和と洋をミックス「牛肉とジャガイモのすき焼き風ミルク煮」

コクハク編集部
更新日:2019-08-07 06:00
投稿日:2019-08-07 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は兵庫県・加古川のビストロ「ビストロ・エピ」の宮崎繁樹さんに、男性が大好きな2つの定番メニューをミックスした「牛肉とジャガイモのすき焼き風ミルク煮」のレシピを教えていただきました。

すき焼きと肉じゃががコラボ

「すき焼き」と「肉じゃが」――。

 おいしいもの同士、男性が好きな料理をミックスさせ、それを牛乳でさっと煮込んだ一品です。

「クリームソース、グラタンソースなど、いずれもミルクを使っていますが、それを牛肉とジャガイモの料理に取り入れました。ジャガイモといえば、バターを思い浮かべますが、バターは値段が高い。そこでミルクで代用します。ミルクを入れることで味がまろやかになる。和と洋を融合させました」

 なるほど実際に作ってみると、簡単な割には手の込んだ味わいですね。

「牛肉といっても、一番安い細切れで問題ありませんし、豚肉でもおいしく仕上がります。味自体も面白く、オススメの男のツマミです。店のスタッフにも大好評でした。意外なことに、日本酒とミルクの組み合わせも絶妙に合います」

 低コスト、手間暇いらずながら、メイン料理にもなるひと品ですよ。

材料

・メークイン 80グラム
・牛肉スライス 70グラム
・玉ねぎ 50グラム
・豆苗 適量
・濃い口しょうゆ 45グラム
・酒 70グラム
・砂糖 22グラム
・ミルク 70グラム

作り方

1. メークインは電子レンジで皮ごとチンし、牛肉と玉ねぎのスライスをフライパンで炒める。
2. フライパンにメークインを入れ、後はタレを流し込み、1分ほど煮込み、酒のアルコール分を飛ばすだけ。

本日のダンツマ達人…宮崎繁樹さん

▽みやざき・しげき
 調理師専門学校を卒業後、神戸市中央区の三宮ターミナルホテルで仏料理を学ぶ。阪神・淡路大震災後、上京。青山、中目黒の個人レストランで修業を積み、仏に渡り、本場の料理を食べ歩く。帰国後、ホテルの元総料理長だった元上司がオーナーの神戸・北区の仏料理店で長年働き、6年前に独立。

▼ビストロ・エピ
 ランチは1780円、ディナーは3400円から(ともに税別)。鴨ロースの和風マリネ(390円/100グラム当たり)、国産牛ローストビーフ(750円/同)など、10種の総菜はすべて店内手作り。保存料を一切使用していない1日10本限定のパンも人気。
兵庫県加古川市野口町水足187―1(水曜、第3木曜定休日)
℡079・423・505

(日刊ゲンダイ2019年4月16日付記事を再編集)

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