素揚げしたナスをたっぷり薬味と一緒に「ナスのタタキ」

コクハク編集部
更新日:2019-08-30 06:07
投稿日:2019-08-30 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の土佐料理店「トサ ダイニング おきゃく」の山下裕司さんに、旬のナスを使った「ナスのタタキ」のレシピを教えていただきました。

素揚げのナスに薬味をたっぷりと

 タタキといっても、カツオのようにあぶっているわけではありません。高知県の家庭の味です。ポイントはやはり、カツオのタタキのように玉ネギと生ニンニクをたっぷりとのせるところにあります。

「ナスは素揚げにしています。そのうえにタタキの薬味をのせるのですが、青ネギ、もみじおろし、おろしショウガもオススメです。ポン酢をかけて食べるだけのシンプルな料理ですが、おかずにもつまみにもできます。昔はナスを蒸して作るのが一般的だったのですが、近年は素揚げ派が増えました。好みによりますが、ナスは油に合うので、揚げたほうが甘味も出ておいしいんです」

 タレの味も家庭によって異なるが、今回は市販のポン酢でさっぱりと。シャキシャキの生野菜と油を吸ってしっとりしたナスの組み合わせは面白くてビールが止まらなくなること請け合いです。

材料

・ナス 2本
・玉ネギ 2分の1玉
・生ニンニク 4分の1個
・ポン酢(市販) 大さじ3杯

作り方

1. ナスをひと口大に切り、玉ネギと生ニンニクをスライスする。
2. 170度の油でナスを素揚げする。
3. 油を切ったナスを器に盛った後、玉ネギや生ニンニクをのせて、ポン酢をかけて完成。

本日のダンツマ達人…山下裕司さん

▽やました・ひろし 
 高知県室戸市出身。1987年、老舗旅館「城西館」に入社。食事処「思季亭」の料理長として長年活躍し、2017年から同店の料理長。

▽とさ だいにんぐ おきゃく
 わら焼きカツオのタタキなど伝統の土佐料理と、高知県の食材を生かした創作料理の名店。「おきゃく」とは高知弁で酒宴のことをいう。店の1階は高知県のアンテナショップ「まるごと高知」。
中央区銀座1―3―13 オーブプレミア2階
℡03・3538・4351

(日刊ゲンダイ2019年8月2日付記事を再編集)

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