「牛モツのトマト煮込みの助六焼き」油揚げを使うアイデア

コクハク編集部
更新日:2020-02-13 06:00
投稿日:2020-02-13 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・外苑前のイタリアン「La coccola」の園田洋平さんに、油揚げを使った「牛モツのトマト煮込みの助六焼き」のレシピを教えていただきました。

軽く煮詰めるのがポイント

 パイ包みはよく見かけますが、油揚げでやるとは新鮮。とはいえ油揚げのほうがおツマミ感が増しますね。ビールがぐいぐい進みそうです。

「パイで包むより手間がかからず簡単です。価格もお手頃ですしね。本来は牛の胃袋であるハチノスを使用するのですが、下処理が難しい。それに3時間ぐらい茹でることになるので時間もかかります。家庭では牛モツで代用してください。チーズ、トマトの味をしっかり残すために軽く煮詰めるのがポイントです」

 味だけではなく食感もしっかり残っていて食べ応え十分。今後は店でも提供予定のようですが、一足早くトライしたくなるおツマミです。

【材料】

・牛モツ 20グラム
・牛のひき肉 少々
・タマネギ 8分の1
・トマトソース 少々
・モッツァレラチーズ  少々
・油揚げ 1枚半
・青ネギ 適量
・大根おろし、カイワレダイコン お好みで

【レシピ】

1. 牛モツと牛のひき肉、トマトソース、細かく切って炒めたタマネギ、モッツァレラチーズをまぜて、フライパンで煮詰める。
2. 半分に切った油揚げを湯通しして油を抜き、水を切ってから軽く焼き、1を中に入れる。
3. 2を焼いた青ネギで縛る。お好みで大根おろし、カイワレダイコンを添えて完成。

本日のダンツマ達人…園田洋平さん

▽そのだ・ようへい
 1980年、千葉県生まれ。高校生の時に叔父叔母が長野で運営しているペンションを手伝って料理に目覚める。高校卒業後、赤坂の「グラナータ」で5年、代官山の「ASO」で2年間修業。その後、和食店やBARなどを経て現在に至る。食材を売るのではなく、技術やアイデアを駆使した料理を提供することをモットーにしている。

▽ラ コッコラ
 2010年にオープンしたイタリア料理店。新鮮な肉、魚、野菜を独自ルートで仕入れ、安価で提供。高級食材はアクセント程度で、家庭の食卓に並ぶようなありふれた食材をレストラン料理にアレンジ。人気メニューは「生うにのスパゲティー」(時価)。シェフのおまかせコース(5品、飲料別)は3000円からだ。

渋谷区神宮前3―42―3 林ビル2F
17~24時
℡03・6804・5772
日曜・祝日休み

(日刊ゲンダイ2019年11月14日付記事を再編集)

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