足先を終始舐められ…ドM美青年のペニス欲しがり同時イキ #4

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2022-11-18 06:00
投稿日:2022-11-18 06:00

S女に徹するはずが…イキたくてたまらない!

 彼の顔を蹴り、そのままひざ立ちになると、騎乗位で腰を振りたてました。イキたくてたまらなかった。とにかく欲望を宙吊りにされた時間があまりにも長かったので、私が主導権を握って腰を揺すりました。

――あううっ、P子さんすごい!

 彼はひときわ甲高く叫びました。

――うるさい! 変態のアンタに……

『変態のアンタに言われたくない!』と言うつもりでしたが、もう言葉が続きませんでした。気持ちよさと同時に、彼の美しい表情が快楽に歪むさまは、もう死んでもいいと思えるほどの悦楽をもたらしてきたんです。

 S女に徹すると決めたのに、私は陥落したように、腰を振り続けました。

罵りながらさらに激しくグラインドを

――生意気なのよ! 20も年下の変態男のくせに!

 私は顔をくしゃくしゃにしながら、硬さを失わぬ勃起の摩擦と圧迫を味わいました。腰の角度を変えては、上下前後に揺らめかせ、ぐるりとグラインドさせて……。

 そのたび、彼は悲鳴をあげ続けて……。

――ああ、イキます! ダメだ、出ます!

 そう叫ばれた瞬間、私の体も大きく痙攣し、ひときわ強く腰を打ちつけました。直後、私の子宮口付近で、ドクドク、ドクドク……ッと彼のザーメンがしぶくのを感じたんです」

SMプレイを研究

――続けてください。

「私も、彼のペニスの脈動を感じながらアクメを迎えました。彼と同時に絶頂に達したことは嬉しくもあり、敗北感もありましたね。思いっきりいたぶる計画が、最後はペニスを欲しがって同時に達してしまったのですから――(笑)。

 それに、ここは元々SMグッズも完備したラブホテルですから、今となっては、もっと彼をイジメてやりたかったかなと。

 ただ、それから私たちは、月に2回ほどのペースで逢っています。動画や書籍でSMプレイを研究し、スパンキングやムチ打ちプレイもしましたね。特に、裸にした彼をベッドで四つん這いにしてのムチ打ちは、私自身も萌えちゃって(笑)。

 ムチは大きく分けて『バラムチ』と『一本ムチ』の2種類があり、持ち手の先の皮が数条に分かれた『バラムチ』と、文字通り、先端が一本の『一本ムチ』が用意されています。

 私は、風きり音がよく響くバラムチがお気に入りで、彼の引き締まったお尻や背中を打っては、喘ぎ声を出させています」

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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