なんやねん、うらやましいぞ。私にだってそんな時代があったはず!

 荒ぶる嫉妬心をなだめながら、一口食べてみるとあら不思議。見た目だけじゃない。味もウニ。本当にウニ。完コピしておる。

 濃厚なコクに加え、舌の上でとろけるクリーミーな食感が見事に再現されています。ウニが大好物だというラッコも余裕で騙されるでしょう。

 むしろあの独特の磯の風味は控え目なので、「ウニはちょっと生臭くて……」という人ほど食べて欲しい。

 完璧にウニやん……と思いきや、大豆の優しい甘さがあとからふんわりと漂ってきます。

 鼻に抜けるこのまろやかさは、まさに豆腐! ウニの濃厚さと、豆腐の優しさの二刀流とは「うにのようなビヨンドとうふ」恐ろしい子……!

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

フード 新着一覧


赤提灯メニューを気軽に!「箱シューマイからのエビチリ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・五反田の小料理屋「きになる嫁デラックス」の...
「トンノ・エ・ファジョーリ」ツナ缶と白いんげん豆のサラダ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・門前仲町のイタリアン「トラットリア ブカ・...
「ザンギのアジアン風」パクチーの根っこを捨てずに活用して
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・池之端の創作ビストロ「Cise」の宮武郁弥...
うま味がジュワ~ッとにじみ出る「しじみ出汁巻き卵」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の居酒屋「がっしょ出雲」の野津宏太さん...
「仔羊のカレー煮込み 温玉のせ」卵を崩すタイミングに悩む
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神保町のバル「Bal Marrakech」...
生もと系の酒にぴったり「腐乳拌魚生(マグロの腐乳和え)」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千歳烏山の台湾料理店「天天厨房」の謝天傑さ...
「豚ひき肉とタケノコのレタス包み」パンチの効いた味と食感
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の和食店「魚菜 まる富」の富成勝さんに...
みかんが香る「鯛のカルパッチョせとか風味のビネグレット」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は兵庫県・加古川のビストロ「ビストロ・エピ」の宮崎...
2つの新食感「生マッシュルームとプチヴェールのサラダ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・吉祥寺のイタリアン「パノラマ キッチン」の...
「カルボナーラ」多めの茹で汁でクリーミーな仕上がりに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は福岡市・大濠公園近くのフレンチ「TTOAHISU...
「鶏のタコ焼き風」ソースとマヨネーズとかつお節で風味良し
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・江戸川区の立ち飲み居酒屋「カミナリ3ダー」...
【エビマヨとアボカドのパリパリピザ】餃子の皮でお手軽に!
 前回はパクチー餃子をお伝えしましたが、餃子の皮って……余りがちじゃないですか? そういえば冷蔵庫に餃子の皮が余ってたな...
ぐっち夫婦 2020-01-15 15:10 フード
「寅王しいたけのラクレットチーズ焼き」味のポイントは酒盗
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の和食店「酒と肴 類」の菊岡正輝さん...
味わいに変化 「チーズの味噌漬け」3日目と7日目を食べ比べ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の創作和食店「やまだや」の高山和慶さん...
「干し柿バター」切って“酒マリネ”をして混ぜて待つだけ!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の居酒屋「赤坂 まるしげ」の与那覇朝雄...
「千枚蕪と柿の酢物」シャクシャクとトロッのハーモニー
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は福岡・中央区にある「博多料亭 稚加榮」の平山克浩...