山形のソウルフード「どんどん焼き」家呑みはせめてお祭り気分で!

コクハク編集部
更新日:2024-02-24 06:00
投稿日:2024-02-24 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・下北沢の「大衆酒場 こみじ」の天津真弓さんに、モッチもち食感が楽しい「どんどん焼き」のレシピを教えていただきました。

山形の縁日のソウルフード!

 山形の縁日では定番のソウルフード「どんどん焼き」。実はもんじゃ焼きがルーツなんです。持ち帰り用にお好み焼きのように硬くしたのが始まりらしいですよ。

「割り箸に巻いて食べるのがスタンダード。地元では魚肉ソーセージが欠かせません。なぜ、必ず入っているのかは分からないんですけどね」

 具材をのせる順番にはちょっとしたコツが必要!

 まず火が通らないうちに生地の半分の上側に、えび粉と青のりを上段、焼きのりを中段、「魚ソー」を下段にのせます。

 ある程度、焼けたら裏返し。今度は生地の下側3分の1に半分に切ったチーズをのせ、巻き巻きしていきます。

「三つ折りの感覚で、まずチーズののった部分を内側に谷折り。次に上側3分の1を同じく谷折りします。チーズがこぼれないよう気をつけてください」

 生地に卵を使っていない分、食感はお好み焼きよりもモッチもち。せっかくの連休なのに、予定ゼロ…。せめて、おうちでお祭り気分を楽しみますか。

【材料】(2枚分)

・油 小さじ1
・えび粉 少々
・青のり 少々
・焼きのり(8切り) 1枚
・魚肉ソーセージ 5分の1カット
・とろけるチーズ 1枚
・マヨネーズ 好みの量
・紅しょうが 少々
・青ねぎ 少々
・ソース 30cc
・めんつゆ 10cc

※生地
・小麦粉 100グラム
・水 150cc
・だしの素 小さじ1

【レシピ】

(1)卵焼き器に油を引き、火をつける(弱火)。

(2)混ぜた※をおたま1杯分を入れる。

(3)本文を参考に生地を巻いて火を止める。

(4)皿にのせ、めんつゆを混ぜたソースを塗る。

(5)紅しょうが、マヨネーズ、青ねぎの順にかけて完成。

本日のダンツマ達人…天津真弓さん

▽天津真弓(あまつ・まゆみ)
 1985年、山形県飯豊(いいで)町生まれ。デザイン学校進学のため、上京。学生時代から飲食系のアルバイトに精を出す。印刷会社に就職するも、料理店開業の夢を抱き、退社。以後、十数年にわたって割烹店やバーなどで働きながら、料理と日本酒、洋酒の知識を学び今年、独立。念願の店を構えた。明るい人柄とテキパキとした仕事ぶりにファン多数。

▽大衆酒場 こみじ(たいしゅうさかば こみじ)
 オープンは今年7月。昨年、結婚した旦那さんがホールを手伝う。旦那さんの本業はミュージシャン。夫婦そろって20代の頃から思い入れのある“シモキタ”での出店にこだわった。「おひとりさまでも通いやすい店」をコンセプトに料金は抑えめだが、本場の山形料理を味わえ、全国の地酒6種が常時そろう。仲間うちで飲み合う雰囲気に浸れる店として、早くも常連の心を掴んでいる。

東京都世田谷区北沢2-33-6奥田ビル2階

(日刊ゲンダイ2020年12月19日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


豚肉がおいしい「新ジャガの肉ジャガ」思わず顔がほころんだ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・築地の「すぽーつ居酒屋おかだ」の岡田晋平...
「おでん5種盛り」煮込みは下茹でした大根の次に練り物を
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・築地の「すぽーつ居酒屋おかだ」の岡田晋平...
パン粉なしでも衣サックサク「タラとジャガイモのコロッケ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・押上のイタリアン「窯焼きバルLamp+k...
「イカの詰め物」プリッとした歯ごたえで食感が気持ちいい!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・押上のイタリアン「窯焼きバルLamp+k...
「カマンベールとしめじのアヒージョ」もうパンが止まらない
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・押上のイタリアン「窯焼きバルLamp+k...
「アンチョビークリームポテト」塩味と甘さの絶妙なコラボ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・押上のイタリアン「窯焼きバルLamp+k...
「エビのカルピオーネ」ぷりぷりのエビに野菜たっぷりソース
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・押上のイタリアン「窯焼きバルLamp+k...
「米抜き魯肉飯(ルーローハン)」定番フードをおつまみに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・水道橋の「台湾家庭料理・台北」の李伝英さ...
さっと作れる台湾風オムレツ「菜脯蛋(ツァイポータン)」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・水道橋の「台湾家庭料理・台北」の李伝英さ...
「豚・豆腐・卵の盛り合わせ」台湾の夜市の雰囲気を味わう
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・水道橋の「台湾家庭料理・台北」の李伝英さ...
外はカリッ中はふわっ…汁がにじみ出る「肉丸(ローガン)」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・水道橋の「台湾家庭料理・台北」の李伝英さ...
皮の中でスープ溢れる「餃子」 焼いても茹でても絶品です!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・水道橋の「台湾家庭料理・台北」の李伝英さ...
弁当のおかずにも「芽キャベツとベーコン、牡蠣のロースト」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・代官山のビストロ「Äta(アタ)」の掛川...
「あさりとブルーチーズonフライドポテト」癖になる美味しさ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・代官山のビストロ「Äta(アタ)」の掛川...
「マグロチーズ」マグロのサクに塩をして焼くとうま味が凝縮
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・代官山のビストロ「Äta(アタ)」の掛川...
見た目はピッツァ!「サーモンのホイル焼きマルゲリータ風」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は、東京・代官山のビストロ「Äta(アタ)」の掛川...