季節の変わり目は要注意 「ゆらぎ肌」はお肌のSOSサイン!

藤田裕美 美容師・ヘアメイク
更新日:2020-08-09 03:28
投稿日:2019-10-16 06:00
 やっと暑さから解放されて秋めいてきましたね。とは言っても、つい最近まで残暑でしたので急な温度差に戸惑うばかりです。
 それとともにやってくるのが私たちの大敵、肌の不調。この時期は夏に受けたダメージがいろいろな形になって肌に出てきます。これが最近よく聞くようになった「ゆらぎ肌」です。スキンケアのポイントや過ごし方をご紹介します。

いくつ当てはまる? ゆらぎ肌のチェックポイント

□いつも使っている化粧品がしっくりこなくなった、しみたり刺激を感じる
□乾燥が特に気になる
□肌荒れがなかなか治らない
□急にベタつくことが増えた
□化粧ノリが悪くなった
□肌がゴワつく、硬くなった
□毛穴が目立つようになった

 いかがですか? 当てはまった数が多いほど、ゆらぎ肌は深刻です。

 夏の間に受けてため込んだダメージとストレスが、この時期、急に出てくると言われています。パッと思い浮かぶのが紫外線によるダメージではないでしょうか。しかし、そればかりではないのも事実です。

 冷房の効いている部屋に一日中いると、肌は乾燥して硬くなります。冷たいものを多く摂取していたことで冷え肌にも影響が出てきます。暑さで睡眠にも悪影響が。

 近年は夏が長く秋が短いイメージがあり、このまま放っておくとすぐ冬になってしまいそう。一度、肌を整えてから冬を迎える準備もしちゃいましょう。

【あわせて読みたい】冬の乾燥に負けない「ツヤ肌メイク術」5選…秘訣はベース

この時期のスキンケアのポイント

 暑かった時期にため込んでしまったストレスで、知らず知らずに自律神経が乱れ、肌への負担が大きくなりバリア機能も低下しています。

 いくら乾燥しているからといって、クリームを塗りたくればいいというものではありません。摩擦は特に注意したいので、肌の調子が悪い時ほど優しく優しく扱いましょう。

 洗顔の時も同様です。手のひらで優しく包むようにじんわり保湿しましょう。ガサガサと硬くなった肌をほぐすように、丁寧に。

コスメは優しい物をたっぷりシンプル使いで

 コスメはいつも使っているものや、気に入ってずっと使っているものがあれば、そのラインに戻ってみるのもいいかもしれません。あれこれつけずにシンプル使いにしましょう。

 肌荒れや乾燥を防ぐ消炎剤配合のものや低刺激性のものなども有効です。

とにかくリラックスして健康な肌を育てよう

 いつもよりのんびり過ごしたり、お気に入りの空間にいることで、乱れがちだった自律神経も整いやすくなります。ハーブティーを飲んだり音楽を聞いたり、湯船にゆっくり浸かったり……。

 寝る前のお風呂はぬるめのお湯にゆったり、長めに浸かるのがおススメです。38〜40度くらいのお湯は副交感神経を優位にしてくれます、その後の睡眠の質を上げてくれて疲労回復にも効果的です。

 ゆらぎ肌にはシンプルなアイテムでたっぷりと優しいスキンケアを。秋の夜長を有効活用し、ゆったり過ごしてリラックスすることで、夏にためたストレスをフリーにして自律神経を整えましょう。

【あわせて読みたい】化粧品が合わないかも? やめ時を見極める時の症状チェック

藤田裕美
記事一覧
美容師・ヘアメイク
都内のサロンに勤務後フリーのヘアースタイリストに転向。メディア等のヘアーメイク、講師などの活動。2014年恵比寿にプライベートトータルビューティーサロンを設立。美容師免許保持。
http://starlier.jp/

ビューティー 新着一覧


傷んだ手肌を緊急レスキュー! 自宅できるスペシャルケア3つ
 季節の変わり目の寒さや手洗いによる乾燥などで、手肌が傷んでいませんか? ゆっくりとお家で過ごす時間には、忙しいときには...
一滴のベビーオイルが洗顔を変える!つっぱらない肌を実感♪
 以前、ベビーオイルでのクレンジング方法(ベビーオイルでクレンジング!正しいやり方でもちもち肌に)をコクハク編集部でお届...
鏡に映った「お疲れ顔」から卒業! 若見えおうちメイクテク
 鏡を見ながら、自分に対し「今日の私、疲れてる……?」と感じた経験はありませんか。お疲れ顔に見えるということは、老けて見...
体重維持に効率的な方法とは?我慢しない6つの体型キープ術
 一生懸命ダイエットして理想の体型になっても、体重を維持するというのは簡単なことではありませんよね? そこで今回は、我慢...
こんなに違う!爪のカットスタイルが与える印象の違いを解説
 人の外見がまちまちであるように、指や爪の形もいろいろです。大きさ、厚さ、長さ、色味も人によって異なります。爪のカットス...
つい甘いものに手が…「コロナ太り」対策におやつを見直そう
 外出やジムに出かけられず、普段と行動が変わってきているので、食べ方に気をつけないとうっかり太ってしまいそうなこの時期。...
マスクでニキビが…!悪化させない肌荒れ対策&改善方法
 新型コロナウイルスが蔓延してから、一番の必須アイテムとなった「マスク」。しかし、毎日の長時間のマスク着用によって、「マ...
お家にいる時間で綺麗に!おこもり美容初心者に3つのススメ
 自宅で過ごす時間が増えた今「おうちだし、メイクしなくてラッキー! すっぴん万歳!」と考えるか「おこもり美容ができる!」...
正しいお手入れで理想の眉毛に♪ 絶対失敗しない5つのコツ!
 眉毛は顔の印象を大きく変える大事な部分。しかし、「左右のバランスがバラバラ」「剃りすぎてしまった」など、眉毛自体の悩み...
お家で運動=ワークアウトをする時に気をつけたい3つのこと
 お家の中でワークアウトをする人が増えている今、気をつけたい3つのことを紹介します。最近は、オンラインでの教室やYouT...
健康美肌へ…栄養士直伝“トレーニングと豆乳”のステキな関係
 おこもり生活が続いて体が重く感じたり、肌もなんとなく不調気味だったりする方もいるのではないでしょうか。そんな今こそ、家...
肌断食で美肌に♡ 効果とやり方&成功させる5つのポイント!
 モデルや芸能人の間でも広まっている「肌断食」をご存知ですか? 肌断食は、“スキンケアをやめて肌の調子を整える”という美...
30代からの基本のシミ対策!原因を知って正しいケアを♡
 30代を過ぎると、肌のトラブルに悩む女性も増加傾向。中でも、「肌のくすみ」や「シミ」で悩んでいる女性も多いのではないで...
アイブロウメイクの完成度を高める 100均&プチプラアイテム
 いろいろなアイブロウアイテムを使ってみて、辿り着いたのは100円均一とプチプラのアイテムでした。顔の印象を大きく変える...
ボディソープより赤箱!日焼け止めが落ちない悩みが解決した
「日焼け止めを塗らずして紫外線を浴びるなかれ」  筆者が10代の頃から自分に課してきた、唯一の美容法です。10代の...
ミニスカートは何歳まで?大人女性が可愛く着こなすコツ♡
 本来、ファッションというのは自由なものです。それなのに、「ミニスカートは何歳まで履いていいの?」という疑問や、脚を出す...