童貞ペニスに身も心もトロトロ 私がもっと教えてあげる!#3

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2022-08-28 14:15
投稿日:2022-08-19 06:00

個別にLINEを交換

――続けてください。

「U君を玄関まで見送る際、私はスマホを出して『U君のLINEのアドレス教えて』と言いました。本来ならば、家庭教師との直接のやり取りは禁じられ、必ず本部を通さなければいけませんが、今回は事情が違います。

 彼も私の意を汲んだように快諾してくれましたね。

 もちろん、すぐには連絡をしません。金曜日に初エッチをして次の火曜日までどれほど長かったか――。

童貞喪失を思い出し、何度も自慰を

 その間、私は何度も鏡の前に立ち、彼がつけてくれたキスマークを見つめ、体を熱くしました。それだけじゃありません。キスの味や童貞喪失の瞬間を思い出しながら、ベッドの中でいくども自慰に耽(ふけ)りました。

 早く彼の逞(たくま)しいペニスに貫かれたい。次はフェラチオもしてあげたいし、クンニもして欲しい。シックスナインも教えてあげたいし、アヌスだって弄ってあげたい……などと、次々に淫らな行為に思いを馳せましたね。

 あの初々しいピンクのペニスを思い出しただけで、体が火照ってしまうんです。今度はたっぷりとしゃぶってあげたい……。

 本当に最低の母親ですが、心も体も完全にメスになっていました。

帰り際の一瞬のキス

 火曜日にU君が来てくれた時、それはそれは嬉しかったですよ。

 いくぶんか大人びたように見えたのは、きっと童貞を卒業したからかしら……なんて勝手に思ってしまって(笑)。

 で、息子の授業が終わり、見送りの際に玄関先で『今度は外で逢えないかしら?』と誘ったんです。

 LINEを交換しているのに、あえてそれを使わず直接誘ったのは、多少の焦らしもあったでしょうか。

 彼、顔を真っ赤にしながら、うなずいてくれましたね。

 LINEで連絡する旨を伝えると、不意に彼の顔が近づいてきたんです。

 一瞬だけ唇が重なり、すぐさま、彼は踵(きびす)を返して立ち去っていって……。

メスの本能が…2度目の逢瀬を計画

 彼の後ろ姿を眺めつつ、私はキスの余韻と、再び彼に抱かれる期待に下腹を熱くしました。

 早く抱かれたい……その思いはリビングに戻って、息子の顔を見ても変わらぬまま。完全にメスの本能を取り戻してしまったんですね。

 その日から、私は彼との2度目の逢瀬を計画し始めたんです。

 わずかに残る胸のキスマークを見ながら――。

 続きは次回

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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