おうちでパン飲みしよ!“鬼コスパ”赤ワインと最強ペアリング

市野瀬瞳 フリーアナウンサー
更新日:2023-01-31 17:26
投稿日:2023-01-25 06:00
 フリーアナウンサーの市野瀬瞳です。ワイン好きが高じて猛勉強の末、ワインエキスパートと世界共通のワインの国際資格である「WSET(level3)」を取得。皆さんにもっと手軽にワインを飲んでいただきたい、ただただその一心で、1000円台で買える“神旨”ワインをご紹介します!

「パン飲み」してますか?

 年々おしゃれなサンドイッチやちょっぴり値段が張る高級パンなどの「パン人気」が高まり、新店も続々とオープンしていますが、その機運とともにブームとなっているのが「パン飲み」。ヨーロッパなどのようにパンをつまみにお酒を楽しむスタイルが、日本でも密かに流行中なんです♪

 パンは今や、朝ごはんやお昼ごはんとしてだけでなく、立派な“おつまみ”と化しているんですね! 欧州の人たちみたいに優雅にパンとワインのマリアージュを楽しんでみた~い♡ って思いません!?

 今回は、グルメ界を席巻しつつあるパン飲みを存分に堪能できる、ペアリングにぴったりの1本をご紹介します♪

パン飲みに合うコスパ最強の赤ワイン

 私がガチでリピ買いしているオススメの1本がこちら。『サン・マルツァーノ イル・プーモ プリミティーヴォ』(1380円税込)です!

 ワインの種類も豊富で日によってはセール価格でゲットできる北野エースでも購入できます。私が店にお邪魔した日もたまたまセールで売られていて、なんと1100円で買えちゃいました! ラッキ~♡笑

 えー、パン飲み用のワインといえば、どんな種類のパンにも合わせやすい白や泡を選ぶのが一般的なんですが、あえて(!)赤をご紹介させていただきました。なぜかって? この1本が、アナタ様に飲んでいただきたい最高の赤ワインだからです!!

「1本あけちゃった!」

 イタリア最東のプーリア州で栽培されている「プリミティーボ」という黒ブドウ品種を100%使っています。

 とっても甘やかな果実の香りとともにダークチェリー色に輝くワインがグラスに注がれていく様子だけで、飲む前からすでにおいしそう(笑)。

 スワリング(香りを出す為にグラスをくるくる回す動作)をしなくても、よく熟したプラムやブラックベリー、ブラックチェリー、チョコレート、やさしいバニラの香りがフワ~っと広がっていき、口に含むと……この香りを裏切らない、そのままの甘やかなブドウの凝縮感。タンニン(渋み)はとても穏やかに溶け込んでいて、酸味は少なく、ジャミー(※)なジューシーさが口いっぱいに広がります。

 かと言って重すぎず、もちろん軽すぎず、どんどん飲めちゃうミディアムボディー。

「気がつくと1本あけちゃった!」ってことがしばしばあるくらい、私も大好きな味わいです♪

(※)ジャミ―とは…赤ワインの味わいを表現する際に使われることが多いテイスティング用語。ベリー系ジャムのような豊かな果実味といった意。

“最強タッグ”のパンは?

 そんなコスパ最強ワインにベストマッチのパンを選ぶ際のポイントはなんでしょう?

 ぜひ「香りの同調」を考えてみてほしいのです! ベリー系の果実やチョコレートなどの甘いフレーバーがするワインには、それらを材料に使ったお料理が抜群に合うので、「チョコクリームパン」や「レーズンパン」(ベリー系ならレーズン以外でも)を合わせてみてほしい!!

 そして言わずもがな、赤ワインはお肉系料理と相性が良いので、「ミートパイ」や「ハムやベーコン、サラミのチーズホットサンド」なんかにもピッタリ! ちなみにハンバーガーにも最強に合いますよ♪

カレーパンも合う♡

 さらにカレー好きな私としては、ぜひ「カレーパン」も合わせていただきたい! カレーパンのスパイシーさは赤ワインのハーブの風味と、揚げた油分はワインのやさしいタンニンと、うまく調和します。

 ほかにも全粒粉やライ麦を使ったパン、赤ワインを生地に練り込んだパンも、ペアリングとしてオススメ♪ いずれのパンにも熟した甘い果実味が寄り添い、そのままパクつくより何倍もおいしく感じられますよ。赤ワインのパン飲み、奥が深い(笑)!

パン飲みの虜になっちゃうかも!?

 今後まだまだ続くであろうパン飲みブーム。まだ試したことがない方! まずは、市野瀬流ペアリングをぜひ味わってみてください!

「パン×ワイン」の虜になっちゃうかもしれませんよ♪

市野瀬瞳
記事一覧
フリーアナウンサー
1984年12月25日新潟県生まれ。横浜国立大学在学中、女子大生リポーターとしてテレビデビュー。大学卒業後、NST新潟総合テレビの局アナになり、2012年に中京テレビに移籍。2020年にフリーアナウンサーになる。ラジオのレギュラー出演をはじめ、2021年には日本テレビ「踊る!さんま御殿!」に出演し話題となった。

2021年10月にJ.S.A.認定ワインエキスパートの資格を取得。2022年7月にはワイン国際資格であるWSET(Wine & Spirit Education Trust)Level 3に合格。2021年11月、日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会認定の「唎酒師」、2022年10月、ドイツワインケナー、日本酒と焼酎の知識に特化した「J.S.A.認定SAKE DIPLOMA」、2023年1月に「NAPA VALLEY WINE EXPERT」、2023年2月「J.S.A.ワイン検定認定講師」、2023年4月「日本ワインアドバイザー」を取得。

現在、東海ラジオ「Saturday Flavor」、MBSラジオ「クリス松村のザ・ヒットスタジオ」のレギュラー、テレビCM「みどり法務事務所」に出演中。

XInstagramYouTubeオフィシャルブログ事務所HP

関連キーワード

フード 新着一覧


「イカの醤油バターソテー」焦がしバターと醤油の香ばしさ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の「Bistro Q」の山下九さんに、...
「ジャガイモグラタン」食材の特性を生かした家庭料理
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の「Bistro Q」の山下九さんに、...
「ムール貝の白ワイン蒸し」酒蒸しは飲むお酒に合わせて選ぶ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の「Bistro Q」の山下九さんに、...
脱マンネリ! 丸ごとレモンで“レモン湯豆腐”2022.2.10(木)
 住宅街に突如現れるこちらのなにやらおしゃれなオレンジ色の建物。なんと「青果ミコト屋」という八百屋さんなんです。 ...
甘いものが苦手な彼に♡ラムトリュフとトリュフ餅はいかが?
 恋人の祭典となっている「バレンタインデー」は、日本では女性から男性にチョコレートを贈る文化が根づいていますよね。けれど...
並木まき 2022-02-08 06:00 フード
ご当地スイーツ青森編♡ お手頃価格でネットでも買える3品!
 青森を代表するご当地スイーツといえば、ラグノオの「パティシエのりんごスティック」や「気になるりんご」がチョー有名ですが...
「ニンジンのパスタ仕立て カニを添えて」生ニンニクが◎
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の「Bistro Q」の山下九さんに、...
韓国おやつ「ホットク」作ってみた! 2022.2.5(土)
 最近の韓国グルメといえば、チーズハットクやトゥンカロンが話題ですが、「ホットク」も根強い人気があるのを知っていますか?...
「皮のぬた」魚の皮のイメージが変わった、ゼラチン最高!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・品川の「あじろ定置網」の西潟正人さんに、ゼ...
疲れた胃腸の救世主!「おかゆ」のススメ 2022.2.3(木)
 昨年末に盛大な食あたりをしてから、どうにも胃腸の調子が芳しくありません。先日も胃痛&下痢に悶絶しておりました。  し...
【カマの醤油焼き】漬けダレは醤油と酒を1対1でOK
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・品川の「あじろ定置網」の西潟正人さんに、ち...
これもモヤシ!?「大鰐温泉もやし」でヘルシー常備菜♡
 もやしが好きです、好きで仕方がありません。お腹もココロも満たされるおつまみの代表格、焼きそば(時に焼うどん)はほんとー...
【蒜泥黄瓜(キュウリのニンニク和え)】ビールと相性抜群
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千歳烏山の台湾料理店「天天厨房」の謝天傑さ...
【豆鼓菜圃辣醤】台湾の食べるラー油はお酒が進む逸品
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千歳烏山の台湾料理店「天天厨房」の謝天傑さ...
骨付き肉を食べるなら…サイゼリヤ一択! 2022.1.27(木)
 無性に骨付き肉が食べたくなる時があります。野生(?)の血が騒ぐのでしょうか。本能のままに肉にむしゃぶりつきたい。そんな...
【酸梅泡菜】台湾風漬物は酸味のある日本酒にピッタリ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千歳烏山の台湾料理店「天天厨房」の謝天傑さ...